FZR250R 3LN1 キャブレター オーバーホール Vol.5

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ということで、キャブボディ移植開始です。

メニューとしては、

・今まで使ってたキャブの2~4番ボディだけになるよう全てパーツを取り外す。
・新たに買ったスペアキャブ(内部は酷い汚れ)の2~4番ボディを徹底洗浄する。
・洗浄したキャブボディにばらした以前のパーツを組み込む。
・その他移植した方が良さそうなパーツは目視しながら考えてみる

といった感じです。





もう何度キャブをばらしたか分からないレベルで、スキルだけどんどん上がっていきます(笑)
まずは腐ったスペアキャブを全バラにし、ボディ本体内部に付いていた腐ったガソリンの後を洗浄するため、まずは灯油に付けて暫く漬け置きします。しかし本当に大丈夫なのか、このボディは・・。

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漬けてる間、これまでの使用キャブをバラバラにする用意。
ダイヤフラム側の黒い蓋やプラスチックのニードルジェットホルダー等も用意し、良さそうな方に交換する準備も。

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ここからは夢中で写真はありません(笑)
腐ったキャブも灯油漬けで大分汚れが柔らかくなったので、エンジンコンディショナーを使いながらブラシでゴシゴシやって目に見える範囲の汚れはほぼ除去完了。
後は穴という穴を徹底的に洗浄します。目に見える範囲であれだけ酷かったので、細い通路はほぼ全滅だろうと思ってたので、これでもか!というくらいに念入りにしました。穴が通過するのはもちろん、コンディショナーを吹いて汚れの色が出なくなるまで何度も繰り返しに。

それから既存キャブを全バラにし、綺麗にしたスペアキャブボディ内に慎重に組み込んでいきます。
その際にやったことですが、

・ニードルクリップの位置を1段階上(薄い方向)に変更
・フロート側の蓋を全部スペアの方に変更
・ダイヤフラム側の黒い蓋も全部スペアの方に変更
・ニードルジェットホルダー(白いプラスチック)の摩耗が少なさそうなものに交換
・スタータープランジャーの1個の爪がどうも甘い感じなので予備と交換

ということで、ようやくキャブの組み上げ完了。
ちなみにパイロットスクリューは規定値が2回転戻しなのでそこもしっかり確認。

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バイクに組み込み、セルを回す前にオーバーフローしないか確認。
問題無しなのでポンプでしっかりキャブに燃料を送り込み始動。

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おおおおおおおおおおおおお!
バッチリ直った~~~~~~~~~~~

今まで起こってた症状は一切出ず、4気筒しっかり火が入り、アイドリングも安定。
レーシングも全く問題なくスムーズに回転が上がります!

これは直ったかも・・・

でも以前試走した際、走り出してからおかしいなってのがあったので、ここで気を緩める事なく近所を走ることに。

結果は・・


問題無し。エンジンが止まる事もなく、下からのアクセルのツキも問題無し。信号待ちでエンジン停止もなく、アクセルに追従してスムーズに回転があがります。上もストレスなく18500rpmのレッドまで回ります。

ようやく終わった。
やっと終わった(笑)。

およそ1か月。苦しみまくりましたが何とか直しました。

しかし結局何が原因だったのか。
考えられる部分として、キャブの不具合だったことは間違いないのですが、1番ボディを真鍮パイプ折れで交換しても症状は変わらなかった以上、2~4番ボディのどこかに不具合があったとしか考えられません。
結局注文して手元にあったインシュレーター(4個で16000円也・・)はこの時点で交換していませんし、電装系は結局どれも問題は無かった。燃料ポンプも結局純正に戻していますし、キャブ以外に要因が見当たらないからです。目に見えないクラックが入ってて二次エアを吸っていたか、スロットルのバタフライ(丸い真鍮の円盤)を回転させる軸部分から隙間が出来て二次エアを吸っていたか、ボディ側の要因は色々考えつきますが、個人OHではどうしようもない部分ばかりです。

もう一つ怪しいと思ったのはスタータープランジャー。
ここも1つだけしっかり刺さるものに交換しているのですが、そこがしっかり奥まで刺さっておらず二次エアを吸っていた可能性も否定できません。

何にしても今回の教訓として、キャブをいくらOHしてもダメなときはボディごと交換すると直る場合があるということです。

色々勉強になったし整備スキルもかなり上がりました(笑)
暫くは調子よく走れるでしょうし、今後何か問題があった際もこれまでみたいに手探りではなく、ある程度原因が掴めることかなと思うので(スペアパーツも沢山そろいましたしw)、これからは乗る方で楽しもうと。まあ弄るのも大好きなんですけどね(笑)。不具合があったと思われるキャブボディは次のゴミの日に即捨てた事は言うまでもありません(笑)。

ようやく乗れる喜びで一杯な初春の日でした!