2006年 F1ネタ vol.1

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サンマリノGPまで時間がありますので、ここでF1の情報・考察などを・・。
以下に性懲りも無くひたすら長文を書いておりますので、面倒臭い人は見なくてもかまいません;;。特に気になるのが、2)の井出の動向です。私がレース好きなのは、レースそのものの魅力も勿論ですが、こういった表舞台では見えることのない裏側の駆け引きや、心理戦のような争い?のようなものにも凄く興味があります。悪い言い方をすれば噂好きなのかもしれませんが(笑)、過去のセナ・プロストの駆け引きを始め様々な舞台裏での出来事など、知れば知るほどレースそのものの楽しみ方が奥深くなると知っていますので、こればかりは止められないですね(笑)。


1)バレンティーノロッシ、遅くても6月までに来年を決定
http://www.setanta.com/
2)井出有治、レースシート交代の危機
http://www.itv-f1.com/
3)佐藤「バリチェロにオーバーテイクして欲しかった」
http://www.speedtv.com/

では長文ご覧下さい(笑)。



1)バレンティーノロッシ、遅くても6月までに来年を決定

これはどうなるんでしょうね、かなり楽しみです。ロッシはフェラーリでもう何度もテスト走行を行っておりますし、今年の開幕前に行われた合同テストでは現役F1ドライバーよりも良いタイムを出しています。ある意味最強の2輪GP王者が4輪転向でどれだけの実力を出せるのか、モータースポーツファンにはかなり興味のあるところではないでしょうか。

この件に関してはアロンソと相当やりあっているようで、F1合同テストで良いタイムを出していたロッシに対してアロンソは「自分がmotoGPバイクに乗ったらロッシと同じようなタイムはすぐ出せると思う」と言ったとか・・。まあこれは流石に無理だと思うんですけどね。ホンネかどうかは分かりませんが、ちょっとmotoGPをナメた発言だと思われます(笑)。個人的にはジョンサーティスや高橋国光がそうであったように2輪→4輪転向は過去の例が示すように対応可能ではないかと思う(勿論強烈な横G対策は必要だが)のですが、4輪→2輪は横Gこそありませんが相当なバランス感覚(ある意味天性的な)が必要になるのではないか?と思います。260psあると言われているmotoGPマシンは乾燥重量で145kgくらいしかありません。恐ろしいパワーウェイトレシオです・・。しかもF1と違ってダウンフォースは全く発生しませんし、ブレーキング時などはフロントタイヤの接地面積が名刺くらいの大きさしかないとの事で、それで300km/hオーバーからのフルブレーキング等でのマシンの挙動等かなり恐ろしいと思うんですけどね・・。またダウンフォースが無いということは、それだけ加速が鋭くなりますので鈴鹿のバックストレートなどでもF1より最高速が伸びているのは、そういう影響があるということですね。しかし鈴鹿で言えばラップタイムは30秒以上も遅い。何故ならお分かりの通りダウンフォースが無い為コーナリング速度が全く違うからです。130R通過速度などでもF1と比べて100km/h位の速度差があるようですので。しかし逆に考えるとストレートはF1よりも速いのにコーナーでは遅いということは「加減速の差」がF1よりも相当あるという事ですよね。それらを恐ろしいほどの繊細なコントロールを行いながら尚且つ他車とバトルするわけですから、私はmotoGPライダーの凄さには本当に感服する次第です。ちなみにロッシの方はそのアロンソの発言を受けて、「バイク競争なら彼よりも12秒は速く走れると思うよ」と返したとか(笑)。そうそう、もっと言ったれ!(笑)

話が思いきり個人的主観にそれてしまいましたが(笑)、ロッシの方は4輪転向は間違いないのかな?とも思います。が、それがF1なのかラリーなのか、どのカテゴリーに行くかが分かりませんね。本人はラリーが好きと公言していますし。しかしF1に行く為のこのチャンスを逃したら、今後は無理だと思いますし、F1でやれるかどうかのリスクはありますがフェラーリに乗る事が出来れば、常に陽気なパフォーマンス等で今でも絶大な人気のあるイタリア国内の更なる熱狂振りは、想像出来ないくらいではないかと思います。勿論フェラーリ側にとってもリスクの大きい獲得になると思いますが、成績以上の何かをきっともたらしてくれると思っております。来期予想されているライコネンとのコンビとかになったら、恐らく私は琢磨の次に応援する対象になると思います(笑)。あの陽気なイタリアンの動向から目が離せられません。

