AP2タイプ レーシングコックピット用フレーム補強バー

現在コックピットベースはAP2タイプ(DELE製AP2ではなく恐らくコピー品)を使っているのですが、Lタイプの形状だからか結構しなるんです。たわむというか歪むというか。具体的にはステアリング操作時の上下左右の揺れです。

現在のAP2タイプコックピットを購入して使っていた初期の頃は、それまでが貧相過ぎの環境だったため(笑)、剛性感に感動したんですがそれが当たり前になってくるとだんだんそういう少しの部分が気になってきたりしてきまして・・

どうにかならないかなと思ってたんですが補強バーなるものが存在しています。廣瀬金属工業さんが運営されているHK CRAFTWORKSというブランド名で販売されています。ホームページを見て頂ければお分かりの通り、ホンダのスーパーカブのシートがズレなくなるという「シートブレナー」という商品を開発・販売されているその界隈では有名な会社でして、ステンレス・アルミ・スチールなどでワンオフ品を作ってくれるDIYerにとっては夢のような会社さんです。様々なシーンで「こんなのあったらいいんだけどなー」というのがあるかと思いますが、まさにその辺りを相談に乗ってもらえる会社さんです。しかし皆さまが懸念する「ワンオフで作るのは費用が高い・・」と思われるかもしれませんが、一般的に想像されるワンオフ制作費用より遥かに安価で作って頂けるケースが多いので、そのようなワンオフ品で検討したい方は是非ともご相談してみましょう!

HK CRAFTWORKSさん
AP2 RACING WHEEL STAND形状に対応する補強バー3本セット レインフォースバー
BASE店 https://hkcraftwork.thebase.in/items/73649892

商品的には3本のバーを使ってAP2タイプスタンドの剛性をアップさせるというものです。
縦2本に関しては、左右方向+縦方向の剛性アップ、横に通すバーは更に左右剛性を高めるという意図になっています。

注意点としましては、AP2タイプスタンドの利点である折り畳みが面倒になる(外せば畳めますが)のと、ステアリングを固定する斜めバーの角度が45度固定になるという部分でしょうか。また左右に通すバーに関しては左右どちらかにシフトレバー固定用の台座を装着する前提の長さになっていますので、もし未装着という事であれば2mm厚くらいのステーなどを挟み込む必要が出てくるかと思います。

実際に使ってみた印象ですが、めちゃくちゃ剛性が上がります。ほぼビクともしないレベルでガチガチに固定されますので、ステアリング操作がかなり正確になる印象ですし、何より左右上下にブレないのは本当に気持ちが良いです。変な部分で気になることがなくなりますのでドライビングに集中出来ますし、剛性感に悩まれている方は導入をマジでお勧めします。私自身最初はどうにかして剛性感を上げられないかとホームセンターで資材を眺めたりして色々と考えたりしたのですが、結局良さそうな部材を見つけられず、どう考えても加工・溶接などが必要だと思ってあきらめていたのですが、このような商品があれば何も考えずに剛性感を上げられますからね。

左右2本の上下固定になるバーは30mm角材に合う寸法となっていますので、AP2に似たコックピットスタンドでもパイプ径が合えば流用も出来るかもしれません。

追記(2023.06.27)
製造元に色々と問い合わせした際に聞いてみたのですが、DELE製AP2(本家)だとフレーム固定側のボルトと縦向きバーの下部に僅かな干渉が見られたり(どうもコピー品と本家AP2とでは筐体設計のボルト穴などが微妙に違うみたいですね)、横に通すバーはAP2本家だと寸が少しだけ足りず、スペーサー(肉厚ステーなど)で隙間を補ってやるなど、少しばかり改善点が出てきているようです。本家AP2とは若干の誤差があるのかもしれません。縦向きバーに関しては下側のコの字固定箇所を前方にオフセットする事で筐体側ボルトとの干渉を回避できそうなので今後作られる分はそのような形状になるみたいです。また横通しバーは筐体によって違い(誤差)が出る場合が考えられますのでご自身で隙間を塞ぐ方法(ホームセンターなどでステーを買って間に挟むなど)を検討されるなど多少なりとの工夫が必要になる場合があると思います。

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