耐久レースレポート

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行ってきました。2007年 K-4 チャレンジカップ 耐久レース Round.2 in 幸田サーキット。そして昨晩帰ってまいりました。土曜日の仕事終了後に、愛知まで片道200km近くを3時間半掛けて走り、翌日6時に叩き起こされて現地着7時。17時に終了して18時に現地出発。3時間半掛けて21時半頃に自宅着という強行軍。
早く更新しようと思っておりましたが、昨晩はホント疲れ果ててしまいましたので、風呂に入ったら即爆睡(笑)。そして今、合間を見ながら少しづつ記憶を解きほどいて書いています。何時ものごとく長文になるかと予想されますので(笑)、ごゆっくりお読みください。しかしホント楽しかった1日でした!。


昨晩から降っていた雨は朝にはあがっていましたが、地面はビショ濡れ。これは完全ウェットだなぁ、嫌だなぁと不安になりながら(笑)、現地集合7時ということで、朝早く起こされて親類のおじさんのクルマに乗せてもらい、幸田サーキットへ向かいました。まだ完成して数年という事で全てが綺麗な施設でした。コースは予想通りフルウェット状態・・。嫌な予感が頭を過ぎります(笑)。
早速参加させてもらう「チームイナガキ トゥディ」へ赴き、チーム員の方に挨拶させてもらいました。皆さん私より少し年配の方ばかりでしたが、気さくな方ばかりですぐに打ち解ける事が出来ました。 タイムテーブルを確認すると、この後すぐにフリー走行、その後ブリーフィングがあって公式予選。11:30から決勝レーススタートして16:00にチェッカーという長丁場です。









実は土曜日にもフリー走行できる時間があったらしく、私も全く走ったことの無いコース・クルマだったので、慣熟走行をした方が良いのでは?ということで誘われていたのですが、土曜日の休みは基本的に月1度しかなく、その休みを幼稚園の卒園式に合わせたので、どうしても行く事が出来ませんでした。メンバーの方はその時にも乗られていますし、過去にも耐久出場されているのでコースやクルマは熟知されている方ばかり。なので、フリー走行の30分はまずチームの方がウォームアップランしてもらい、その後出来るだけ私に乗ってもらおうという段取りのようでした。1周1分くらいなので10分走っても10LAPは出来る計算なので、少しは慣れるかなと。

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で、いよいよ私の番がやってまいりました。かなり緊張してました(笑)。
コースは完全ウェットでしたが、ネオバは意外とグリップしてくれまして、全然怖くありませんでした。そしてFFなのに面白いくらいに曲がるんですよ。これはつくづく実感しました。そして、トータルで8LAPほどしまして次の方に代わりましたが、最終的に全19チーム中12番手のタイム(1分5秒台)を私が出したことになり、メンバーの方にえらい褒められました・・・。多分、4輪レースも初めて・コースも初めて・クルマも初めて・と初めてづくしだったので、もっと遅いだろうと思われていたんでしょう(笑)。私はとにかく足を引っ張る存在だったらどうしようという心配ばかりしていたので、この時点でかなりホっとしたのは正直な気持ちでした(笑)。結構攻めたつもりですが、頭の中ではまだまだ伸びしろがあるかな?っていう感じ(GTで感じるような感覚(笑))でした。

こういうのは当たり前なのかもしれませんが、ちゃんとラップ計測用の通信機をクルマに装着し、フィニッシュライン通過時にタイムがリアルタイムで電光掲示板に表示されます。これが私的にツボでして(笑)、もうホントにGTをプレイしているが如く、タイムアップに夢中でした(笑)。
そしてこのフリーの結果により、予選を走る一人に私が選ばれてしまいました(笑)。この間に天気は快晴になっていき(しかし冷たい風が強く、心底寒かったです・・)、コースはどんどんドライになっていきました。しかしドライなので、さっきのように滑らせつつ走るのとは違って、ブレーキングポイントも奥になるだろうし、コーナリング速度も速くなるだろうし、さっきよりどれくらい速く走れるのか予想がつきません。

フリー走行終了後に給油するのですが、予選・決勝合わせて30L以内という規制があります。トゥディはカタログ値30Lなので、入るだけ入れたらOKなのですが、それ以上容量がある車はカタログ値から30Lになるまで抜き取られます。どちらにしても入れられるだけ入れた方が得なので、ジャッキアップして給油口側を持ち上げて(笑)、ガソリンを蓋まで入れたら、揺すって元に戻し、再度上げて給油、これを繰り返していました(笑)。なんやかんやで普通に満タンしてから3Lくらいは入ったでしょうか。このコースでの燃費が10km/Lらしいのでそれだけでも30LAP分は入った計算になります。そのあとに車検員の方に給油口を封印されて終了です。



