セロー250 XT250Xテール周り移植

以前XT250Xのフロント周りを移植装着した際、リア側も何時か・・と書きましたが、ようやくそのタイミングがきましたので早速変更してみました。XT250X用のリア周り一式を入手しまして、固定方法をネットで色々と調べておりました。
結論的に、2005年式の初期型キャブのセロー250に2006年式XT250Xのリア周りは装着可能でした。とはいっても、完璧な固定方法ではありません(理由は後述)。ただ、危うい付け方でもありませんししっかり固定されていますので、特に問題は無いかなと思っております。
今回入手したXT250Xのリア周り。純正部品で揃えるとそこそこ良い金額になりますが、一式で1万円くらいの中古をゲットしました。ウインカーも付いていますが、セローのウインカーをそのまま使いますので、これは外しておきます。
LEDテール、それとナンバー部分も別体式の照明付きなので、速攻でT10のLEDに置き換えました。

20201122_01.jpg

セロー250車体側からテールランプに伸びていく配線は3本で、コネクタは一般的?なウインカー用コネクターとなっていたようです。AmazonでPOSHのウインカー変換カプラーコードというものを購入し、XT250Xのテールから来ている配線をこれに繋ぐような加工が必要となります。

20201122_02.jpg

テールカウルは新品にて別途購入。白だと1万円オーバーのようですが黒だと4000円ちょいなので、こちらをチョイス。実際届いて分かりましたが、テールカウルの他にテールランプ周りを覆っている黒いカバーのようなものも引っ付いてきていました。

20201122_03.jpg
20201122_04.jpg
20201122_05.jpg

まずは配線加工から。
XT250Xから来ている配線ですが、ウインカー配線を除くと計5本が来ています。3本と2本でそれぞれ別コネクターになっているのですが、3本の方がテール(アース、ポジション、ブレーキ)、2本がナンバー灯(アース、プラス)です。まずこれをセロー250の車体側から来ている3本にまとめる作業が必要です。
結論的には、イグニッションONでポジションとナンバー灯が点くので、テール側のアースとポジション、それにナンバー灯の2本を引っ付けてやる必要があります。
写真のように配線色は同じでしたので、黒同士と青同士を繋いで1本にまとめます(年式により色が違うかもしれません)

20201122_06.jpg

今度は車体側をばらしていきます。サイドカバーとシートを外し、リア側を取っていったらこんな感じになります。凄まじく汚かったので(笑)少し綺麗にします。

20201122_07.jpg

まずはこのXT250X用純正金具を固定します。これはXT250Xのテール周りを付ける為に必須の金具です。ここにナンバーブラケット部分を固定する形となります。

20201122_08.jpg

一旦被せてみたところ。写真では隠れかけていますが、ナンバー灯の下にボルトが見えてるかと思いますが、ここで先ほどの延長した金具部分と固定する形となります。

20201122_09.jpg

上からみたところ。
黒い樹脂部分をフレームの上にかぶせているような形ですが、ここはやはりXT250Xと若干フレーム形状が違うからか、すんなりとはこのように被さりません。ちょっと強引に押さえ込むような形でこのように密着させます。
樹脂部分に丸い穴が2個ついていますが、本来XT250Xにはここで固定出来る穴がフレームに直接付いているようです。しかしセローにはここに何もありませんので固定は出来ません。なので、タイラップでフレームごと固定してみることに。手前右下の小さい穴はドリルで開けたのですが、その上の元々開いてたところを使いましたので意味なしの穴となってしまいました(笑)
ここまでしておけばがっちり固定されますので問題は無いかと思います。

20201122_10.jpg

この時点で配線を仮付けして点灯チェック。イグニッションONでポジションとナンバー灯が点くかどうか、またブレーキを握って明るさが変動するかを確認。問題なさそうです。

20201122_11.jpg
20201122_12.jpg

カバーを仮付けしてみたところ。うーんいい感じです!
テールカウルに付いている黒い樹脂はテールランプ周りに固定されるので、純正ボルト2か所で固定するだけで十分だと思います。本来はカウル裏にXT250X純正フレームから差し込む突起部があるのですが、そこは使いませんでした。セローのフレームには丸いゴムの樹脂が付いていて純正カウルのクッションみたいになっているものがあるのですが、それは取り外して逆さまに固定しなおして高さを調整しただけです。他の取り付け情報を見ていると、XT250Xカウル裏側の突起を少し削るなどの加工をされているみたいでしたが、私の方ではその必要は無さそうでしたので何もしていません。

20201122_13.jpg
20201122_14.jpg

点灯に問題なさそうであれば配線を本固定しまとめていきます。
写真のように灰色のコネクター部分がPOSHのウインカー変換カプラーコード。純正カプラとボルトオンです。そこから黒・青・緑と配線が出ていてギボシ端子になっているので、それをXT250X側から来ている加工済み配線計3本と接続します。接続の際、配線色はテール側と変換カプラーと同じ色同士ではありませんでしたので、差し替えてみてチェックが必要だと思います。

20201122_15.jpg

最後にワイズギアの純正キャリアを装着しましたが、これがまた難解を極めます・・もともと2018年式以降は取り付け不可となっているようですが、確かに納得の難しさ。パズルのように頭を使わないとイライラして投げ捨ててしまいそうになります(笑)
カウルを先に固定してしまうとキャリアが装着不可になってしまいますので、同時に上手にはめ込んでいく方法になりますが言葉で説明するのは難しいですね・・今になって思う事は、テールランプ周りに来る黒いカバー、あれを外した状態の方が固定しやすかったかもしれません。

20201122_16.jpg
20201122_17.jpg

最終的にはしっかり固定出来ましたのでOKでしたが、次に外したり付けたりするのはもう嫌だなって感じです(笑)。また純正キャリアとテールカウルのクリアランスはほぼゼロで、テールカウル先端部分はキャリアと干渉しているような状態です。自分はあまり気にしなかったのでそのままですけど。
全体的な取り付けの難易度は高くありませんが、完成後は非常に満足の仕上がりです。
2018以降のセロー、もしくはXT250Xのセロー化みたいな良い感じのスタイルに仕上がりました。

20201122_19.jpg
20201122_18.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA