2006年 F1 日本GP直前の話題

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いよいよ鈴鹿日本GPが近づいてきましたね。昨年はフリー走行、雨の予選、決勝とリアルタイムでライブタイミングモニターの画像と一緒にアップしてましたが(笑)今年は普通に決勝後に感想を書こうと思います。しかしそれだけだと味気ないので、日本GP直前の色々なニュース・話題等を書こうと思います。明日はピットウォーク、金曜日からはフリー走行といよいよ本番モードになってきましたが、観戦される方は想像を絶する人手だと思いますので(過去酷い目に逢いましたので(笑))、体力温存しながら乗り切って下さいね(笑)。


・アンソニーデヴィッドソン SAF1入り?
前から噂のあったデヴィッドソンのSAF1入り。これがいよいよ現実になりそうな雰囲気になってきました。噂では日本GP決勝前までには発表されるとか。まさにイギリスF3時代の琢磨のチームメイトが復活!という感じですね。ホンダとしても長い間テストドライバーとして頑張って貢献してきたアンソニーをレースドライバーにしたいという想いは当然あるでしょうし、来年はバトン・バリチェロのコンビは不動でしょうから、SAF1に対してホンダからの強い意向があるのは間違いないでしょう。
元々亜久里代表は日本人ドライバーペアにこだわっていないといわれていますし(今年は恐らくスポンサーの関係上だと思われる)、本当はモンタニーを乗せたかったんではないかと推測しますが、今年後半はレースドライバーとして乗せる事も出来ず、残念ながら?トヨタ移籍となってしまったため、もったいない気がしますけどね・・。そうなると左近の動向ですが、恐らくデヴィッドソンがレースドライバーになれば、テストドライバー(リザーブドライバー)として残留するのではないかと予想していますが、果たして・・。


・琢磨失格、青旗は見ていない?
前回の中国GPでリザルト抹消処分になった琢磨ですが、今回は珍しく公式サイトで見解を述べていますね。よっぽど本人は納得いかない裁定だったのではないでしょうか。ハイドフェルドは琢磨にオーバーテイクされた挙句邪魔されたと憤慨していたそうですが(チェッカー後、SAF1ピットで文句をぶつけたところ、相手は左近だったとか(笑)。左近に「琢磨に言った方がいいよ」といわれたらしいですね(笑))、最終ラップでオーバーランしたハイドフェルドを抜いたみたいですね。それすら抜くな!というのでしょうか・・。また青旗無視という事ですが、琢磨曰く青旗は全く振られていなかったとか・・。
勿論リザルト削除になったところでポイントを失うわけではないですし、琢磨自身もSAF1チームにとっても失うものはありませんが、最近こういった「妨害」とか「邪魔」とかこういうのがホント多いですね。あまりにも細かく裁定が出されるのは興ざめかと。下位チームもレースしているんですから。ましてや今回のコンディションはライン以外は完全にウェットなんですから、ドライタイヤを履いている以上、簡単にラインを譲れるような状況でもないわけですし。


・ホンダ 鈴鹿スペシャル
今年もホンダは鈴鹿スペシャルエンジンを投入するようですね。毎年恒例のことですが、過去には何度もトラブルやブロー等していますので信頼性が心配ではありますが、来年以降のエンジン開発凍結を受けて、鈴鹿でのスペックが来年のエンジンスペックになりますので、それを見越した集大成的なV8エンジンを作ってきていると思います。なので簡単に壊れるようでは来年にも関わってきますから、パワーもあり尚且つ信頼性も高いエンジンを投入してくるものと思われます。
優勝争いはアロンソ・ミハエルに絞られている感はありますが、是非表彰台の一角にホンダが食い込んでくれたらと思います。恐らく一旦最後となる鈴鹿ですから有終の美を飾って欲しいと思います。