さていよいよ予選です。予選は最低30LAPは走らないといけないレギュレーションです。まず最初に走られたメンバーの方が1分3秒台を出されました。大分ドライになったとはいえ、さっきの私よりも2秒速い・・。実際どこまでタイムが出せるんだろうかと不安になりましたが、とにかく全開アタックしてやれ!と開き直りました(笑)。そして私が乗ってコースを走り始めました。ほぼドライになっていたので、ブレーキングも安定していましたし、コーナリング挙動も外に逃げていくような挙動がなくなり、思ったようにラインをトレースできてます。
そして1~2周目の計時ラップで1分2秒台が楽に出ました。これはいける!と思って(笑)、更に攻めました。最終的に7周ほど走ってベストラップ1分0秒3が出て、この時点で予選5番手(!)。ピットに戻ってきてメンバーの方にGJ!と言われて抱きつかれました(笑)。しかしそんなに世の中甘くないです。最後3台に抜かれて結果予選8番手となりました。それでも予選としては過去最上位らしく大分喜んでもらえました。私も嬉しかったです(笑)。

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決勝はセーフティカー先導でフォーメーションラップを走り、そのままローリングスタートとの事。4時間半のレース時間を4人で30分交代(規定で1人30分以上は走れない)で走るため、誰か1人が3スティントしなければいけないのですが、流れ的に私に決まってしまい(笑)、スタート・フィニッシュ時の走行も私になってしまいました。スタート時はとにかく順位キープで戻ってこられたらOKと言われてました。しかし予選で問題があったのか分かりませんが、優勝候補のマシンが後ろにいたりと、ちょっと不安にかられていました(笑)。

いよいよ決勝前。ピットロードで待機してグリッドに並ぶべくマシンを発進させます。グリッド上でチーム紹介などがあり、その後いよいよ本番スタートです。セーフティカー先頭にマシンを発進させ、意味があるのか分かりませんが、F1マシンの如くマシンを左右に振ってタイヤを暖めるフリ(笑)をして遊んでたら、後方のクルマもやってました・・・。もしかしたら意味があるのかもしれません(笑)。
そしてセーフティカーがピットロードに入ったところで前方車が全開に。私も付いていっていよいよスタートです。すぐに後ろから2台のマシンが凄まじく迫ってきています。明らかに力が違うっぽい感じです。危険な感じがしたので(笑)、2台のマシンに先に行かせました。その後ろはどんどん離れていってましたが、先に行った2台は消えていきました(笑)。順位キープの為には何とかしなければ・・と全力で走って前方の車に追いついていきました。そこで2台をパス(私の気迫を感じたのか譲ってくれました(笑))、指示通り8位の順位をキープして30分の走行を終えて無事戻る事が出来ました。
ラップタイムはこの時点で59秒後半と予選より速いタイムを出せましたが、かなり走りに無駄があるような気がしました。ブレーキングをかなり我慢して突っ込み気味に進入していたおかげで、コーナーの立ち上がりが苦しく、またステアリングでこじって無理やり曲げていた感じでしたので、タイヤの負担も大きかった気がしますし、コーナー立ち上がりもステア抵抗が大きい感じがして、スムーズに加速できない箇所が多く、結果それが燃費悪化に繋がっているかも・・と考えました。次に生かすための反省はGTでもよくしますが(笑)、ここでもその経験が生きたと思います。



その後はラップタイムの関係で順位が大分と落ちて、13~14位あたりを行ったり来たりしていた感じです。私が2スティント目を走るまでに、横転した車が出たりして、そこでセーフティカーが出動!。全車メインストレート前で停止させられ撤去まで止められます。そこから1周先導されてローリングスタートで再スタートするという、F1とかと同じシステムでしたので、見ていて面白かったです。



そして私が2回目に乗る番がやってきました。その頃の私は順位がどうというよりも、どれだけラップタイムを出せるか、という事ばかり考えていたのですが(笑)、燃費の件や消耗品の件もありますので、もしかしたら抑えて走らなければいけないかもしれないですよね・・・。一応メンバーの方に私の走行時にどのような感じで走ればよいか?と尋ねたところ、とりあえず今まで通り走れば良いという事だったようなので、「よし!」と内心で思いました(笑)。
燃料も減ってきているのでタイムは向上するだろうと思ってましたが、59秒台に入る事が出来ません。よく考えたら1スティント目と同じようなアツい強引な走りをしている感じでした(笑)。そこで頭を冷やして、1)ブレーキングではさっきより控えめに。2)フロント荷重を意識してもっと素直にクルマを曲げる。3)立ち上がり重視のラインを意識して、加速時に出来るだけステアリング抵抗をなくす。これを気をつけようと考えた矢先事件が起こりました。

