2014年F1アブダビGP

    0

最終戦が終わり、ハミルトンが自身2度目の年間王者に輝きました。

レースとしてはヤスマリーナサーキットという特性そのものの退屈なレースとなりましたが、スタートからハミルトンが絶妙なダッシュを決め、そのまま逃げ切る完璧な勝ちを収め、チャンプに相応しい優勝でした。

ロズベルグはスタートで出遅れハミルトンの後方を必死?で追う展開となりましたが、途中でマシントラブルにより回生パワーが使えなくなり、最終的には殆どリタイアに近いところまでマシン状態が悪化しましたが、最後まで走りきり13位完走。まさか1ポイントも取れないとは思いもしませんでしたし、今年何度も悩まされた信頼性の問題が最後にロズベルグに降りかかるというレースでした。
ただ、これがもしもハミルトンに起こっていたとしたら、チャンプはロズベルグのものになっていたでしょう。そうなると最終戦のポイント倍システムがかなりの物議をかもし出す結果になっていたでしょうし、優勝回数の多いハミルトンが勝ってチャンプを決めたのは自然の流れというか、今年の総合的な結果を表す内容だったと個人的には思えます。

ロズベルグも今年は「予選はハミルトン」と思われてた下馬評を覆し、予選ではハミルトンに圧勝。これが個人的にも一番ビックリした出来事でした。一発の速さはハミルトンを凌駕したのですから、あとはレースでの安定性というかレースペースの改善を果たせば、来年は初チャンプになる可能性は十分あると思います。
2015年も強いであろうメルセデスチーム、来年こそはロズベルグにチャンプを獲ってもらいたいと心から思います。




他にも色々ありましたが割愛して、可夢偉のことを。

最終戦にまさかの出場を果たしたケータハム、最後は本当に寄せ集めのスタッフやクルーだけで戦ったのですが、今回のレースを観て、そして色んな情報を見て、やはり旧経営陣から新経営陣に移った時が一番最悪な状態になったんだなと。チームクルーやメカニックなどチーム経営以外の人間は本当に頑張ってたんだな、と。

決勝前にスタッフみんなでグリッドで撮った写真を見るたびそう思いますし、可夢偉の事を本当に信頼してたんだろうな、可夢偉が出れなかったレースや、マイレージセーブで途中でレースを止めた時など、チームスタッフは心の中で本当に悔しい気持ちを持ったり、申し訳ない気持ちを持ったりしてたんだろうな、と想像してしまいます。

最後のレースになるかもしれない。
F1人生の総決算となるようなレースをしたい。

そう言って可夢偉は決勝を戦いました。
そしてレースはマシンのバイブレーションが酷くなってリタイアを決断。
結果的には最終戦はリタイアというリザルトが残った訳ですが、十二分に総決算といえるレースをしたと思います。

今回のアブダビGPのファステストラップ順位。
可夢偉は何と13位(20台中)でした。

アロンソが12位で1/100秒差、可夢偉以下にはザウバーの2台やロータスのグロージャン、そしてフェラーリのライコネンまで含まれます。チームメイトのスティーブンスとは1秒の差をつけています。
勿論これはタイヤ交換のタイミングやタイヤチョイスなどにも関係はありますが、レース中盤で47秒台を出していた可夢偉のペースがビックリするくらい良いなと見ながら思ってましたので、この結果は驚きではありますが納得でもあります。

あのマシンでこれだけのタイムで走れる可夢偉が来年居ない可能性が高い事、他にバトンもほぼシートは無さそうで、ベルニュもシートを失ったとの事で、本当にF1ドライバーに相応しい人間がシートを失い、そしてカネを持ち込む若い実績の乏しいドライバーがどんどんシートを得ていく。
一体F1は何処に向かうんでしょうか。

スーパーアグリF1チームが撤退した時にブログに書いた記事(http://www.pushpushpush.net/archives/2008/05/07172243.php)がありましたが、これを久々に読んでみて、今とは時代が違いますけど、あまり変わってないな、その当時の問題が今も結局は解決されずに引きずったままなんだな、と改めて思います。

可夢偉にマクラーレンホンダのシートを!という声は方々で聞きますが、流石にレギュラーシートを得るのは不可能に近いと思います。ただホンダとしては可夢偉と契約して欲しいなと思いますね・・。エンジン屋としてのホンダがシーズン中にどのような形で可夢偉を使えるかはテスト制限の問題もあり難しいのかもしれませんが、2016年以降に向けてホンダエンジンが他チーム供給可能になったときに可夢偉を送り出してやれる土台は作ってやって欲しいと切に願いたいです。

GP2テストに塚越と松下を呼ぶという報道が本日ありましたが、ホンダとしては若い契約ドライバーを優先する気持ちもわかります。ただ色んな人が言ってるように、今のF1で可能性のあるドライバーは可夢偉がトップに立っている存在だと思います。この才能をどうか終わらせないよう・・・。

------------------

また長々と書いてしましましたが(苦笑)、これで今シーズンは終了です。
あと4ヶ月もすれば2015年シーズンが開幕します。

ホンダパワーが帰ってくる2015年。そのマシンにアロンソが乗っている可能性が高いですし、フェラーリに移籍したベッテル、メルセデスパワーを得るロータス、若き才能クビアトのレッドブル昇格etc、楽しみなシーズンである事は間違いないです。

シーズンオフの間にどんなニュースがあるか、常にアンテナを張りながら過ごしたいと思います。