・亜久里 鈴鹿を走る
コレは結構ビックリです(笑)。チーム代表がイベントでF1カーを走らせるなんて聞いたことがないですねー。鈴鹿サーキット公式ページで発表されたイベントですが、20周年記念として決勝直前に行われるようです。「~鈴鹿伝説~ 鈴鹿F1 20周年記念 デモンストレーションラン」と題されたイベント、MP4/6で91年日本GP時にセナから優勝を贈ってもらったベルガーが、90年ラルースランボルギーニで3位表彰台を得た亜久里が、88年レイトンハウス旋風を巻き起こしたカペリがマーチジャッドで。コレだけでも見たいと思わせるイベントです。特に感涙なのがカペリです。レイトンハウスマーチでマクラーレンホンダを追い回した勇姿、特に88年鈴鹿でマクラーレンを抜いたシーンに感動でした(結局トラブルでリタイアでしたが)。


・SAF1 Q2進出なるか
これが予選で一番興味のある部分ですねー。当日息子の運動会があるので予選までに帰宅できるか微妙ではありますが;;。SAF1チームも本当に鈴鹿にあわせて照準を絞ってきたと言ってもいいくらい、チーム全体が活気と気合いに満ちているようです。若いチームですが目標を一つに本当に団結していると思える感じですね。勿論上層部はどう思ってるのか分かりませんけど(井出の件もありましたし・・)、何とか悲願のQ2進出を果たして欲しいと思います。問題は天候ですね。台風が近づいてきているのと、週間予報では土曜日は天候が思わしくありません。完全なウェットであればBSのパフォーマンスが上でしょうし、マシン差が少なくなりドライバーの腕にかかってきますから期待できるのですが、問題はチョイ濡れのコンディションですね・・。BSもそのレンジに合わせたウェットタイヤを緊急に鈴鹿にもちこむようですし、その性能次第といったところでしょうか。いずれにしてもQ2進出したら大盛り上がりなのは間違いないでしょう!


・SAF1の2007年マシン
ここ数ヶ月水面下で進められてきたカスタマーシャシー(ホンダ製)の使用が不可能になった模様ですね。来年以降エンジン開発凍結が前倒しになったことからカスタマーシャシーの使用も前倒しに、という話だったようですが、コンコルド協定の関係上全チームの賛同がないと変更できないのですが、1チーム以外は賛同したようですね。勿論そのチームはミッドランド(スパイカーMF1)な訳ですが、理由は勿論テレビ分配金ですね。現在上位10チームしかその恩恵を受けることが出来ませんので、SAF1のポテンシャルが上がる要素は受け入れられないということでしょう(スパイカーが11番目になると分配金がゼロになるので)。
このことからホンダ製シャシーを使えるのはいままで通り2008年からとなるわけですが、問題は来年をどんなマシンで戦うのか?ということですね。SA07の開発をしているのか、若しくはSA06をアップデートしながら戦うのか。いずれにしても来年も苦戦を強いられそうですね・・。


・富士スピードウェイ開催契約は5年
いままで契約内容等の詳細が見えてきてませんでしたが、富士スピードウェイ(以下富士SW)との契約は5年間であることが分かったようです。また隔年併催の考えはトヨタ側には無い模様・・。となると、少なくとも鈴鹿にF1が戻るまでは2012年まで待たなければいけない状況になってきました。
勿論FIA側が日本で富士・鈴鹿の1年2開催を容認してくれれば共催できるのですが、それが無ければドイツのような併催しかありえませんからね。勿論トヨタが巨額を投資して富士SWを買収した時からF1開催を考えているのは当然だとは思いましたし、現在の設備などは明らかに富士のほうが近代化されていて素晴らしいと聞きます。また鈴鹿サーキット自体がスパと同じクラシックコースであることから、近代F1の条件に沿う安全性の問題(130Rなど)も取り沙汰になっているのも分かります。
しかし、残念なのは日本にF1という文化を根付かせたのは紛れも無くホンダであり鈴鹿サーキットであるのですし、20年の間、幾多のドラマを見せてくれたこの素晴らしいコースを何とか残って欲しかったです。また「鈴鹿」と聞くだけで何とも言えない独特の感情が沸いてくるのは私だけでしょうか・・。トヨタにはビジネスライクに徹することなく、その辺りの日本人の感情面の配慮を持って頂けたら、と思うのですが・・・。