バックストレート後のシケインで車が1台真裏にひっくり返ってました・・。中でドライバーが動いていますがまだ出てきていません。これは明らかにセーフティカーが入ると思い、そこからスローダウンして燃費を稼ぐよう走りました。次のラップで現場を通ったら、ドライバーは無事脱出していました。一安心でしたが、セーフティカーが私の目の前にいるではありませんか!!。先ほどと同じようにストレート前で止められ車の中でしばし待つ事に。そこでよくよく考えると、再スタート時のローリングスタートは私に主導権があるではないかと(笑)。よくF1とかで見るあのシーンを私が演じなければいけないことになろうとは。はっきりいって、今日一番緊張した瞬間でした(笑)。
マシンの撤去が終わりいよいよセーフティカーが動き出しました。後半区間に差し掛かると、後方のマシンが何時私が全開してもいいようにと真後ろにベタベタに付いています;;。怖!・・・とか思いましたが(笑)、セーフティカーの距離を少し離したり詰めたりしたりして、後方を色々惑わせました(笑)。そして加速して減速した瞬間ピットロードにセーフティカーが入るタイミングに合わせて、ここで一気に全開!。最高のロケットスタートを決めて後方をかなり離せました。しかしトップグループのマシンはムチャクチャ速いので、あっという間に周回遅れを抜き去って私に追いついてきました。先に行かせてからは暫く単独走行だったので、ここで先ほど考えたスムーズな操作を心がけて走ってみました。自分的には速さを感じない走りだったんですが、ここから59秒台が連発で出て、59秒441というラップタイムが出ました。よし、これで正解なんだな!って感じて2スティント目は終了。



ピットに戻ってから今までの事を色々考えていて、まだあの部分でこうすればもっとタイムは良くなるんじゃないか、とか色々とアイデア?が浮かんできます。ホント、耐久レースに出ている人の思考じゃないですよね(笑)。レースも終盤に差し掛かり、燃費を気にするマシンがポツポツと出てきてました。思い切りラップタイムを遅くして燃費走行に切り替えています。特にターボ勢やスーパーチャージャー勢は苦しそうです。私のチームは、その後1分1~5秒台位でコンスタントにラップを重ねていましたので、順位は12位くらいと少し上がってきてました。私が乗る直前の時も前方の車が燃費がきついのか、スローダウンしていて毎周4~5秒は詰めていました。これなら上手くいけば11位にいける!って感じでした。
最後のスティントがやってくる前に、メンバーの方に燃料の事を聞きました。すると今までの経験で、燃料計のE部分に針が並んだ時点で3Lは残っているはずだから、30周(約30分)は走れるはず、という事でした。なので、余裕があれば最終スティントで58秒台を出したい!と思ってましたが、そんな状況でもなさそうなので諦めました(笑)。そして戻ってきた時に燃料計を見ると、Eをちょっと下回ってます(笑)。嫌な予感がしたままスタート。11時25分スタートで15時55分フィニッシュですが、2回車両撤去でストレート手前でエンジン停止したまま計15分くらいは止まってます。その時間も4時間半に加算されているようなので、燃費には有利なはずなのですが・・。

私が乗ったのが15時25分くらいでしたので丸々30分あったのですが、恐れていた事が起こってしまいました。乗り出して2周目くらいにコーナーの立ち上がりでアクセルを踏んでも反応しません!。これはヤバイ。しかしすぐ燃料が通ったのか、また息を吹き返します。どうもコーナー中の横Gがきつく掛かるポイントで、ガソリンが不足する症状のようでした。始めはそれが1箇所だけでしたが、それが2箇所、3箇所と増えていき、ついにはバックストレート入り口の加速地点でも吹けないようになってきました。当然ラップタイムはガタ落ちで、後続車にガンガン抜かれます。ギアを出来るだけ低回転でシフトし、なおかつ高いギアでだましだまし走り出すと、それなりに走れるようになり3秒台くらいまで復活しましたが、突然ストレート上で吹けなくなったりで、またラップタイムが14秒台とかになったりと。時計を見ると15時40分。あと15分もあるやん!と、生きた心地がしませんでした;;。これで止まってしまうとリタイアになってしまいますから・・。それを何回も繰り返しつつ何とかチェッカーを受ける事が出来ました。この時本当に安堵しました・・・。ピットにいるメンバーに向かって渾身のガッツポーズ(笑)。



ピットに何とか戻り、事情を説明したら「やっぱりそうか~」と暖かいお言葉。しかし驚いたのは、私達以上に周りのクルマも深刻だったようで、順位はなんと2つも「上がって」いて(!)、総合10位で終える事が出来ました。かなり驚きました(笑)。でもメンバーの方々も私の走りを評価してくれたようで、次のレースも必ず呼ぶから、と嬉しいお言葉(笑)。表彰式を見届けてからメンバーの方々に深くお礼をして帰途につきました。

