ジャンクストラト再生(P90×2仕様)
15年くらい前にハードオフだったかセカンドストリートだったかで買ったジャンクストラト。3000円台くらいで買ったような記憶はあるのですが(笑)その時にちょろっと音出ししただけでそれ以降一切弾くこともなくそのまま放置していました。一応私の主力機としてはP-PROJECT某シグネチャーモデル、Fender Japanテレキャスターをメインに使っていて、それ以外にもBurnyのレスポールやFernandesのTHモデル(40年くらい前に購入したもの)やOvationエレアコなどなど何本かあるのですが大したものではないギターが多く(笑)そのうちの1本が今回のジャンクストラトでした。ジャンク内容は忘れましたが音が出ないとかそんなのじゃなかったかなと。配線見直してちゃんと音が出るようになったはずです。ヘッドロゴも消してしまって某メーカーのシールを貼ったので(笑)どこのメーカーだったか忘れましたが、多分SELDERかLEGENDあたりだったような記憶があります。
で、今回何をしたかと言いますと、GW休みも特に予定を入れてなかったのでちょっとした改造でもしようかなと。最近LUNA SEAのコピーバンドをやっている影響で一度P90ピックアップのギターを弾いてみたいなと思い、パーツを調べて休みの間にジャンクストラトをP90ストラトに改造すべく工作をしてみようと思い立ち準備を進めておりました。
ベースとなるギターはこちら。ヘッドに某メーカー名が貼られていますが勿論そのメーカーとは違います(笑)。まあ元々自宅以外で使う事は一切考えていなかったので(そんな大したギターでもないので)今になってこの部分をどうしようか悩んでしまいますが(笑)。ちなみに80年代中盤製造の全く同じカラーのFender Japanストラトを所有していたのですが、25年くらい前に友人だったか誰かに貸したまま戻ってこずで。流石に今となっては返してほしいのですが(笑)、もう誰に貸したのかもわからず連絡先も分からずでもうどうしようもないです(笑)。まあ今の所謂「ジャパンビンテージ」と呼ばれる楽器の評価ってちょっと異常な気はしますけども。確かに30~40年くらい前の日本製は良い木材を使っているのは確かなのですけどね。

とりあえず分解していきます。まずネックを外した状態。まあ可もなく不可もなくと言った状態ですが、ネックポケット内も塗装されているのが気になります。しかも固定面が凸凹していて全然フラットじゃないですし。ここは綺麗に平らに削って仕上げたいところ。

ピックガードを外します。まあ格安ストラトなのでこんな感じでしょう。一応ピックアップはシールド線になっているようですね。アウトプットジャックへの配線もシールド配線になっていました。あまり詳しくないのでそれが正しいのかおかしいのかもわかりませんが・・

ボディは所謂お弁当箱ザグリ。まあこの方がP90を2発搭載させるのも簡単だし問題なし。フロントピックアップ付近の出っ張りは削る必要がありそうです。で、写真に目立つように見えているネジ。どこかからかネジが突き抜けてきています(笑)。どうみてもボディ裏側のアーム用スプリングのプレート固定ネジですよね。なかなかここから飛び出してるのは珍しいかと(笑)

ということで裏側をチェック。プレート固定ネジが一番奥までネジ止めされていてプレートが変形してしまっています。それでいて表面に向かって急角度で固定されているのでピックアップ側に突き出してしまってたのでしょう。かなりひどい状態ですね(笑)。元々こうだったのかこのギターをリサイクルショップに売りに来た人が何か弄ってこうなってしまったのか。とにかくこれは問題です。アース配線の取り回しもスプリングに挟みそうな取り回しなので要改善です。

ジャック部分。接点も15年放置で宜しくないでしょうからここも念のため交換しておきます。

トレモロユニット。分かりにくいですが6穴固定ビスは52.5mmのサイズでした。ここも安価なイナーシャブロックを使っているので丸ごと交換したいところですが、まあその辺りは追々でも良いですね。まずは音がちゃんとなるかどうかですので。

とりあえず購入したものの一覧。
ピックガード:Musiclily Pro 11穴 STストラトピックガードHH Fender Squier Strat 3P ブラック
※トーン・ボリュームポットを取り付ける所が結構狭いです。何も考えずに買ってしまいましたが、改めて見たらこちらの方が絶対良いと思います。
ピックアップ:Musiclily Pro P90-BLA アルニコ5 ソープバーピックアップ ブラック
トーン・ボリュームポット:SCUD ALPHA(アルファ) ポット φ16 500KΩ Aカーブ ミリサイズ ALP-5001
ピックアップセレクター:SCUD ALPHA(アルファ) レバースイッチ 3way ビス付き ALP-3W
ジャック:SCUD Switchcraft社製オープンジャック モノラル OJ-120
配線:ベルデン #8503 ギター内部配線材 ホワイト(白) 1m BELDEN-8503WH-1M


