2005年 F1 伝統のイギリスGP

伝統のサーキット、シルバーストーン。

モントーヤは今までの不運続きからようやく開放されたようです。元々レースペースはここ最近かなり良くなってましたので、結果が出せてよかったです。アロンソは先ほども書いたとおりライコネンの前でチェッカーを受けていれば最低限OKなので、今回も結果としては良かったでしょう。フィジケラは本当にツイてないのか、運が無いのか・・。勝てるマシンを持ってしても不運には勝てないのでしょうか。今回も表彰台目前でトラブル(かどうかは不明)によるエンストで4位沈んでしまいました。これにより今回もエンジン交換で予選後方に沈んでいたライコネンが再度表彰台まで上り詰めてきました。

フェラーリは今回もスピードを見せることが出来ずポイントは取れましたがトップ争いをするには相当な努力が必要な状況になってきてますね。ミハエルももう今年のタイトルは諦めたような報道もありましたし。ドライバー2人の今後の動向も気になります。

BARはバトンがクレバーな走りで5位フィニッシュでしたがフロントローからのスタートであった事を考えるとやはり後退している感は否めません。ルノー、マクラーレンの2強時代と言ってもいいくらい、2チームが飛びぬけていますので現状だと5位が最高と考えなければいけないのでしょうか・・。昨年もイギリスGPは空力のバランス悪化であまり良い結果が出ませんでしたので、今年もか?という感じに見えますが問題はもっと根本的な部分(エアロダイナミクス)にあると思います。

琢磨は・・・・。日本人にとっては聞きたくない、見たくない出来事が起こってしまいました。グリッド直前でストップしているシーン。またトラブル発生かと思っていましたが実際はスタート準備中のキルスイッチを誤作動させた為のエンジンストップだったようです。CSで見てたので琢磨本人のインタビュー映像は見ていないのですがフジでの放送の最後にインタビュー映像があったようですね。相当自分に苛立ち、悔しかったようですね。気持ちは大変よく分かり仕方ないと思うのですが、心配なのは自身の評価がこの先どうなっていくのか?という部分です。どれだけ素晴らしい活躍をしていても結果が出せなくなると直ぐに忘れられてしまう世界です。チームメカニックの事を考えて真実を公表したのだと思いますが、これは微妙な判断かと思いますね。まあ日本人贔屓で見てますので(笑)お許し願いたいのですが、チーム内での整備ミスというのは何処でどういう風に起ころうとも、結果マシントラブルで片付けられます。メカニック個人が報道で責められることはありえません(聞いたことありません)。しかしドライバーのミスはミスとしてしか報道されませんし、結構その記憶って残るものですよね。マンセルのカナダGPでのキルスイッチ事件も未だに引き合いに出されていますし(特に今回)・・。なので本人の名誉の為にもトラブルとして片付けて欲しかったですね。来期の契約などに影響しそうなミスでしたから。まあ逆の考えをすれば、こういうことを発表するということは来期はBARで内定しているからなのかも・・。まあこんなこと書くと「甘い!」って言われそうですが(笑)。

しかし自らのミスとして報道されてしまった以上、琢磨はシーズン後半に光る走りをどうしても見せなければいけなくなってきたと思います。来シーズン以降の契約もそうですしホンダにまで愛想をつかされてしまうのだけは避けなければいけません。BATとHONDAの関係が今後どうなるのか、によっても変わるかもしれませんが・・。いずれにしてもホンダお抱えドライバーといわれようと、現チームに残る事が最優先でしょう。バトンは恐らく契約問題からウィリアムズに移籍するでしょうから琢磨継続で1つのシートを争うのかそれとも2つのシートを候補者で争うのかでは状況が全く違います。何とか早いうちに来期のシートを決めてしまい、今シーズンにのみ集中できる状況になってもらいたいです。契約が難航すると今シーズン残りのレースにまで影響が出ると思いますので。

まあ結論としましては、ミスといってもフランスのような攻めた結果のコースアウトや昨年のニュルのようにバリチェロとの2位争いの中クラッシュしてしまうというのは個人的にOKと思います(世界的に見ても賛否両論ですので)。しかし今回のような完全な人為的ミスは賛否両論にもなりませんよね。そういうミスはやはりしてはいけない事だと思います(本人が一番感じていると思いますが)。次戦ホッケンハイムでは結果が出なくても構わないので、昨年のように「魅せる走り」をして欲しいです!

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