カーオーディオ Bluetooth化

雨が降るかもと聞いてたのでどうしようか悩んでましたが今日決行。
私の車に付いてるカーナビはHDDナビ(ALPINE NVA-HD55S)ですが結構古い機種でUSBメモリを挿すような今風なモデルではなく、基本的にはHDDに録音するか、MP3を焼いてディスクで聴くかのどちらかになります。
ただここが問題なのですが、HDDに録音する際はCD-DA形式のディスクが必要になり、購入したCDなどはそのままいけますが過去データで持ってるようなMP3化したものは一旦CD-DA形式でCDに焼かないと録音出来ません・・。それも2倍速なのでひたすら面倒臭い・・。
まだディスク再生の方がましで、一応説明書には出来ると書かれていませんが、DVD-RにMP3をそのまま焼いて再生は可能なので、それなりに曲データを入れての再生が出来ますが、新しいのを追加したい時はまた全部焼きなおしになりますし、そのあたりが手間でした。
またナビも古いので、日本語表示に対応していなく、日本語TAGが入ってるデータだと曲名表示しないのも前からずっと不満でした。
USB挿して聴ける機種欲しいなと思ってましたが、友人がBluetoothでカーステからスマホのデータを飛ばしているのを見て、前からやってみたいなと思ってました。
そんな時、2世代前のスマホを知り合いからもらえる事になり、これを車載専用置きっぱなしの音源にしてみようと考えました。それなら、スマホ持ち出してデータ追加も簡単だし日本語タグも各種プレイヤーを使えば勿論表示できますし、良い事尽くめだなと。ただBluetoothで飛ばすと音はどうなんだろ、という事で(以前FMトランスミッター使って、音の酷さは知ってましたので・・)、その辺りからリサーチすることに。
まず目に入ったのが、エレコムの「LBT-ACR02HF」
http://www2.elecom.co.jp/products/LBT-ACR02HFBK.html
Bluetoothの音データを送信するA2DP規格にはSBCという圧縮方法が必須となっていますが、圧縮方法が音質優先と言う事ではないみたいで、これだけ対応の機器だと音質的によろしくないということで、それにプラスしてAACやapt-Xという音質優先な転送方式が最近では主流になっているようです。
上記機種はAAC対応の音質優先機種と言う事で、Bluetooth4.0にも対応している最新版と言う事で、これを購入しようと考えていました。私の入手した機種はauのISW16SHというやつで、AACにも勿論対応(後ほど、これは再生できるファイルと言うことだけという大きな誤解が分かりましたが・・)で、問題はないだろうということで発売間もない機種でしたので、色々通販サイトを見ていましたが、既存機種だと3000円ちょいくらいのものが5000円オーバーなので、もう少し安くなればなあと思ってたら、amazonで3980円-10%引きと言う事で、即購入(購入後に値段がいきなり5000円超えになってたので何か間違ってたのかも・・)。
到着して、速攻クルマへ(笑)。
接続自体は超簡単で、シガライターに挿し、Bluetoothをペアリングするだけです。
基本的にスマホの中に入れてたデータは新旧様々なビットレートのデータでしたが、128kbps~320kbpsまで色々あるのですが、このナビに繋がってるヘッドユニット兼モニターであるIVA-D305J(アンプ部は音質優先のヘッドユニット別体式)がなかなか良い音を出してくれますし、スピーカーは全ドアにアルパイン製スピーカー換装(別体式ツイーター装着)+大きなサブウーファーも付けてますので期待が高まります。
再生した印象は「最高。何の問題もない」という感想(笑)
HDDから再生する音質とDVD-RでMP3再生する時と何ら変わる感じではなく、普通にそのまま聴ける感じ。HDDやディスクソースでの再生時よりも若干音圧が小さめかな?という感じですが、その辺りはボリューム調整だけで済みそうですし。ちなみにスマホ側での再生は「POWER AMP」を使い、EQは完全フラットでの再生です。
何よりも良いのは、スマホ側での設定(スリープOFFなど)はありますが、USB給電しておけばエンジンONで画面ONになり、自動的にペアリングONし、再生が自動的に始まるところ。エンジンを切るまでずっと画面は点灯したままで、エンジンを切ると画面は消灯し、POWER AMPが自動的に一時停止状態にしてくれます。そして再度エンジンONでまた止めたところから再生が始まります。
半日クルマ停めておいても、SIM無しなのでバッテリーは殆ど減りませんから電池切れになることも私の使用方法(毎日自動車通勤)だとバッテリー切れになることも無さそうですし、完璧です(笑)。
あとはクルマにキレイに設置するだけだなと思ってましたが、ここで気になることが。
AAC対応というのは、あくまでBluetoothのデータ転送時のプロファイルで、メディアのファイル形式には何も依存しないと言うこと(らしい)。AAC転送というのは基本的にApple系機器(MacやiPhoneなど)のみの対応っぽい。しかもLBT-ACR02HFはAACだけの対応なので、私の所有しているAndroidはAACではなくapt-X対応だと思われるので、もしかしたら圧縮率が高いSBCで転送しているのではなかろうかと・・。
しかし音は問題ないレベルだしなあ、と。
でも一度気になりだすとどうしようもない性格(笑)。
apt-X対応のBluetoothレシーバーを探し始めてる私・・。
で、2500円くらいで2年くらい前の機種でロジテックの「LBT-MPCR01」と言う機種がapt-X対応と言う事だったので、悩んだ末購入(笑)。こっちが良ければ最初に買ったやつは誰かにあげればいいかと。
で、到着して車で聞き比べましたが・・・
SBC転送していると思われるエレコムのLBT-ACR02HFの方が良い音してるんですよ・・。
ロジテックのLBT-MPCR01も良い音しているのですが、まず音量が少し小さめであることと、低音域があきらかに出てないんですよね。ただ中高音域は差は無いというか。なのでバランスは悪くない音ではあるのですが、甲乙付けがたい感じで、最終的には自分の好みという感じになってきまして・・。
ホントにapt-Xで転送してるのか確かめたりしましたが、スマホ側の表示もそうなってましたし、エレコムの方で接続するとapt-Xで転送していませんみたいな警告が出るので、その辺りも間違いは無さそうです。
結局、最初に買ったエレコムのLBT-ACR02HFを使うことに決定。
車載するための位置決めを行い、内装を色々と分解して配線を隠し、キレイにインストール完了。
20140706_01.jpg
20140706_02.jpg
しかし、apt-Xで転送するよりもSBCで転送した方が音的に良いって事はありえるんですかねえ。
まだ勉強不足で良く分かってない部分が多々あるのですが、内部機器のチューニングで対等レベルまで引き上げてるって事なんでしょうか。なんとも分からない摩訶不思議な状況ではありますが、個人的にはスッキリしましたので(笑)、このまま使っていくことにします。
しかし便利な世の中になりましたねー
※2015/03/30追記
今回使用したAndroid端末は、機種変更済みでSIM無しの不用?端末。よって車内に固定設置するものになります。給電に関しては有線でのUSB接続でACCから電源を供給します。
その際に問題になるのが、電源入りっぱなしになるとどうなる?って事ですが、SIM無しのWi-Fi機能のみとなると、何も触らなければ電源入れっぱなしでも1週間~10日は余裕で電池が持ちます。よってこの部分は全く問題なし。週末ドライバーでも電池の心配は要らないです。
では、エンジンをかけてる間は充電を行い、エンジンを切ってる間は充電は行なわない訳ですが、ここで個人的に問題になったのが、画面を折角固定して常設しているのに画面が消えるのが勿体無いと。画面にはアルバムアートも表示されますし、曲名やアーティスト名も表示されてます。でもスマホをお持ちならお分かりですが、どれだけ長い時間設定しても数分くらいで画面が消えてしまうんですよね。
さてここをどうしよう・・という事で色々と考えました。
そこでGooglePlayのStayAwakeを使います。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gmail.developer.runks.enji&hl=ja

その前にAndroid端末の設定から。
端末設定→その他設定→開発者向けオプション→画面右上をON→USBデバッグにチェック
そしてStayAwakeをインストールし、設定にて「Stay amake if plugged」にチェック。
これでUSB給電中はスリープモードに入らなくなります。すなわち給電中は画面は常時ONのままになります。
これで、イグニッションONにした時点でUSBから給電され、画面ON。そしてBluetoothは自動で接続され再生が開始されます。
イグニッションONの状態では常に給電され(当然ですが)、画面は常時点灯したままです。
イグニッションをOFFにすると、再生はその時点で一時停止状態になり給電は勿論止まります。それを感知し、Android端末で設定した時間でスリープモードに入りますので画面は消灯します。
次回イグニッションをONにすると、また同じ動作になり前回イグニッションをOFFにした時点から再生が再開されます。
ちなみに再生アプリはPowerampを使っています。

Poweramp は、Android のための強力な音楽プレーヤーです

上記設定を使えば、例えばAndroidナビアプリなどにも使える設定かと思います。
(但しGPSがONなのとナビソフトが動いているので、バッテリーがどれくらい持つのかは分かりませんが)
少なくともPowerampを使う形では、問題なければ数日車を動かさなくてもバッテリーは全然持つ感じです。
但し、たまーにですが、イグニッションOFFでも再生が止まっていない状態が起こっているのか、何らかのアプリが悪さしているのか、翌日イグニッションONにしても画面が点灯せず、「あれ?」と思ってスマホを見ると電源が切れていることがあります。電源ONにしてバッテリー管理アプリでチェックすると夜の間にガンガンバッテリーが減って無くなっているという(笑)。
原因は不明ですがたまーにこういう事がありました。まあ、スマホ電源をONにすれば問題ないので、特に気にはしませんでしたが。
以上、スマホ(常設)のBluetooth接続によるカーオーディオ拡張計画でした。

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