2007年 幸田K-4 最終戦レポート

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寒空の中、幸田サーキットでのK-4チャレンジカップ耐久レース最終戦に参加してきました。土曜日は予選でしたが私は仕事の都合で参加できず。土曜日夜に現地に出向き、話を聞いてみると足回りがイマイチ調子が悪いとの事。それが影響したのか予選はブービーの22番手(エントリー24台中、1台は未参加となった為)でした;;。タイムを見ると56秒台でしたので、前々回の真夏の参加の際に出したポシェットでのベストラップよりも遅かったみたいです(笑)。まあ予選で前の方に居ても長丁場のレースになるので、それ程予選は関係ないと思っていましたが、それよりもブッツケ本番になる私が新しい車でどれだけ走れるのかが不安でした・・。
実際決勝直前に行われるフリー走行に関しても、今までは燃料無制限でしたのでここでクルマの最終チェックが出来たのですが、今回は予選が前日に行われたので、日曜朝のフリー走行30周で全開で走る車は皆無であるだろうと思われたからです。なので、ここではゆっくり走って全開走行はまさに決勝で・・という流れになるだろうと予想していました。前日は移動の疲れ(約2.5時間)から、ビール数本で眠気が襲ってきたので早めの就寝(笑)。明日に備えます。


決勝日は快晴。朝7時に現地着しましたが寒い事・・。とにかくコーヒーで温まります。今回の車は待望のMTRECとあって非常に楽しみでした。マシンパワーはどれくらいあるのか。しかし前日に聞いていた足回りの調子の悪さも気になりますので、この辺りは走ってみないことには何とも言えません。朝9時15分からフリー走行となりますが、予想通り全車スローペースで燃費稼ぎに徹するだろうということでしたので、30周を全て私がドライブすることに。とはいってもスローペースなので、クルマのことは何も分からないだろうなという感じでした。







朝のピット風景。写真では暖かそうに見えますが、めちゃくちゃ寒かったです・・。






これが念願のMTRECトゥディ。遂にマシンは上位陣と同等のパワーを得ることに!






これが今日の運転席です。メーターパネル内のタコメーターがMTRECの証。カメラ三脚はいつも取り付けに大変悩みます・・。今回はワークモータースさんの方に手伝ってもらい大変助かりました。ありがとうございました。






車検通過すればこのステッカーを貼ってもらいます。ラップタイム/順位はピット上にあるタイミングモニターを見ます。ピットでこのモニターを見つめる姿はTVで見るレースシーンのようです(笑)。


フリー走行が始まり早速コースイン。案の定皆さんゆっくり走っています。私も仕方なくそれら隊列の中に入ってゆっくりと走行。あまりにも退屈なのでコーナーで思いきり曲がってみたりと色々やってみましたが、いまひとつ足回りがどんな感触なのか掴めませんでした。45分のフリー走行をずーっとスローペースで走り続け、30周消化した時点でピットイン。こういう機会は今後無さそうなので終盤に思いきり走ってみてラップチャートの1番上に出てやろうか?と一瞬思いましたが(笑)、どうしても隊列の前に出れなさそうでしたので諦めることに・・。走行終了後にラップタイムモニターを見ると、1位ビギナーズフォーチーム、2位ワークモータース&ファーストDチームが、私が考えてた通りのことをされていて笑ってしまいました。さすが外見命(勿論良い意味で言ってるんですよ)です(笑)。

そんなこんなで決勝です。スタートドライバーは私が務めることに。基本30分以上の走行は認められていませんので、270分÷30=9回となり、一人あたり3回のドライブが必要となります。燃費は今回それ程厳しくないと思われましたので、最初からそれ程燃費セーブせずに走れそうな雰囲気です。とはいってもいきなり全開というわけにはいきませんが・・。後ろには1台の22位スタートですので、最初の30分でどれだけ順位を上げることが出来るか、それを考えて走ることに。GTR2では後方スタートでロクなことがありませんので(笑)、慎重に行きつつ積極的にオーバーテイクを仕掛けていこうと目標を立てます。

そしてスタートです!。スタートして直ぐにマシンパワーの大幅な向上に気付きます。やはりMTRECマシンは凄いですね(笑)。今までバックストレートで譲られた以外にオーバーテイクした事が無かったのですが、今回は2コーナー立ち上がりからスリップ(笑)に入ってバックストレート中盤くらいで横に並び終盤で追い抜くまでにストレートが伸びていきます。これは最高!と思っていたのですが、その後の低速セクションが厳しかったです。足回りの不調とはいかほど?と思っていたのですが、前回まではブレーキング開始からターンイン開始にかけてブレーキを少しづつリリースしながら曲がり始めるのですが、フロントのグリップと相談しながらアクセルとブレーキを上手く使って荷重調整・速度調整をして立ち上がっていくという感じで気持ちよく曲がれていたのが、今回はターンイン直後から凄まじいアンダーが発生して全然曲がりません。とにかくコーナリング状態になるとフロントの接地感が薄く、ブレーキを残しながらコーナリングするという走り方が上手く出来ませんでした。なので、初期減速で大きく減速してやらないとフロントが食いつかないので、かなりコーナーでロスしている感じでした。







またMTRECトゥディになってギア比が変わったようなのですが、明らかにコースと合っていませんでした;;。ポシェットの時は低速コーナー立ち上がりで2速が良い感じだったのですが、今回のギアだと2速では吹け上がり過ぎで直ぐにギアチェンジをしなければいけない感じ、3速だと失速しすぎて立ち上がりで後方の車に追いやられるといった感じで、かなり辛い状態でした・・・。この辺りも走りながら最適な走法?を考えつつ色々なトライを試します。
それでもスタートしてピットまでに順位を13番手まで上げられたようです。この走行で53秒7までタイムを出す事が出来ました。夏に参加した時はポシェットで55秒中盤でしたから、約2秒のタイムアップとなっています。マシンの感触は先ほどの説明のように辛い状態でしたが、それを補って余るほどのパワーがあったということでしょう。ピットに戻って、応急処置としてタイヤの空気圧を0.2~0.3ほど下げる事を提案。次回走行時に試す事にしました。


 スタートからドライバー交代までのダイジェスト動画




その後ピットイン時のドタバタ等あって順位を少し下げて16~17番手辺りの走行に。そして2度目の私の走行となり、先ほどの話通りに空気圧を下げてもらってピットアウト。これで少しマシになってコーナーでちょっと攻められるようになりました。ここで53秒6辺りまでタイムが出ていましたが、思ったよりも伸びていない感じです。ちょっとコーナーで頑張りすぎているのかもしれません。最終スティントではもう少し丁寧な走行を心がけようとドライバー交代。しかしこの後にアクシデントが・・。ゼッケン4番のビギナーズフォートゥディとのバトルにアツくなってしまった影響か(笑)、2コーナーでアウトに膨らみコースアウトしてスポンジバリアに激突。緊急ピットインしてきたクルマの致命的ダメージは外見上殆どありませんでしたが、ドアミラーは付け根から崩壊していたので、ガムテープでぐるぐる巻きにしてとりあえず固定。ピットアウト後のマシンペースを見ても特に足回り等の深刻なダメージはなさそうでしたので一安心。







左は他チームのアクシデント。フロント周りが大破していてこの後リタイアされました。右は当チームのアクシデント。足回りに大きなダメージが無かったのが幸いでした。


そして私の最終スティント。このスティントで53秒1台のベストタイムが出て、コンスタントに53秒台のペースで走ることが出来ました。トップグループのチームもペース配分していたのか、52~53秒台辺りのペースで走っていたようで、終始離されずについていけたというのが個人的な一番大きな収穫でした。いつもならあっという間に周回遅れにされていくのですが(笑)、今回は最終順位が一ケタ台だったチームの車も何回もオーバーテイクしましたし、私が真後ろにつけて譲ってくれたトップテン圏内のクルマもあったりしましたので(笑)、かなり良い感じだったと思いました。コーナーでのフロントの食いつき・ターンイン直後の強アンダーを無くす事とギア比の改善で、一発の速さだけを見れば上位グループにも十分ヒケをとらないのではないかと感じました。

