ルノースパイ事件の裁定

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今年大きくF1界を揺るがしたスパイ事件。マクラーレンに続きルノーもその疑惑対象となった話は以前こちらで書きましたが(11/16記事参照)、12月6日に世界モータースポーツ評議会(WMSC)で裁定発表となりました。結果は違反を認めたものの罰則無し。これはある意味予想通りであり予想外の結果でした。
「予想通り」というのは、こうしなければならない理由があったからでしょう。現在ルノーF1チームはF1にとって大きな存在価値がありますし、ここでマクラーレン時に匹敵する罰則となれば恐らくルノーはF1から撤退していたでしょう。それはF1にとって有益な出来事ではありません。それが大きな理由だと思います。事実これでルノーの参戦継続は確定でしょうし、この進展結果を見守っていたと思われるアロンソの動向も、これで大きく動き出すと思われます。逆に考えれば、マクラーレンチーム(特にロン)はF1にそれほど必要だとは思わないのかもしれません。
「予想外」というのは、マクラーレンの時とルノーの時とでこれほど裁定が違うというのが驚きです。マクラーレンの裁定は完全に「疑わしきは罰する」という形でしたので、ルノーに関しても当然そうしなければ世論から凄い非難を浴びるのは明らか。それでもそうしなかった事は驚きとしか言いようが無いです。近いうちに評議会の議事録が公開されて全てが明らかになるようですが、違反を認めているのにマクラーレンと違う裁定(罰則無し)になったという理由は誰が見ても納得出来る内容なのか。非常に興味があります。