まずピックガードの加工から。P90用ストラトピックガードが探しても殆ど無かった(海外通販だとありましたが)ので、GW休暇中に工作するには海外通販だと間に合わないので2ハムPU用のものを加工する事にしました。マスキングテープを貼って切り取る部分にガイド線を描いてカットする境界線を分かりやすくします。

四隅にドリルで穴を開けてそこから糸ノコで大まかにカットし最後はヤスリ(手動+リューター)で仕上げていきます。正直思ってた以上に柔らかかったので四隅に穴を開ける必要もないかもです。

ピックガード完成。もっとガタガタの仕上がりになるかなと思ってましたが意外と綺麗に出来ました。フロントピックアップの手前側が結構ギリギリだったので削る時に折れないかヒヤヒヤしました。

ギターに置いてみたところ。ピックガードを前述通りの違うタイプの物を買っていれば合っていたのかもしれませんが、ピックガードを固定するビス穴が全然合わなかったのでつまようじを木工ボンドで固定してネジ穴埋めをして、再度開け直しました。ピックアップを固定する部分も妙に凸凹しているので多少ペーパーで均しておきました。ボディ表面はツヤツヤなのが嫌だったので2000番くらいのペーパーで適当に軽く削ってつや消しっぽくしておきました。

P90ピックアップ。事前に調べていて理解はしていましたが、ピックアップ固定は本体中央2か所からボディに直付けなんですね。フロントとリアでボールピースの幅が若干違うようです。このピックアップをどうやってピックガードの所定位置にきっちり固定するかが最大の難関のような気がします。


いきなり固定されていますが(笑)、現状としてはピックガードを付けた状態でピックアップを所定位置に置き、その位置がずれないように片手で押さえながら1つのビスを上からぎゅっと押し込んでボディ側に跡をつけ、それを4か所作ってドリルで穴あけ~ネジで本固定と言う流れにしました。ネジにはスプリングが入っていてピックアップが上方向に押されるような形にするようで、ネジを締めこむ量でピックアップの高さ調整が出来るようになるみたいです。本来はピックアップ下にスポンジとかを入れて平行を出すよう&固定をしっかりさせる方が良いのかと思いますが、そもそも本来がどういうものなのかよく分からないのと一応このままで平行になっているので一旦はこのままで。

ピックアップを固定するとボディ裏側のトレモロスプリングのところからネジが飛び出ます(笑)。弦を張った上でピックアップの高さを最終調整した段階で、少しだけ飛び出るくらいの量にはなりましたが、薄い木材などを貼って飛び出ないようにしておいた方が良いのですかね。現状スプリングには干渉していませんが。

とりあえずこんな感じで収まりました。

あとは部品を諸々固定して配線していく作業となります。コンデンサーだけ何かのギターに付いていて外して保管していた0.022μFのオレンジドロップを流用しています。極力配線を短く固定していきたかったのでピックアップ配線も結構短くカットしました。アース線は自動車用とかで使ってる太い配線にしましたが太さはあまり関係ないんですかね?太い方が良いのかなと思って使いましたが(笑)。新たに購入しておいたベルデンの配線もセレクターからボリュームに行く配線だけ使った感じでした。配線が終わったら一旦シールドを差してアンプに繋いでピックアップがちゃんと音を拾っているか、ピックアップセレクターがちゃんと正常動作しているかをチェックします。問題無かったので組み上げて完成です。まあ完成と言っても一旦音が鳴るレベルになっただけですが。

弦を張ってネックの反り調整とオクターブ調整を行ってひとまず完成。ポット穴は1個そのままですしボリュームとトーンのノブは適当に転がってたものを付けただけですが、見た目はかなりカッコよくなりました。P90×2という仕様が見た目にも渋くて良いですね!

