2006年 F1 第15戦 イタリアGP

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チャンピオンシップは非常に面白い展開となりましたね。アロンソのまさかのエンジンブロー。これだけは予想だにしない展開でした。ポイント差12から言って、アロンソに何らかのトラブルが無い限り大幅に縮める事は無理と思ってましたし、ハンガリーGPでポイントを1しか詰められなかったミハエルにチャンスはもう無いだろうと思ってましたが、やはりモンツァでは予想を超えるドラマを用意していた、という感じでしょうか。
レース展開としては、淡々と終わったという表現ですし見所はアロンソのリタイアくらいだった感じですが、皆さんの興味はむしろレース後に集中していたでしょうし(笑)、私もそういう意味では退屈はしませんでしたが・・。


さて今回のレースではミハエルのニュースが大きすぎて他が何もかも霞んだ感じですが、まず予選でのアロンソとマッサの1件。予選を見ていた方なら分かるかと思いますが、このペナルティが理解不能だったと言わざるを得ません。アロンソは最終アタックに行く為、アウトラップでほぼ全開で走っていました。結果終了2秒前にコントロールラインを通過して最終アタックに入った訳ですが、その時アタック中だったマッサを後ろに従えていました。邪魔をしているような間隔ではなく一定の間を保った感じでしたので、何ら問題ないと思われたのですがこれを妨害と判断されペナルティ・・。 予選は、クリアラップが取れる・取れないというタイミングでも結構左右されるというのが当然であるので、こうも理解不能なペナルティを取るのはバカげていると思うんですけどね。何のために混走予選に戻したのか良くわからないです。今回の一件はホントチャンピオンシップを操作されていると言われても仕方ないくらい不透明なペナルティだと言わざるを得ないです。過去にミハエルも散々こんな目にあいましたけどね(笑)。その時もベネトン(現ルノー)でしたか・・。

あとはBMWザウバーの躍進。フリーで速さを見せたセバスチャン・ベッテルはちょっとホンモノっぽいですね。ミハエルの支援を受けフォーミュラBMWデビュー。チャンピオンを取ったのちユーロF3(中嶋一貴や小林可夢偉、平手晃平も参戦しているシリーズ)に参戦中ですが、現在ランク2位でチャンピオンも十分狙える位置につけています。若干19歳ながらヴィルヌーブの変わりにクビサがレギュラードライバーに昇格した関係でレッドブルからレンタル移籍でBMWザウバーのテストドライバーとなり、トルコGPのフリー2から今回のモンツァでのフリー1/2でトップタイムを記録するなど、今後の注目株です。
また、3位表彰台を得たクビサも賞賛に値する走りでした。スタートでミハエルを抜いて2位になったのも凄かったですし、特にマッサを後ろに従えながらミスもなく順位を守りきったのは素晴らしかったです。アロンソのブローのとき真後ろにいたにも関わらず難なくクリアし、マッサはフルブレーキングでタイヤを痛め凄いバイブレーション(車載映像でも凄い震えてましたね・・)からピットに入るしかなく、この時点で勝負ありでした。若いのか老けてるのか分からないルックスですが(笑)、帽子を被って上位3名の記者会見に出てきた時はやはり若さを感じます(21歳ですからね)。今後のキャリアに非常に興味があります。

さて我らがSAF1ですが、今回も苦戦でした。フリー2ではモンタニーがまさかの(笑)トップ10入りを果たしましたが、タイム的に先週のモンツァテストでの琢磨のタイムより遅かったので、予選はどうなるか、と思ってましたが指定位置に戻ってしまいました・・。
もう今の現状ではパーツを付けたから速くなるというレベルは既に到達していると思います。あくまでそのパーツを付けたことでどれだけ性能を引き出せるか、というセッティングでのレベル向上に到達しているため、やはりテストをこなせない状況ではなかなか良い部分が見せれないのでしょう。レースペースは琢磨はピットスタートだったにも関わらず直ぐに最後尾集団に追いつき、順位を上げていく力強い走りでしたが途中でラップタイムがガクっと落ちたので、またトラブルを抱えたな、って思いましたが今回もまたフロア剥離のトラブルだったみたいですね・・。明らかにSA05よりもダウンフォース量が増大している証拠だと思うのですが、なんだか立て続けに起こっているのでSA06設計時の想定よりもかなり大きなダウンフォースが発生しているのかもしれませんね。これは良いことだと思いますが、それを生かせなければ意味がありません。中国GP後は翌週に日本GPですのでモンツァ後にシルバーストンで予定されているテストで何とか原因を洗い出し、中国GPでは期待を持たせてくれるような走りを期待したいです。ここでダメなら鈴鹿も同じ結果になるでしょうから・・。