奈良吉野路ツーリング

久しぶりのツーリングです。3月頭に泥遊びで走った以来ですけども、実質ちゃんとしたツーリングは昨年10月以来なので半年ぶりです。納車から1年経ちましたがまだ500kmちょいしか走れていないので(笑)、流石に今の季節を逃すとヘタすりゃ秋まで乗らない予感もあり予定を組んでツーリング実行です。とは言っても色々と声掛けしたものの都合のついたメンバーは1人だけでしたので2人での道中です。

京都から北上するルート、北西ルートももはや飽きたので(笑)、久々に南下するルートを。一緒に行った友人が「ライダーズカフェが行きたい」という事で、調べてもらった美味そうなハンバーガーがあるお店を目的地に、その途中で色々と景色を楽しもうかという緩い感じで。私の希望としては過去寒い時期にバイクを走らせて、冷え切った身体で入った温泉が最高だったので(笑)、ルートにある(といってもカフェから大分遠回りになりますが)有名な温泉に行く事を希望。とりあえずはその2か所を巡るツーリングという事で早朝に出発します。

まず目指すは奈良。奈良と言えば針テラス。という事で針テラスを目指します。
基本どなたもそうかもしれませんが、一般道を走るなら極力市街地を通りたくないんです。少し遠回りだとしても交通量の余り多くない山間部で信号もあまりないような道を好んで通りたい。という事で京都も山間部を通って奈良へ南下していきます。といいつつ直ぐ休憩(笑)。まずはコーヒーを飲んで一服。気持ちにゆとり持っていきたいですからね。左後ろに映ってるWRが何時もの友人です。

あっという間に針テラス着。
天気は最高気温27度予想でしたので日中は暑いくらいになるでしょう。まだ午前中なので日が当たる場所は大変気持ちよく日陰やトンネルは寒いくらいでしたが、流石に今日はバイク日和の土曜日なのでバイクは多いだろうなと思っていましたが予想通りバイク野郎だらけでした(笑)

バイクのリアにワンコ(柴犬)を載せてのバイカーが。ちゃんとゴーグル付けてもらってカメラ向けるとカメラ目線をしてくれて。めっちゃ可愛いワンコでした。

針テラスから南下して宇陀市を通過、更に南下して吉野川沿いを走るルートに。
吉野川と言えば下流(和歌山)では紀の川と呼ばれ鮎の名産地ですよね。大昔愛読していた釣りキチ三平でも紀の川での鮎の投網漁で有名ですが(誰も知らないと思いますがw)、その源流辺りを通っている事になります。景色最高、川もキレイ、空気も最高。文句の付け所のないくらいの道中です。

第一経由地点の温泉へ向かってどんどん南下しますと大きなダムが見えてきました。大きい建造物が好きでダム好きって程ではないですけど過去3回は黒部ダムへ行った事があるくらいなので一般よりは好きなのでしょう(笑)早速向かいます。名称は大滝ダムという事で、なんでも昭和34年の伊勢湾台風の時に紀の川沿川における甚大な被害を契機に計画されたダムだそう。何時行っても思いますがこんな巨大なものを実際に造ってしまうってのが本当に凄いなと。

更に南下するとまたダムがありました。大迫ダムとの事ですが同じ川の上流と下流で2つもダムが連なるってのは珍しいような気がしたのですがどうなんでしょうね。ネットで調べてみたところ元々この大迫ダムの建設予定があったものの先に下流側の大滝ダムが建設となった関係で、大迫ダムの方は洪水調節目的を持たない発電目的のダムという事になったそうですが。
まあそんな話など知るすべもなく(笑)、このダムを渡って目的の温泉へ到着です。

私自身はあまり詳しくないのですけど、この温泉相当有名なところみたいです。入之波温泉湯元 山鳩湯という名称で、100%源泉かけ流し温泉との事。ホームページには「全国的にも珍しい毎分500L自噴している自家源泉があり、無色透明、甘味で硫化水素臭を有し、数時間後に淡黄褐色に変化します。加水なしの源泉100%掛け流しの贅沢な温泉をぜひご堪能ください。」と。大浴場と露天風呂の2つがあり、クチコミなどだとあまり熱いお湯ではないとの事でしたが真冬ではない時期なのでそれくらいが丁度良いのかな?と。景色も最高なのでワクワクしながら向かいます。

車も一杯でバイクも沢山停まっていたので停める所が無い(笑)仕方ないので少し離れた場所へ駐車。入浴時間は10時~17時。斜面に建てられているのでずっと階段を下っていきます。新聞記事など沢山飾られていて有名な場所である事が分かります。

お風呂へスマホを持っていく事は流石に出来ないので(笑)、感想のみですが確かにお湯そのものの温度は高くはありませんでした。冬に行くと寒いかも・・。源泉が出てきてる場所辺りに浸かりましたがその辺りはそれなりに良いお湯加減でした。何よりも泥水のような褐色の濁り湯。いかにも身体に効きそうな感じがします(笑)。元々は木製の湯船だそうですが石灰華の堆積で表面の粗い大理石?のような状態になっていました。公式サイトの写真を引用しておきます。

露天風呂から見える景色に近い写真を2枚ほど。向こうに橋が見えます。めちゃくちゃ景色が良いですし露天風呂横には大きな桜の木が見えましたので満開の時季だと最高の景色になりそうです。入湯料は900円でタオルは別途250円(だったと思う)でした。コインロッカーで100円も必要になるかと思います。風呂上がりに食事も出来そうでしたのでお昼時に行くのが良さそうですね。

