CRF250L MD47 DRC モトレッド エッジホルダーキットのナンバー角度を40度に

表題の商品を購入し取り付けしてみて、デザインやスタイルなど大変気に入ってたんですが唯一気に入らなかったのがナンバーの角度。といいますのも、エッジホルダーキットは純正テールランプ周りの樹脂形状にあわせた造形になっているため、ナンバー角度が30度となるんです。2021年10月以降の新規登録車についてはナンバー角度が40度までと決まってますので、もう少しだけ角度を上向きにしたい。ナンバーを見えにくくしたいという意図ではなくダートを走った際のリアタイヤからの泥跳ねを少しでも軽減させたいという意図です。まあ多少はその方がかっこいいというのもあるんですけど(笑)

なので猶予的にはあと10度あるという形なのですが、エッジホルダーキットはその形状的にさらに角度を上げる使い方が出来ませんし、こちらの記事で記載していた通り純正樹脂形状に沿った形のためこの部分の加工はそもそも無理だと思われます。そうなると後付けで10度ナンバー角を変更できるようなアフターパーツが必要になってきますが、かなり調べましたけどそのような製品は存在していませんでした(2024年4月現在)。

なので念のため?にもし使えそうなら使ってみようとDRCのモトレッド エッジホルダーキットを購入した際にデイトナ スラストナンバーステー 品番74747を一緒に購入しておきました。

しかしこの製品は「25度」の角度が付くという説明。恐らく純正仕様のフェンダーなどで少し角度を上げたい人向けに作られているのでしょうがエッジホルダーキットの角度が30度なのでこちらを追加すると合計55度。確実に法令違反となりますが(汗)、実際装着してみて後方からの視認性が問題なさそうな感じであれば導入してみようかなと考えて一度試してみる事にしました。

装着は何の問題もなく、ナンバーと土台の間に挟み込むだけです。バイク下側から見たらこのような感じになります。

そして斜め後方から見たらこんな感じ。

後方上方面から撮っているので写真だと視認性に問題ないのでは?と思ってしまうんですが、実際に真後ろから見てみるとまあまあ跳ね上がってまして(笑)。2021年10月以前のバイクでしたら法的に問題はないですし実際以前乗ってたFZR250Rはこれと同じかそれ以上に角度を上げてたのですが(笑)止められることは一度もありませんでしたのでこれでも大丈夫かもしれませんけど、流石に良い歳してこんなことで捕まりたくないですし(笑)個人的にはやはりこれは無しだなと言う事で外してしまいました。角度的には泥跳ねをかなり抑止してくれそうな感じだったんですけどね・・

一旦は元に戻した状態でそのままにしていたんですが、一度相談してみようかなと知り合いの金属加工屋さんに聞いてみたら「問題無く作れますよ」というお返事。

廣瀬金属工業さんが運営されているHK CRAFTWORKSさん、ホームページを見て頂ければお分かりの通りホンダ スーパーカブのシートがズレなくなるという「シートブレナー」という商品を開発・販売されているその界隈では有名な会社でして、ステンレス・アルミ・スチールなどでワンオフ品を作ってくれるDIYerにとっては夢のような会社さんです。様々なシーンで「こんなのあったらいいんだけどなー」というのがあるかと思いますが、まさにその辺りを相談に乗ってもらえる会社さんです。しかし皆さまが懸念する「ワンオフで作るのは費用が高い・・」と思われるかもしれませんが、一般的に想像されるワンオフ制作費用より遥かに安価で作って頂けるケースが多いので、そのようなワンオフ品で検討したい方は是非ともご相談してみましょう!

ということで早速デイトナさんのスラストナンバーステーを送付してこれの10度仕様のものを作ってもらいました。
出来上がったのがこちら。左側が作ってもらった10度仕様のもの。右がデイトナさんのスラストナンバーステー(25度)。

開いている角度が分かりやすい写真がこちら。出ているボルトの長さも同じように作ってもらいました。形状も適当で良いですよ、と話をしていたんですがほぼ同じような形状で仕上げてくださりました。商品もキレイに作られていてクオリティは高く、ボルトとボルトの接合部分もデイトナさんのよりもキレイで丁寧な溶接がなされていました。流石です。

実際取り付けてみたところの比較です。エッジホルダーにそのまま固定した30度角と、10度角を追加した本ステーを介しての40度角です。ぱっと見は違いが分かるかな?と思いましたが、実際装着してみて私的にはかなり良い感じになったと思います。アクティブさんのリフレクターKIT TYPE-3(スリム) ブラック 品番1150021Bの角度45度とも相性が良さそうです。こうやって横から見ると30度固定の時はリフレクターも少し下気味なんだなと改めて実感。これでDRCテールの唯一の不満点だったナンバー角度を合法的に最大まで付けることができました。

なおナンバー固定方法が変わるため元々の固定ボルトは使えなくなります。計4個のナットで固定する形になります。裏側は元々のナットで良いと思いますが、表面は貫通ナットではなく袋ナットのようなものにしておいた方が良いかと思います。

こちらのステー、制作していただいたHK CRAFTWORKSさんのショッピングサイトで限定数販売されるようなので興味のある方はお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。私自身は販売に関する部分においては関与しておりませんので販売価格や発売時期などはわかりませんのでご了承ください。MD47用エッジホルダーキットを40度角に変えたい方は結構おられるかと思いますので個人的にはオススメです。

廣瀬金属工業さんが運営されているHK CRAFTWORKS BASE店
https://hkcraftwork.thebase.in/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA