2006年 F1 第13戦 ハンガリーGP 君が代が遂に・・

今非常に興奮した状態で書いてます(笑)。
遂に第三期HONDAが初勝利をあげました。同じくバトンにとっても113戦目の初優勝。見る人にとってはウェット状態の波乱のレースでしたので、棚ボタだと思う人もいるかもしれません。実際戦力的にはホンダの戦闘力はルノー・フェラーリ・マクラーレンには及んでいないと思います。しかし、今回アロンソに肉薄した後、ピットイン後のバトンのラップタイムはアロンソを遥かに凌駕したタイムでしたので、アロンソが不運なリタイアを演じたとしても十分に勝利に値する素晴らしい走りだったと思います。バトンは2005年の件があってあまり好きではないのですが、今回だけはそんなことを忘れて素直に祝福したいと思います。



レースは荒れに荒れた展開でしたので、ミハエルもアロンソがリタイアした後はどうしても2位を欲しかったのでウェットタイヤのまま走り続けましたが、結果論的には完全に裏目に出てしまいました。デラロサに抜かれ、ハイドフェルドとのバトルでテレビには映っていませんでしたが、恐らく接触して足回りを痛めたのでしょう。ステアリングが効かない状態でピットに入るシーンは本当に最悪の状況でした。ドライに変えたマッサがミハエルより6秒くらい速いタイムで走っていたのですから・・。しかしこれもレースなんでしょうね。これでアロンソとのポイント差は11のまま、アロンソは本当に運が良かったとしかいいようがないです。

※クビサ(プレスリリースで「クビサ」と読んで欲しいと発表したそうです(笑))が重量違反失格の為、ミハエルはポイント1を加算し、差は10となりました。

表彰台でバトンの為のイギリス国歌が流れた後、ホンダのための「君が代」が遂に流れました。恥ずかしながらこの国歌が流れているときに、涙が出て止まりませんでした・・;;。今宮さんも実況の声が完全に涙声でした・・。
中嶋悟の時代に淡くも思い続けた君が代、片山右京の時代にもしかしたら聞けるかも?と少し思った君が代、佐藤琢磨の2004年BAR時代にかなり現実になりそうで聞けなかった君が代・・。まさか2006年に聞けるとは夢にも思いませんでした。これがレースなんだなって実感です。

君が代を聞いたことの無い(若しくは覚えてない)観客・関係者が殆どだったのかもしれませんが、曲が終わっても誰も拍手もない時間が少し流れました(笑)。どこで終わる曲なのか殆どの方が知らなかったのでしょう(笑)

※↑はフジ地上波を見られた方は不思議に思うでしょうが、生放送では明らかに数秒の「間」がありました(笑)。フジ地上波も勢いで見ましたが、「間」が無いように上手く編集されてましたよ(笑)。

2006年 F1 第13戦 ハンガリーGP 君が代が遂に・・” に対して6件のコメントがあります。

  1. key より:

    私も君が代を聞いたら目が潤んじゃいました。ホンダさんはついにやってくれました。今までも勝てるレースを戦略ミスで落としてきましたので、なかなかドライタイヤに替えなかったのが不安でしたが、タイヤを替えてもトップに復帰。これで決まったな、と。今まで長い長いトンネルの中にいましたけど、この勝利を期に完全復活といってほしいですね。

  2. ミン君 より:

    こんにちは
    ミン君です。
    SYORIさんのレポート見ていると、昨日の興奮が甦ってきます。HONDAの優勝は決してタナボタではなかったと思います。大変な波乱のレースでしたが、最後まで諦めない気持ちが結果として残ったと思います。
    また、琢磨も完走できて良かったと思います。次のトルコへつながるはずです。がんばれニッポンF1チーム!!

  3. SYORI より:

    >keyさん
    遂にでしたね・・。2004年はホント戦略ミスで落としたレースが沢山ありましたが、今回はジェンソンの走りも良かったですが戦略も完璧でしたね。インターミディエトのまま給油のみでピットアウトした後、アロンソとの差が開きましたがもう一回ピットでドライタイヤに変えるまで素晴らしいラップを刻んでましたからね。アロンソがピット後にリタイアしてしまいましたが、あの時走り続けていたら展開はもしかしたら違ったものになっていたかもしれませんけど、これがレースですからね。
    ハンガリーGPは追い抜きが基本的に無理なコースですが、印象に残っているのが88年のセナとプロストが1コーナーで抜き返しを演じたシーンや、97年にアロウズヤマハのヒルがトラブルを抱えて最終ラップにヴィルヌーブに抜かれてしまったレースなど、印象に残るシーンが多いですね。
    そういえば本田宗一郎氏が亡くなって最初のレースがハンガリーGPでした。ドライバーもチームクルーも喪章を付けてホンダ劣勢の中、セナが勝利したレースでしたから、ホンダとハンガリーGPは何か不思議な繋がりがあるような感じがします。

  4. SYORI より:

    >ミン君さん
    昨日は興奮状態でしたので、そのままの感情がそのまま出ている文章になってしまいました(笑)。冷静に色々と書きたかったのですが・・。まあレスで思う存分書いてますので(笑)。
    公式サイトのラップチャート見ながら見ていましたが、バトンのペースは素晴らしかったですよ。アロンソを追い詰めるところも見事でしたし、ピット後のタイムペースもしかりです。棚ボタとは決して思えませんでしたよ。素晴らしいレース展開でした。
    メイン投稿でSAF1のことを触れなかったのは今回初めてでした(笑)。左近はスタートでアウト側から凄まじく抜いてましたがブレーキが遅れ、アウトに脹らんだところでブレーキロック?が影響したか、エンストで止まったようですね・・。2戦続けて1周リタイアは辛いですが、トルコではフロントセクションも完全なSA06Bが登場ですから頑張って欲しいです。
    琢磨も最初のペースはかなり良く、ミッドランドに最大70秒くらい差を広げていたのですが、一回目のストップ後にクラッチがおかしくなり、その後ギアも1個失ったようですね。元々今のパッケージではBSレインは全く合わないという事を琢磨自身言ってましたので、レインコンディションを知った時にもうだめだとは思いましたけど・・。しかしトラブルを抱えながら完走するあたり流石だと思いました。貴重なデータも取れたでしょうから、トルコまでは夏休み期間(テスト禁止)ですが、しっかりとSA06Bの為の開発をして欲しいところです。

  5. ランドル より:

    こんばんは~。更新お疲れさまです
    HONDA、遂にやりましたね!!日本の国歌が流れるか心配でしたが、ちゃんと流れて良かったです。感動しました(みなさんが書かれているので、私はこの位にしておきます(笑))
    しかし、車の進化は凄いですね!去年のタイムを上回るタイムが出たようですし、チームとの差もあっという間に縮まりますし、本当に凄いですね(FIAが色々と車のスピードを抑え様としていますが、あまり意味がないようですね…)
    今回のハンガリーGPですが、フリー走行からミハエルとアロンソが走行時の違反で、予選からペナルティがでることや、GP始まって以来のウェットでのレース展開。チャンピオン争いをしている二人がリタイアするなど、映画さながらの展開に終始目が離せない状況のレースでしたね。
    リタイアをしてしまったミハエルですが、運良くクビカの規定違反にて1ポイントを確保できましたが…逃したポイントは大きかったと思います。なぜ?あの時点でドライタイヤに変更しなかったのか?疑問ですね。このまま逃げ切れると思っての判断だと思いますが…大失敗でしたね。
    それにしてもシケインでのデラロサの追い上げに、ミハエルがエスケープゾーンへ出てしまい、そのあとにデラロサの前を抑えて堂々と走っていたこの行為は、ペナルティの対象となると思うのですが…また、政治的な力でもみ消したのでしょうか…。
    残り5戦ですが、チャンピオン争いも面白くなってきましたし、チーム間の差が縮まってきているので、面白いレース展開が期待できそうですね♪

  6. SYORI より:

    >ランドルさん
    どうもです。大昔ですが友達と、「君が代」の音源って用意してるんだろうか?って話をしてましたよ(笑)。
    君が代が流れた時の興奮は、89年中嶋がアデレードでファステストを記録して3位パトレーゼを追走した時、94年ホッケンハイムで片山右京がスタート後2位を走っていた時、2002年鈴鹿でジョーダンホンダの琢磨が初入賞した時、そして2004年USGPの時、以来ですね(笑)。
    クルマの進化の件ですが、来年以降エンジン凍結が正式に決まったようで、今年の中国GPで使うエンジンスペックを来年1年間使い続けるというものらしいです・・。スピードの抑制は勿論ですが、開発コストを抑えると言う意味もありそうです。しかし、こうなるとシャシーの空力性能が更に重要となりますので、そっちにますますカネを掛けるようになって結局は一緒ではないかと・・。毎度の事ながらFIA(特にモズレー)は根本的な何かを間違っていると思うんですけどね。
    ミハエルのタイヤの件、これはもう結果論でしかないですよねー。ペドロサとのタイムが詰まってきた時、ハイドフェルドとは30秒近くの差がありましたので、そこで入れれば3位は確定ですが、2位で得られるポイントから2点失う訳ですからね。鉄壁ブロックで抑え込み2位を狙ったのでしょう。マッサはその後ドライに変えてミハエルより6秒速いタイムでしたが、その時点ではペドロサもハイドフェルドも直ぐ後ろまで来てましたから、どうする事も出来なかったんでしょうね・・。
    ミハエルのエスケープの件ですが、私が見る限りでは完全にオーバーテイクされていない感じでしたので、それで「マージンを得た」かどうかは微妙な感じでしたが、もしそれがペナルティになったら最終結果+20秒加算ですので、モンテイロが入賞圏内に入る訳です(笑)。恐らくMF1チームも分かってるでしょうから、異議申し立てはしていると思いますが、多分覆らなかったんでしょう。

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