ホンダF1撤退?

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今朝からいきなりこんなニュースが飛び込んできてビックリです。まだ現時点ではハッキリした報道が行われていなく(朝からラジオでは既定事実のように報道してましたが・・)、今日の13時半からF1レース活動について福井威夫社長が出席して緊急会見を行うというので、恐らくほぼ決まりなんでしょう。ホンダ本社からイギリスのチームに対して「資金提供の打ち切り」を伝えたようです。ニュースサイトでは買い手が見つかれば継続、見つからなければ2009年シーズン末を持って解散とか書かれていましたが、最悪のシナリオは2009年参戦取りやめ→即撤退の可能性がある事です。2009年度エントリーの関係上このタイミングなのかもしれませんよね。果たしてどうなるのでしょうか・・・。
しかしこれは遅かれ速かれ起こる事だったのかもしれません。いくらコスト削減を謳っているF1とはいえ、毎年の参戦費が数百億円(ホンダは400億とか)ともなればかなりのコスト負担となります。ましてやビッグスポンサーを持っていないホンダにしてみれば、殆どが自社負担となっていたはずですから。これはあのEarthDreams展開となってからかなり気にはしてましたが、そんな状況下、サブプライム問題から発展した世界的金融危機による業績悪化が関係しているっぽいです。特に最大の市場であるアメリカで30%強の売り上げ減になっているようなので、この影響はかなり大きいんじゃないでしょうか。
このニュースが事実であるならば、2009年シーズン中にメインスポンサーを見つけてスポンサーフィーのみで運営出来る様にならない限りホンダチームは消滅してしまうでしょう。中東辺りの金持ちがチームを買い取るにしても、チーム名は当然変わりますしホンダとは最早言えなくなりますからね。残念な時代になってきました・・。



それにしてもです。
もしこのニュースが万が一誤報だったとしても(誤報では無さそうですが・・)、この先このような状況が発生する事は十分ありえます。100%間違いないでしょう。

ホンダの2009年シーズンのマシンテストはシーズン終了後から行っていましたよね。フロントウィングを来期仕様にしてのハイブリッドマシンで走行していましたから。そして今期からロス・ブラウンを招きいれ、シーズン終盤にはアロンソを本気で来期チームに呼ぼうとしていたくらいです。それは残念ながらかないませんでしたが、ロスの影響で今までホンダに見向きもしなかった有能な人材が少しづつ集まり始めているという話もありましたし、中本さんは2輪のほうに異動となってしまいましたが、いよいよロス体制が来期から少しづつ発揮してくるかなと思っていた矢先ですので、この決断もここ最近に急転直下で決まったような気がします。

しかしこれは、ホンダだけの問題では無いと思います。トヨタも業績が急激に悪化していますし、アメリカのビッグ3は言うに及ばず、欧州メーカーもしかり。勿論マクラーレンやフェラーリはその強力なスポンサー力でかなりのコストを補っているはずですが、それがなければ果たしてどうなっているのか。以前のマルボロ問題でモンテツェモロが発言していたように、少なくともフェラーリはあっという間に撤退していたでしょう。
メーカー同士のF1になると、こういうことが起こりえる事は前から言われていた事なんですけどね。それだけにSAF1が消えてしまったように、プライベーターが生き残れないシリーズにしてしまった問題は大きいと思います。

しかしながら、このコスト問題は本当に難しい問題だと思います。良い解決策が本当に見えませんからね。標準エンジン化とか色々言われてますが、コスト削減方法がシリーズをつまらなくしてしまいかねないような案ばかりです。かといってそれに変わる方法が見当たらないという非常に難しい局面に今F1は立っているような気がします。
結局、あまりにもスピード抑制の為に規約で縛りすぎてしまった為、抜け道を探す為に膨大なコストをかける→また規約が変わる→抜け道を探す為に膨大なコストをかける、という悪循環がループしていったような気がします。

金を掛けなければ勝つことは不可能というシリーズになってしまっている近代F1ですが、その昔はコストもそれほどかけずにアイデアだけでトップチームを食う事も出来たんですよね。そういう時代に戻す為には一体何が必要なんでしょうか。本当に難しい問題だと思います。