2006年 F1 第4戦 サンマリノGP

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先にちょっと語らせてもらいます(笑)。
故アイルトン・セナの持つ65回PP(ポールポジション)最多記録が遂に塗り替えられましたね。私はこの記録は永遠に塗り替えられる事がないと、1994年セナが他界したときにも思いました。何故ならPP記録が余りにも2位以下を引き離していたこともありますし、ミハエルに至っては94年イモラ時点ではPP獲得数は「ゼロ」なんですから・・。ただ私はアイルトンがいた時代・状況・期間を考えてもPP獲得回数だけで比較することはナンセンスだと思っています。


記録上はミハエルが破りましたが、時代背景を見ればアイルトンの記録は本当に偉大だと思っています。マクラーレンホンダ時代の88~89年などはその際たる例でしょう。チームメイト:プロスト、チーム体制:ジョイントNo.1、という条件の中、あの2年間での獲得数(32戦中26PP)は凄まじいものがあります。85~86年のロータスルノー時代ですら計15PP、フェラーリ・ウィリアムズルノーが台頭してきた90~91年でも18PPですから。また当時はスタードライバーが多数いた時代(マンセル、ピケ、プロスト、ベルガーetc)でライバル不在とは程遠い時代を走っていた訳ですし、言い出せばキリがないのですが(笑)やはりこの記録は何時までも胸に残る偉大な記録だと思っております。 まあ、こんな事ばかり書くとミハエルファンに怒られるかもしれませんが(笑)、勿論ミハエルの記録も偉大だと思っておりますよ。特に優勝回数に関しては!。この記録こそ恐らく破られる事はないでしょう。

ちなみに「予選出走」した回数でのPP獲得率で言えば、セナ:40.12%(162戦出走)に対しミハエル:27.96%(236戦出走 ※ミハエルが欠場・出場停止のGPは勿論除いております)と圧倒的な差となります。早いもので、もうじき12回目の5月1日がやってきますね・・・。

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さて、レースに話しを戻しますが新旧王者の直接対決となった昨日のサンマリノGP。中盤以降はまるで昨年の再現を見ているかのような2人のマッチレース。違ったところは順位が逆であっただけという感じでしょうか。ミハエルの2004年以来の久しぶりの勝利ということで(あえて2005年USGPは除外してます(笑))喜びもひとしおだったことでしょう。しかしこのコースは、94年以降全くオーバーテイク出来ないレイアウトになってしまい、見る側も走る側もフラストレーションの溜まるコースになってしまった感がありますね・・。来年以降大幅な改修工事の計画もあるそうですが、出来ればその辺りを考慮した改修になってほしいものです。

ホンダも毎度の事ながら予選の速さをレースで生かせない戦いが続いていますよね。クルマの速さもそうですがチームのミスも毎年そうですが目立っています。今回も両ドライバーともピットインでのミスで順位を落としていますし、バトンにいたってはロリポップが上がった時にはまだ給油口がささったままというお粗末ぶりで・・。怪我人ならび火事にならなかったことが本当に不幸中の幸いだと思います。給油中の出来事だったとしたら100%エキゾースト口にガソリンが掛かり大きな火災になっていたと思われますので・・。それにしてもバトンもロリポップを再度降ろしているのですから(車載映像でもバトンのヘルメットに当たっていたので)、あの時点でクルマを止めるべきだと思うんですがね・・。それともピットアウトする瞬間は電子デバイスでも付いていて止まれない仕組みにでもなっているのか?と勘ぐりたくなるような状況でした。素人目に見てもあの状況ならピットアウトする瞬間に異変を感じて止まると思うんですが・・。

SAF1はフリー・予選では出なかった信頼性という部分で今期初の2台揃ってリタイアという形になってしまいました。琢磨も予選ラップはかなり速かったですしMF1とのタイムギャップも0.5秒くらいしかありませんでしたので、本当に素晴らしいと思うのですがここではスタート直後で他マシンの頭を抑えることが出来なければ、完全一人旅になるような展開でしょうから本当に厳しい戦いが続いていると思います。しかしセクタータイムや最高速など見ていても確実にMF1の手が届きそうな所まで来ている(とはいえまだ差がありますが)ので、BAR HONDAの流れを組むであろうSA06の登場が本当に待ち焦がれるところです。
井出に関しては、フリー・予選とマシンの手ごたえが良かったとコメントしている通り今までで一番良い走りを見せてくれたと思います。予選はセットアップの方向性を読み違えたようでタイムはそれほど伸びませんでしたが、その辺りの原因を分かっているという部分だけでも今までと状況が違いますから。しかし決勝では空撮を見る限りちょっと強引に行き過ぎた感がありましたね・・。実質アレで井出のレースは終わってしまいましたが、ちゃんと直して走らせてあげるところは良かったですね。サスのトラブルであることは明白でしたから、あれで修理せずピットアウトして来なかったら苦情のメールでも送ろうかと思ってたくらいです(笑)。レース中のラップもあれだけ後方から抜かれてしまうとマトモなラップを刻める事も出来ませんので、参考にはなりませんけど、何とかテストでマシンの理解を深められるような機会を与えて欲しいと思っております。バルセロナ3日間のテストで全く走れませんでしたからね・・。次回のニュルに期待しましょう。