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2)井出有治、レースシート交代の危機

ダニエレ・オーデットは井出の進退を次戦サンマリノGPで決断するとの記事が出ていました。これは大変ショッキングな出来事であると同時に、ちょっと酷な話では?と思うのですが・・。こちらのブログでも何度か書きましたが、シート決定してから開幕までの井出の境遇を見ても琢磨と差が出るのは当たり前ですよね。まず経験が全く違います。琢磨は何シーズンもF1を戦ってきているのでコースも熟知していますし、どうやってマシンを速く走らせるかも理解していると思います。その点、井出に関しては全て(マレーシアはSuperGTで経験有りだが)のコースが初体験という点があります。そして、一番肝心なマシンの差ですね。琢磨のほうが完全No.1待遇なのは明らかですし、井出のマシンは開幕前からセッティングが決まらない不安定なマシンで戦ってきています。マシンが2002年に実走したフェルスタッペンのマシンを「大改造」して出走しているということを考えたら当然のことではないかと。オーストラリアGPでの数度のスピン等で印象がさらに悪くなっているという事ですが、こういう煮詰まらないマシンで限界を攻めれば致し方がないことかと思うんですけどね・・。勿論井出自身にもそういった空気とかで焦りのようなものはあるでしょうし。
ただ明らかに井出が望むマシンセッティング、性能を持ったマシン(ココでいう性能とは琢磨のマシンと同性能であることの意)で戦えていないのは事実でしょうから、現状で比較されすぐに決断を下そうというのはどう考えてもアンフェアではないと思うんです。勿論チーム側(ダニエレ・オーデット)の意見も分からなくもないです。上を望む為に速いドライバーを欲しいという気持ちも・・。ただ亜久里代表が井出を決めた経緯に「日本人トップクラスのドライバーがF1でどこまで通用するか見てみたい」という意向が、今の現状で計られることにとても違和感を感じます。何故ならまだ本当に戦っていないからです。井出も折角F1まで行って、自分の実力を少しも出せずに終わってしまってはホント可哀想です。

チームもサンマリノGPまでの間にテスト期間を設けるようですので、そこでセッティングや方向性を決めてサンマリノに臨む予定との事です。これでサンマリノで結果が出なければ・・という事のようですので、井出も辛い状況ですが何とかこの事態を打破してもらいたいものです。噂では後任に本山の名前が出ているようです。

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3)佐藤「バリチェロにオーバーテイクして欲しかった」

これはちょっと面白いですね。琢磨はオーストラリアGPでスタート直後の波乱に乗じて中団まで一気に順位を上げました。その時後ろにいたのがバリチェロとクルサードだったと思うのですが、20周以上も後方に従えてしまったことは皆さんもご存知の事かと思います。ワークスチームを抑えての琢磨の頑張りにかなり応援しましたし、メディアからの評価もかなり高くなったのですが、本人はおさえてやる!という気持ちだった訳ではなく、全く逆の事を考えていたようです。
これは言わずもがな、ホンダのことを考えてのことだったようですね。エンジン供給ならびに技術支援、琢磨のスポンサーなど密接な関わりがあるホンダと琢磨にとって、ホンダワークスチームをおさえる琢磨という図式が本人曰く「政治的に」よろしくないと考えたようなんです(笑)。だから早い段階でバリチェロに抜き去って欲しかったようなんです。しかしストレートで伸びのあるSAF1チームのマシンを最後まで抜きあぐねて最初のピットインまで琢磨の後ろにい続けたので心中穏やかではなかったのかもしれません。勿論チームからの指示(バリチェロを行かせろ!等)も特になかったそうなのでそのまま走り続けたそうですが・・。

今後Bチームの登場が多くなると予想される中、こういったことがシーズン中に何度も起こる可能性は多いと思いますよね。特に現代F1の抜きにくい特性上(コースレイアウト含め)、前のマシンが数秒遅くても抜けないという状況がありえますので、SAF1はじめトロロッソ、エンジン供給してもらっているレッドブル(フェラーリエンジン)、ミッドランド(トヨタ)など、ヘンなところまで心配する事になって気の毒な気もします・・。