身体も温まって?元気いっぱいで再び走り始めます。
インカムで友人と話してたのですが、この辺りって標高がかなり高い事に気が付きます。大台ヶ原ドライブウェイ経由で309号線を通って北上するルートだったのですが、ぱっと高度計を見ると1200mもあります!後から調べるまで全然知りませんでしたが、この辺りは1900mクラスの山を筆頭に1000mオーバーの山岳地帯のようでした。かなり山深い狭い道路を走ってると突然駐車場があって何かと思いましたが、世界遺産の大峰山寺へ向かう登山ルートだったり前述した八経ヶ岳と呼ばれる標高1915mの奈良県及び近畿圏の最高峰の山があるなど、信州を走ってるかのような壮大な景色。奈良って凄いなと(笑)。私の今までの奈良イメージって奈良公園くらいの感覚しかなく(笑)、ここまで雄大な自然が存在しているとは思いませんでした。隣の京都に住んでるのに無知でした(笑)

大パノラマな場所で写真撮ってる方が居たので私達も止まって撮影。

道の駅 吉野路黒滝を経由します。
今回はその友人とも話してたのですが、しんどくならない程度に何度も休憩を挟んで苦痛を感じないように走りました(笑)。そのかいあってか何時もよりかなり快適でしたし時間はかかりますけど楽しい気分がずっと味わえたのも収穫でした。毎回途中から疲れた・帰りたいと連呼してましたから(笑)。若い頃はそんなこと感じたこともありませんでしたが、流石に歳相応の遊び方をしないといけませんよね。
ここではお土産に有名?っぽいよもぎ100%の草餅(あんこ入り)、えび餅(あんこ無し)を買って帰ります。

更にここから走らせ15時過ぎくらいだったか、ようやく今日の目的地であるカフェに到着。

古き良き50'sなアメリカ的雰囲気であるライダーズカフェヴィンテージさん。事前に調べてたかぎりハンバーガーで有名なのでしょうか。デカくてめちゃくちゃ美味しそうな写真だったので楽しみでした。朝からコーヒーしか飲んでない二人はかなり腹ペコ状態だったので、やっと食べ物にありつけるといった感じでした(笑)

時間が15時過ぎと中途半端な時間だったのでお客さんは誰もいなかったです(笑)。オープンテラスもあるようでした。

お店の中。改装されてまだ数年らしく中はかなりキレイでした。めちゃくちゃ雰囲気良いです。バックトゥザフューチャーに出てくるようなアメリカンダイナーといいますか。ビフが怒って店の中に入ってきそうです(笑)。とりあえず酒が呑みたくてたまらない感じですが当然呑めないので(笑)、ノンアルビールを頼みます。めちゃくちゃ美味かった・・

そして暫くして頼んでたバーガー到着。もうお世辞抜きに最高でした。美味すぎ。腹が減ってたのもありますけど(笑)、もうちょっと近かったら通いたいくらいです。レタス・ビーフパテ・チーズ・ベーコン・卵・トマトと。私はトマトが苦手ではあるのですが、そんなのなんのその、ガツガツ食えてしまいました。

帰る前に店内の写真を何枚か。
雰囲気最高ですし、マジで夜にお酒を呑みに行きたいような感じです。奈良ルートでツーリング行かれる方は是非行ってみては!

さあ楽しい時間もここまで。あとは自宅まで帰るだけの走りとなると途端と気分が下がってきます(笑)

ここから再度休憩を何度か挟み、針テラスルートで帰宅しました。
総走行距離は約230km。バイクを購入して恐らく一番沢山走ったかと思います(笑)。それでも休憩を何度も挟み無理なくゆっくり走ったので疲労感はそれほどなく、インカムで友人と朝から夕暮れまでずっと喋りっぱなしの楽しい1日でした。帰宅後はお土産に買って帰ったお餅を家人と頂く事に。購入時にお店の方に食べ方を聞くと「草餅もえび餅もこんがり焼いて下さい。えび餅の方は焼いて醤油をかけて食べてください」と聞いて、私自身あまりこういうものを食べないので知らないのですが「焼いて食うのか!」とびっくりしてたんですが(笑)、その通りにトースターで焼いて醤油かけてくったえび餅は大変美味しかったです!

今回のメインルート。針テラスから南下していった後のルートとなります。

余談ですが、CRF250L(MD47)でこれまで長距離(と言えるかわかりませんが)を走った事がほぼ無かったので、ガソリン消費に対するメーターのガソリン計の増減がどういう感じなのか分かっていなかったのですが、130kmほど走った段階(内、20kmくらいはマウントエデンでエンデューロコースを走った時の道中含む)でメーター目盛りが残り2つでして、こんなに減るのかと思ってました。どれくらい持つのか分かりませんでしたのでその時点で先にガソリンスタンドも無さそうな山道に入るので給油したのですが、その時のお支払額が666円(縁起悪いですけどw)でして、え?それだけしか入らないの?とびっくり。3.87Lしか入りませんでした。MD47のCRF250Lはタンク容量7.8Lなので、計算上は丁度半分使った計算になります。となるとメーター残量が2個の状態でも実際はタンク容量の半分近くは残っているのかと。結構余裕目のメーター表示になっているんだろうなと。調べてみると予備タンク状態(最後のメモリが点滅状態?)で2Lが残るらしいので、そこまで焦って入れなくても良いのかもしれません。給油から燃費を計算すると33.6L/kmくらい走ってたので、目盛り点滅が始まった時点で残量2Lを信じるなら約70kmくらいは走る計算となるのでしょうか。
とは言えもう少しタンクが大きかったらなとも思いますし、逆にこんなレベルのツーリングなら今のままでも良いかと思いますし。アチェルビスのビッグタンクは前から気にはなっていますが14Lの大容量で見た目も大きく変化するので悩ましいところです。

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