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今回のレースを振り返って、反省点と今後の対処、最後に感想を書いておきます。

1)ブレーキングを遅らせて突っ込みすぎると、体感的には攻めてる!って感じがして速そうに思えるが(笑)、実際は立ち上がりも苦しくなるし、何よりもタイヤに負担が大きかった。周りのクルマと比べても私達のクルマのタイヤは明らかに右フロントのダメージが大きかった。他の3人のメンバーの走り方からしても、原因は私にあるとしか思えない・・。実際私が乗っているときだけ、ブレーキングでタイヤスモークを上げながらアグレッシブな突っ込みをしていたとの証言(笑)。
なので、ブレーキングはもっと優しく気持ち手前から行い、その分コーナリング速度を高めつつ優しく曲がる事が必要とされる気がする。

2)FF車で攻めた走りをしたことは今回初めてでしたが、アンダーもそれほど出ず予想以上にグイグイ曲がるので、コーナー中にステア操作を強引にやりすぎた感があった。これもタイヤに良くない感じ。特に右フロントに負担のかかる左コーナーがかなり多く(左コーナー数:7、右コーナー数:3)、コース的にも右フロントに負担がかかるレイアウト。2スティント目でフルブレーキングからブレーキを若干残したまま進入し、フロントを上手く使って旋回し、立ち上がりはタイヤに負担が掛からないように、出来るだけ素直に立ち上がれるようなステア操作を心がけたのが結果良い感じになっていた。

3)最後ガス欠になりかけたのは、間違いなく私に原因がありそう・・。1)と2)にも関連している事かとおもいますが、ブレーキングで突っ込みすぎて、フロントは暴れタイヤもちゃんと路面を捕らえていないから、アクセルオンのタイミングが早いにも関わらずクルマは前に進んでいない。要するにタイムは出ていないのに燃料消費は多いという悪循環だったと感じます。なのに、もっと攻めないとタイムが出ないとばかりにもっと無理をするから燃料消費は更に悪化し、タイヤにもダメージを与えてしまったのかと分析しています。
なので、2)のようにコーナー進入から脱出までの過程をもっと無駄なく丁寧に行うことでラップタイムは上がり、なおかつ燃費も向上するのでは・・という結論です。

4)ラップタイムが意外と良くなかった。最終リザルトを見ても、下から数える方が早いといった感じ。同じチーム内で飛びぬけて速かったとしても、なかなか素直に喜べなかった。順位よりもラップタイムにこだわる辺り、タイムアタッカーとしての私本来の血が騒いでいたといったところですが(笑)。
勿論マシンがワンメイクではないということもあります。トゥディでも私が乗ったポシェットというグレードと、上位陣ご用達?のMTRECエンジン搭載車との差が大きかったように思えます。ホンダのサイトで両グレードのデータを調べてみると、実に10馬力違います・・。何かこんな事を書いてると言い訳みたいですが(笑)、実際同じマシンで走ればどれくらいのラップタイムを出せるのか・・。凄い興味を持っているところです(笑)。

5)感想ですが、FF車がこんなにもよく曲がり楽しい車だとはホント思いませんでした。この辺りはFF通の方がGTを通しておっしゃっていた事が、ホント体で感じることが出来ました。
あと、クルマを速く走らせる為の感覚といいますか、こうすれば速くなるんでは?とか、あそこのライン取りはこの方が良いかも?とか、そういう感覚はGTシリーズを通して養われた部分が大いに役立ったと思います。体感や挙動云々に関しては確かに実際とヴァーチャルでは超えられない壁というか隔たりがあると感じますが、そこに至る「プロセスを養う為のヴァーチャル」という意味では、GTシリーズの恩恵を感じずにはいられませんでした。

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皆さん、毎回毎回なにかしらのイベントがある度に無駄な長文に付き合わせてしまい申し訳ありません(笑)。文章を手短に簡潔にまとめる能力が欠如しているのかと思いますが;;、言いたいことを細かく書いていってしまうとどうしてもこうなってしまいます(笑)。

改めてみても長すぎ!と思いますが、言いたいことが伝われば幸いです。とにかく楽しかった!それは間違いなく大きな声で言いたいです。本気でレース用トゥディを買いたくてたまりません(笑)。あくまで妄想ですけど、GTで速い人ばかりを集めてこんなレースに出たら、意外と良いところにいくんでは?とさえ思います(笑)。クルマは勿論GTのロゴをデカデカと貼りますよ(笑)。