そして終盤。ピットインのタイミングが何度かのアクシデント等でずれていて、最後30分は私に任せるということになりもう一度乗る機会がきました(笑)。ガソリンは多分持つだろうから回転数縛り無しで全開で!という事で、気合入ってました。ここで52秒台に絶対入れてやろうと思ってたので、有終の美を飾ろうと気合でピットアウト。さあこれからとおもった矢先にいきなりガス欠症状が;;。その後だんだんと酷くなり、コーナーで殆ど止まりかけになる始末・・。上位のクルマが激しい攻防を行っていたので、とにかく後ろを見ることしか集中できず。1分10秒~20秒くらいのラップタイムで走る状態となり、2周に1回は周回遅れにされていく状況でした。最後はホントに冷や冷やものでしたが、何とかチェッカーを受ける事ができました。この30分走行は本当に疲れました(笑)。
結果15位完走と順位は7つ上げる事が出来ましたが、やはりもう少し順位を上げたいところですねー。特に最後の燃費に関しては、それまでの私の燃料消費が大きかったように思えますので、この辺りも反省材料です・・。







いつもお世話になっているビギナーズフォートゥディチーム(左)と、ワークモータース&ファーストデザインチーム(右)の勇姿。写真がボケボケでスイマセン;;


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今回は最終戦ということで、今回のレース結果に対する表彰式と、年間ランキングの表彰があわせて行われました。終盤にパルクフェルメ RRトゥデイがホイール脱落(ハブの破損らしいです)から最終コーナーでクラッシュリタイアするという波乱があり、年間チャンピオンが今レース初優勝のマケラーレンモノコックトゥデイになるという、ドラマがありました。
我がチームに関しては、足回りのセッティングとギア比の改善が進めば、上位に少し肉薄出来そうな戦闘力が得られそうな気がします。今までのベストタイムが55秒4で今回53秒1と実に2.3秒タイムアップしています。トップグループとのベストタイム差も50秒台に入っていたのは4チームだけですので、2秒程の差と考えてよいかと思います。この差は実際には大きく見えますが、私個人的には上位グループの走りのイメージがようやく見えてきたという感じです。今までは5秒近く違っていたので、どうやったらそんなタイムが出るんだろう、と思っていました(笑)。でも今回2秒までその差が詰まり、イメージとしておぼろげながら見えてきたというのが一番大きかったですね。勿論クルマ自体の部分と私自身のドライビングの問題点も見えてきたので、来年は非常に楽しみになってきました。2008年開幕は2月からスタートしますが、私は3月下旬の第2戦から再度参戦予定です。気合入れて頑張りたいと思います。

最後にチームイナガキの皆さん、何時もありがとうございました。そしてワークモータース&ファーストデザインチームの皆さんも何時も暖かく接して頂きありがとうございます。そしてビギナーズフォートゥディチームのR介君、春には自チーム参戦との事なので、激しいガチンコバトルが出来る日を楽しみにしています!。


最終結果
総合14位(ATクラス1位)
・ワークM&ファーストDキャロル 269周(4:30'15.100 29Lap遅れ) Fastest 55.504
総合15位(MTクラス13位)
・チームイナガキトゥデイ 268周(4:30'20.418 30Lap遅れ) Fastest 53.103
総合18位(ATクラス2位)
・ビギナーズフォートゥデイ 260周(4:30'59.781 38Lap遅れ) Fastest 55.180


幸田K-4チャレンジカップ耐久レース FInalRound リザルト
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Thanks to
ファーストデザイン有限会社
http://www.firstdesign.jp/