富士、開催確定は2007年のみ

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ちょっと意外な方向になってきました。当初2007~2011年までの5年契約と聞こえていた富士スピードウェイでのF1開催期間ですが、どうも現時点では単年開催(2007年分)しか正式確定していないようですね。2008年以降については何と「オプション契約」になっているらしく、正式な継続契約に関しては今後の推移を見てFIA次第、という話のようです。なので2007年開催時の状況が今後の継続開催に大きな影響を与えるのは間違いないでしょう。富士スピードウェイ会長曰く「今はお手上げ状態で、また選ばれること(2008年以降の開催権)を祈るしかない。」との事。5年開催と言われていたシーズン終盤頃から考えると急転直下な話しです。


しかし、このほど発表された2007年開催概要を見る限り、ホントに大丈夫?という気がしてなりません・・・。以下は発表された開催概要です。大まかに概略してますが、アクセスは予想通りシャトルバスを利用した運搬方法になりました。これが大変な状況を生む事にならなければいいんですが。

1994/1995年と開催されたTIサーキット英田(現岡山国際サーキット)でのF1パシフィックGPでも同様のシャトルバス運行でしたが、初年度はマイカーアクセスを認めていなく、最寄り駅からサーキットまでのバスの「大編隊徐行走行」となり、到着まで凄まじい時間がかかったらしいです・・・。2年目の95年は最寄地区(それでもサーキットより随分離れてましたが)へのマイカーアクセスが可能となり、ようやくマシになったらしいです。
いずれの年も、帰りのバス待ちがエライことになっていたみたいですが・・。

ただ、マシになったとはいってもTIの観客は決勝時で6~7万人くらいだったような記憶がありますので、富士の予想する14万人などの倍の規模になったとき、かなり大変な状況が想像されると思うんですけどね。この辺りは今後もどんどん改善策を考えていくのだと思いますが。

そして、来年のみ開催確定という話しは、2008年以降に鈴鹿が復活する可能性を秘めた状況とも考えられます。ただ、この辺りも「政治的な思惑」も絡んでいるような気がしてなりません。新たな選手権を盾にもっと公平なF1運営を、という意思を持つGPMA(Grand Prix Manufacturers Association ※フェラーリを除いたメーカー系連合)とFIA/FOMの対立がまだ続いている現状、ホンダ・トヨタが所有するサーキットでの開催をエサに、2008年以降のコンコルド協定の更新(すなわちGPMAの弱体化となる)をちらつかせる、といった事もあながちあり得ない話ではないかもしれません。

この辺りの対立にまつわる話は大変面白く興味深い内容なので、今後詳しく書いてみたいと思います。

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2007 FIA F1世界選手権 フジテレビジョン 日本グランプリレースの開催概要。

『どこまでも美しく、いつまでも感動を! F1日本グランプリ in富士 』を基本テーマに、
 1. より安全で良質なサービスの提供
 2. F1の多彩な楽しみ方の提供
 3. 地域貢献・地域参加
を3大基本方針として開催する。

観戦チケットと最終アクセスをセットにした「チケット&ライドシステム」。サーキットへの基本的なアクセスシステムは今回、下記の3つが発表。

 (1)鉄道(指定駅)+無料シャトルバス(決勝日来場者が14万人の場合約4万5000人利用)
 (2)乗用車(場外駐車場)+無料シャトルバス(同約5万5000人)
 (3)旅行会社、企業、団体によるツアーバス(同約4万人)

鉄道駅、場外駐車場については現在下記を予定しているという。これに御殿場市内、その他指定駅を加える予定。

・鉄道+無料シャトルバス方式の指定駅
 1.三島駅(JR東海道新幹線、JR東海道本線)
 2.新富士駅(JR東海道新幹線)
 3.富士急ハイランド駅(富士急行)
 4.大雄山駅(伊豆箱根鉄道大雄山線)
 5.JR御殿場線の指定席は調整中
 6.小田急小田原線の指定駅については調整中

・乗用車の場合の場外駐車場
 1.裾野方面(東名高速裾野インターを利用)
 2.山中湖・河口湖方面(中央自動車道河口湖インターを利用)
上記2方面に約20箇所、約2万5000台の駐車場を確保

チケットの発売時期は、2007年4月2日(月)に発売開始予定。2007年1月中に専用サイトがオープンし、海外からも申し込みを受け付ける。販売方法は2回の抽選販売で、以降は先着順販売(売り切れの場合は中止)。申し込みは専用サイト、もしくは郵送で可能だが、この際に先述のアクセス方法を事前に3通りまで指定することとなる。
なお、車椅子専用席の場合は場内専用駐車場が用意されるため、乗用車の利用もOK。場外駐車場については、3日間通し券(夜間駐車可、夜間駐車不可の2種)、土日券、オートキャンプ場などの種類が用意されている。また、自由席もある。

値段は最高値がグランドスタンド2階のS席で、71,000円。最もリーズナブルなのは自由席で11,000円。また、今後若い世代にモータースポーツの魅力に触れてほしいとの観点から、中高生、子供は指定席券でおおむね1万円引き、自由席では中高生3000円、子供1000円という値段が設定されている。