いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます

監督:土井裕泰、原作:市川拓司、脚本:岡田惠和
出演:竹内結子(澪)、中村獅童(巧)、武井証(佑司)

感想は続きから・・

日本映画を見ることは殆どない私(リングくらい?)ですが、ベストセラーになった原作、映画もヒットしたとの話は昨年聞いていて、気にはなっていたのですが頭の中には「泣ける映画」というイメージしかなく、普通に強引にお涙頂戴!のストーリーな映画ではないんだろうかという思いだったのですが、最近DVDが発売され見る機会があったので昨晩夜中に一人で部屋にこもって見てみました。

結果は・・・・。素晴らしい内容でした。確かに泣きます(笑)。でもそれはムリに泣かせるという感じではなく、自然とそうなってしまう映画・・。ストーリーも私が想像していたより相当練られた内容で要所要所で「そういうことだったんだ」という部分が何度もあり、見終わった後は何とも心地よい気持ちでした。監督さんの舞台挨拶で涙の後は笑顔で・・という話がありましたがなるほどと思わせました。まあ私は元々涙腺が弱い方なので、中盤以降は緩みっぱなしでしたが;;

■個人的にかなりグッと来た場面

1位:タイトル「いま、会いにゆきます」の真の意味が分かる瞬間

2位:ひまわり畑での巧と澪との再会の真の理由が分かる時(澪側回想シーン)
   ※1位と2位は若干かぶっていますが・・。
3位:最後の最後、佑司18歳のバースデーケーキに書かれた文字を見て
   ※これは私だけかも(笑)。でも母親の想いが12年の時を超えて今ここにあると
     考えただけでグッときました;;

他にもっと一杯ありますが割愛・・。

やはり後半部分に集中しています。始めは病気?で亡くなった澪が1年後の雨の季節に蘇るという話なのですが、巧・佑司の親子は澪が蘇ることを信じているのです。何故なら澪が生前に「小さい」佑司宛に絵本を残しているのです。そこにそのこと(自分が蘇ることを暗示的に)が書かれているのです。そして実際に二人の前に澪があらわれます。何故自分が亡くなる前に1年後に蘇ることを暗示的に予言?しているのか、それらが終盤に向けて謎である部分や分からなかった部分が全て判明していきます。

でもこの映画はヒットしただけのことはある内容ですね。日本映画を甘く見ていた私ですが本当に良い映画でした。人と人のすれ違いって案外こんな風に実際すぐそこで起こっているのかもしれませんね。でもこの家族の幸せを運んできたのはやっぱり澪の決断そのものだったのでしょう。愛する人・愛する子供の為の決断・・。しかし泣かせますね(笑)。

是非ご覧あれ。

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