CSL Elite Steering Wheel McLaren GT3 OLEDディスプレイの不具合修理

以前から使っているマクラーレンGT3ステアリングですが、毎年恒例の全国都道府県対抗eスポーツ選手権2026グランツーリスモ7部門が始まったため、4か月ぶりに走らせたのですが前から気になってたOLEDディスプレイの部分が殆ど見えなくなってた事に気付きます。4月頃も「何か暗いな・・」と思っていたのですが、まあ視認は出来ましたし走行中にここを見る事もそれほどないので放置してたんですが、今回はほぼ見えない状態になっていて、GT DD PROのファームウェアをアップデートしてFull Forceが使えるようになったのでその設定を弄ろうとOLEDディスプレイで操作しようにも殆ど見えないので不便極まりない(笑)。OLEDということで有機ELだからバックライトはなく自発光しているんで、バックライトが不具合というよりはOLEDそのものの寿命か劣化なのかという事なのでしょう。参考までに下記のようなイメージです。必死で見たら何とか見えるみたいな(笑)

こんなの修理するにしてもどうしたらいいのかなと思ってましたが、ChatGPTに相談してみたら速攻で具体的な解決策を教えてくれるのですから恐ろしいです(笑)。具体的には

SSD1306 0.96インチ 128x64ドット 白色(または青色) 通信方式: I2C接続(4ピン) OLED を探して交換しなさい

との事です。全く意味が分かりませんので調べましたが(笑)、SSD1306とは小型のモノクロ有機EL(OLED)ディスプレイで広く使われている制御用ドライバIC(チップ)およびそれを搭載したディスプレイモジュールの総称。0.96インチは実際のステアリングに付いているディスプレイのインチ数。128×64ドットは縦横のドット数。色はマクラーレンGT3ステアリングのV1は青、V2以降は白のはずです。ここはお好みでOKです。そしてI2C接続というのは4ピン接続ということ。

以上の内容にて探してみたらAmazonで普通に売ってるんですね。注文したら翌日届いてびっくりしました。購入したのは「OLEDディスプレイ 0.96インチ インチ 2個入り 128X64 OLEDモジュール SSD1306 IIC Arduinoに対応」というものになります。金額は2026年8月現在で745円でした。商品が届くまで気付きませんでしたがこの価格で2個入りでした(笑)。1個は予備として置いておきますが、2個でこんな安い値段で売ってるんですね・・

早速分解です。分解に関しては過去記事で紹介していますので(と思って調べたら分解方法は何も説明してなかった・・)割愛、と思いましたが、基本的にはトルクスネジ(星形のネジ)で固定されているのとロータリースイッチ3か所と赤い上下動作するスイッチ部分2か所の奥側に6角ナット固定がされているのでそれなりの工具が無いと表面のフタを外すことが出来ませんのでご注意ください。

蓋が外れたらOLED部分を確認します。上からみた写真ですが、下側あたりに8106402Eと記載があります。調べてみても該当が出てこないので詳細は不明です。

ディスプレイ上部にある「GND VCC SCL SDA」が通信方式: I2C接続(4ピン)の部分ですね。ここを見て4ピンなのか7ピンなのかを確認するみたいです。元々付いていたのは写真の通り4ピンです。このモジュールを取り外します。この4ピン部分は本体基盤から出ている4つのピンにコネクターで刺さっている状態なので、OLED基盤左右下側に付いている2個のプラスネジを外して上に引き抜けば外すことが出来ます。

OLEDを外したところ。上側に付いている黒い4ピンコネクターを移植する必要があります。表面の4か所ハンダ付けされている部分はシリコンみたいなものでコーキングされていますので全部剥がさなければいけません。4か所同時に熱しながらコネクターを引っこ抜くのですがかなり難儀しました。具体的には手があと1本要るようなイメージ(笑)。ハンダで熱するとコネクターの黒い樹脂も柔らかくなってしまって内部ピンがそのまま抜けてしまったりとかなり苦労しました。やっとのことで抜けましたが・・

今度は購入したOLEDに先ほど外したコネクターを取り付けるのですが、新品の方にも形状の違うピンが4本ついていてこれをまず外さなければいけませんでした。外し終わったら4つある穴に残っているハンダを除去して穴を開通しなければいけません。それもまた苦労しました・・何とか純正コネクターを付け替えましたが熱を加えすぎて壊れていないか心配です。

ステアリングに取り付けてみて一度電源を入れてみました。表示しなかったら予備分でやり直しだなあと思ってましたが無事点灯して一安心。今まで青表示でしたが現行と同じ白表示にして視認性がかなり上がったように思います。やっぱり白は良いですね!
そしてこの下の写真を見て気付く方はいるかもしれませんが、基盤の大きさが微妙に小さいんですよね。Amazonの販売ページにサイズが記載されていましたが現物のサイズと全然違う表記でした(笑)。上側左右の穴には本体基盤側から伸びている樹脂の棒がぴったり刺さるのですが幅が小さく穴位置が合っていないので奥まで入りません。また下側左右の穴はプラスネジで固定するのですが、ここも幅があっておらずネジ固定することが出来ません。縦位置はほぼ合っているので幅だけの問題ですね。

定規を置いただけの簡易的な測定ですが、純正OLEDの基板サイズは横幅27.5mmくらいで縦幅が28mmくらいでした。

コネクターが付いてたので表裏逆の写真ですが、購入した汎用OLEDの基盤サイズは横幅25mmくらいで2.5mmくらい幅が狭いです。縦幅は27.0~27.5mmくらいでほぼほぼ同じです。これも調べると最近のメジャーな規格だと幅が25mmが多いらしい。もしかしたらマクラーレンGT3ステアリングのV2や現行のものだと今回購入したものと同じサイズのものが付いているのかもしれませんね。

最終的にOLED基盤の左右を削りました。こうすることで上側左右の樹脂棒の凸部分が干渉しなくなり基盤が所定位置まで下がりました。下側左右の部分もこれでネジは何とか固定出来るようになりました。

ステアリング固定して表面パネルを付けたところ。ディスプレイの位置がずれるのではないかと危惧していましたが、実際にはほぼ気にならない形で表示部分がキレイに枠内に収まっています。めちゃくちゃ輝度も明るくなったので大満足です。交換に必要な敷居は高めですがハンダ固定や除去に慣れてる方なら簡単かと思います。なにより数百円で復活させられたのはホントに良かったです。

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