Audio-technica ATW-1501 vs LINE6 G30

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本日は久々に音楽の話でも。
現在ライブをやったりする時にワイヤレスシステムを使っているのですが、機器は30年近く前のワイヤレスを使っていました。REXERのVXR-800Dと言えば分かるご年配(笑)の方もいるかもしれませんが、当時800MHz帯を使うワイヤレスが主流になりつつある時代だったかと思います。

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そんなお古をずっと使い続けてきましたが、そろそろ寿命を迎えつつあるような挙動を示すようになってきてライブ本番中にトラブっても困るというのもありますし、ラック式なのでエフェクターボード(現在BOSS GT-100を使用)と別にラックケースを持ち運ぶ必要があるので、ギターのハードケースを持つと一回で運べない(笑)。そんな理由から新調しようと考えてました。


検討条件として
・エフェクターボードに収まる小さいやつ
・そこそこの有効通信距離があって音切れしないもの
この2つくらいです。

その中で、自分の回りに使ってる人間の多いLINE6 G30が候補になります。

現在の主流である2.4GHz帯を使用するこのワイヤレス、自分の回りではあまり悪い話は聞かなかったのですが、ネットの情報を調べると「音切れがする」とか「電池の蓋が壊れる」などといったネガティブな情報を見たりもします。その辺りどうかなーと思いつつ、他にあまり候補も見つからず(というかLINE6ワイヤレスが有名過ぎるので・・)これを購入する事にしました。

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商品到着し実際に使ってみました。
まずびっくりするのは、VXR-800Dと比べて音痩せがほぼ感じられない事です。厳密にはケーブル直の音とは少し違う感じはしますが、昔のワイヤレスの音とは全然違います。
流石に最新?のワイヤレスは凄いですね。以前のワイヤレスだとケーブル直とワイヤレス経由ではアンプからの音が結構違っていたので、本来なら本番用にワイヤレス経由で音作りを合わせこんでいかないといけないのですが、面倒くさかったのでリハ時はケーブル、ライブ時はワイヤレスという形で妥協してましたけど、これならワイヤレス経由の音も本来の音にかなり近いので、ケーブルで音作りしたパッチもそのまま問題無く使えそうです。

ワイヤレス本体はエフェクターボードに組み込むつもりなので、自宅練習時もワイヤレス接続にしてしまえば音作りの問題も解消ですし、トランスミッター電源供給の単3電池2本もエネループ的な充電池を買っておけば電池に困る事もないですし。

という感じだったのですが、軽く1時間弾いている間に気になったのが「音切れ」。
正直「こんなに途切れる回数多いの?」ってくらいでした。これだとライブではとても使えないレベルです。音切れ自体は一瞬だけなのですが、ON/OFFスイッチで音を途切れさせてるような感じで音が途絶えるので、ライブでは超目立つと思われます・・・。2.4GHz帯なので、現代では被る周波数が多いので(パソコンやWi-Fiルーターやスマホなど)、そういうのが原因なのかもしれません。実際使っていた部屋にはパソコンもルーターもありますし。ただその環境で使えないとパッチ作りにパソコンも使えませんし、どうしたものかと悩みます。

説明書を色々見てると、チャンネルは6つあり、それらを変更する事でマシになるかもしれない。
弄ってみると確かにさっきまで音切れが激しかったチャンネルよりマシなチャンネルもありました。さらに調べると、トランスミッターはOFFの状態で本体の電源を入れると、トランスミッターステータスと書かれたインジケーター部分、受信状況のランプが1~3個点灯するのですが、チャンネルを切り替えていくとこの点灯数が増減します。この一番点灯数が「少ない」チャンネルが一番その環境に適しているチャンネルのようです。
一番良さそうなチャンネル固定にして試してみると確かに音切れは激減。ただし全く無くなった事ではなく1時間くらいに1~2度のレベルで減りました(最初は数分に1回は途切れてた)。

それを良しとするか否か。ライブ会場ごとにチェックが必要ですし、そもそもそのチェックしたチャンネルがライブ直前リハ時と同じ状況のままかもわかりません。
そしてそれ以外に気になったのはボディのチープさです(笑)。トランスミッターも強度のあまりなさそうなプラスチック製ですし、事前調査で見ていた電池蓋はホントに何時壊れてもおかしくないくらいにヤバそうなものでした。ボードに置く本体も中身入ってる?ってくらい軽くプラスチックな本体なので、何か重いものが上に落ちたりしたら簡単に崩壊しそうな気もします(笑)。
またトランスミッター本体の大きさも気になりました。小さいんです(笑)。今まで持ってたストラップにトランスミッターを固定するホルダーがうまく使えず、激しく動くと取れて落ちそうな感じなんです。これ専用にホルダーを別途購入しないと難しそうな気がしました。
そんなことを考えると「これはちょっと自分の環境では使えないかなー」という気持ちになってきます・・



ということで、次期候補を探す事に(笑)。
買ったばかりだから売却すればそんなに損はしないだろうと(笑)

で色々調べた結果、また自身の環境というか使用条件も含めて考え直し、オーディオテクニカ製のATW-1501に辿り着きます。
同じ2.4GHz帯で不安はありますが、現時点の主流ですしそれ以外となるとプロユースのアナログワイヤレスになってしまうので、これを購入します!

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そして到着したものを速攻使用してみます。

まず音。こちらはLINE6 G30と変わらない感じの好印象。ケーブルで弾いてる時の音と違いは殆ど分かりません。音に関してはLINE6 G30共々不満は一切無しな感じです。

そして肝心の音切れですが...。全く同じ環境で同じ位置で同じように弾いているのですが、全く音切れしません!。これにはびっくり。何で同じ2.4GHz帯のデジタルワイヤレスなのにこうも違うのか。恐らくですが、ATW-1501はリアルタイム双方向通信で干渉周波数を自動回避する機能が付いていて、これが非常に有用なのかもしれません。現にこれまで1か月近く自宅使用し、リハでも1度使っていますが、音切れは一度もありません。これだけでもこっちに買い替えて良かった・・と思いました。ライブ会場でその都度チャンネル受信感度をチェックする必要もありませんし。

また本体はLINE6 G30のようなチープさは全くなく、A/Bチャンネル切り替え・ミュート用にフットスイッチが付いている関係上か、ダイキャストボディ?でかなりガッチリしてるので誤って踏んだとしても壊れる事はまず無いでしょう。この点も間違いなくAudio-technica ATW-1501が良いです。

トランスミッターに関しては、LINE6 G30より2回りくらい大きくなっています。その分ホルダーにもしっかり固定出来てGOODです。また電池蓋はトランスミッター前部のカバーをスライドして外すタイプなので、蓋が壊れる事はまずないと思います(踏んで物理的に壊す以外で)。これらもAudio-technica ATW-1501が文句なしです。唯一トランスミッターとギターを繋ぐシールドが専用プラグ設計になっている為、自分の好きなケーブルを使う事が出来ません。この点だけはLINE6 G30の方が良いですね。
ただ色々調べていたらヒロセ電子の丸形コネクター(多分HR10A-7P-4Pかな?)っぽいので、コネクター入手して好きなケーブルをハンダ付けして自作できるなら何とかなりそうです。


金額としては、LINE6 G30が2万円半ばくらい、Audio-technica ATW-1501が2万円後半~3万円未満くらいの実売価格なので、その差をどう考えるかになりますが、音切れに不安の方はATW-1501を検討した方が良いんじゃないかなと思います。勿論個人環境の差がありますので、全て記事のような状況にはならないと思いますが、少なくとも私は買い替えて良かったと思ってます。