元々の仕様との比較。2ピックアップなので1ボリューム1トーンになってます。私の弾き方だとストラトの標準位置であるボリュームの部分に手が当たって勝手にボリュームが下がっていくので、今回のピックガードのボリュームとトーンの位置が下の方に固まってるのはプレイの支障が無くある意味良かったです。

音ですが、元々の音色からは雲泥の差で良くなりました。ネック固定部分を平らにして密着度を上げたりとか、配線・パーツを全て入れ替えて作り直した事やネック調整やブリッジの調整などで音がしっかり出るような調整をしたというのもありますが、とても3000円台で買ったギターとは思えない素晴らしい音がします。P90ピックアップのギターを初めて弾きましたが、シングルコイルとハムバッカーの中間音色といいますか中音域の太いしっかりした音で、フロント+リアのミックストーンは本当に良い音がしますね。LUNA SEAのギターソロもフロントピックアップで弾くとほんとそれらしい音がしますし、I for youのイントロなども「これこれ!」っていう音が鳴りますので。いやー気に入りました。


ということで完成となった訳ですが、最終調整していて気になっていたオクターブチューニングの狂い。概ね合っていたのですが6弦と1弦がどうしても合わない。6弦はブリッジを一番遠くにしても合わず1弦はブリッジを一番近くにしても合わずで。ネックが悪いようには思えないですし、むちゃくちゃ沿っている訳でもない。何かがおかしい気がするのですが何が原因なのか分からないということで、その後に再びジャンクギターを手に入れてボディ替えをする事にしました。新しく購入したギターはヘッドロゴが消されていましたが恐らくレジェンド(アリアプロIIのマークがヘッド先端に残っていたので)で、ボリュームノブがぐらつく事とトーンがおかしいというジャンク理由でしたがボディ以外は不要なので問題無しです。ボディは黒で白ピックアップは同じですがネックが無塗装メイプル?指板となったモデルになっていました。
とりあえず購入して自宅でネック長を測ってみましたが、元々のローズウッドネックと今回のメイプル指板のネックを比べましたが、ネックの長さは同一ですしナット位置も同じ、フレット間隔も全く同じなのでネックに問題があるとは思えず。ボディそのものに何か寸法上の問題があるのか、それともブリッジの固定位置に致命的な問題があるのか分かりませんが、とりあえず新たなジャンクギターにピックガード+配線一式を移植し、音が鳴る状態にしてから弦高調整やオクターブチューニングなどを行ってみたところ、今回はすんなり問題なく調整が出来ました。
ただブリッジはそれほど良い状態では無かったのとあまり信用が置けるブリッジではないんだろうなと今回の事で理解したので、ここは一旦ブリッジを変更してみる事にしました。購入したのはWilkinson WOV02 弦ピッチ10.5mm 6点止めギタートレモロユニット ブリッジで、イナーシャブロックが倍くらい大きいのでサスティーン向上を狙ってこちらにしてみる事に。


元々のブリッジとの比較。こちらは新たに購入したジャンクギターのブリッジとの比較になります。こちらも6弦は結構目一杯締めこんだ状態になっているので元々オクターブチューニングが合いにくいのかもしれませんね。新しい方はイナーシャブロックの大きさが歴然です。


ブロックなどなど干渉も何もなく固定できましたが、6穴固定部分の感覚が52.5mmではなく56.0mmだったので穴を一旦塞いで再度開け直しています。ウィルキンソンのロゴがさりげない感じで良いです。弦高調整もスムーズにできましたしオクターブチューニングも問題なく合いました。トレモロがキレイになると一気に若返りますね。裏面のスプリングプレート土台はそのまま旧パーツを流用(アースハンダも面倒だったので)し、スプリングだけ付属のものと交換しました。


ようやく完成しました。なんだかんだでお金かけてしまいました(笑)
ブリッジ交換は結構効果ありますね。音の締まりというか良い意味でタイトになりましたしサスティーンも全然変わりました。チューニングはアームを少し使うくらいでは狂わなくなりましたし、それなりに弾いてもチューニングは安定していますね。まだ弦高やピックアップの高さ微調整など追い込むべき部分はありますが、遊びでやってみようと思い立って作った割にはそれなりに使えそうなギターに仕上がったのはビックリです。まあメイン機のP-PROJECTギターを弾いてみると造りのレベルに雲泥の差を感じてしまうのですけども(笑)、全く使っていなかったギターもこうやって弄ってみると少し愛着が出てきますね。
次のギター弄りのドナーももう決めていて(笑)このギターを購入したのが恐らく高校生の時ですからもう40年近く経つ当時のバンドブーム真っ盛りなモデルです。今回は改造というよりはリペイントになります。次回をお楽しみに(笑)


