セロー250 レギュレータ交換+バッテリー交換

久々のセロー250記事です。

先日久しぶりにエンジンをかけて暖気からオイルを抜いて交換などしていたんですが、オイル交換後のチェックでエンジン始動後暫く暖気し、問題なさそうだったので近所をテスト走行してみると、何か硫黄のような匂いが。山間部を走っていたんでどこかで何か燃やしてるんかな?と的外れな事を考えながら(笑)そのままテストを終えて自宅へ戻りました。帰る際に電圧計が16.3Vくらいの表示になっていたのも気になりました・・・

帰宅して車庫へバイクを直し、エンジンが冷めるまで暫く置いてたのですが、なんかさっきの硫黄のような匂いがまだしている。え、これってもしかしてセローから匂いがしてるの?となります。そしてシート下あたりから「シューーーー」という音も聞こえます。

場所的にどうみてもバッテリーからの音だったので、急いでシートとサイドカバーを外してみるとバッテリーがかなりの高温になっている事に気が付きます。これはもしかして・・

色々調べてみた結果、バッテリーからのシューーという音は、バッテリー液が過充電など何らかの原因で沸騰して硫化水素を発生しているときの音のようです。硫化水素は硫黄のような匂い(しかも猛毒・・)なので、これはまずいなと。過充電で液が沸騰するレベルなのでバッテリーがかなりダメージを受けたのは確実かと思われるのですが、そもそも何故そうなったのか。恐らくですが、純正レギュレータが何らかの理由でパンク(壊れる)した影響で、発電された電気がレギュレータで制御されずそのままバッテリーへ流れ込んでいったため、バッテリーが過充電状態となりバッテリー液が沸騰という状態になったのかなと推測しました。

思い当たる節としてはエンジンを久々にかけた際、アイドリング状態で暫く放置していた(といっても30分くらいでしたけど)のでレギュレータが風に当たらず熱で故障したのか、というくらいしか思い浮かびません。色々情報を調べてみると5万キロ前後で逝かれてしまうという事も見てますので、自分のセローも確かにそれくらいの距離なので寿命だったのかな?と。

そして翌日。

気になってたので再度エンジンをかけてみるも、電圧計は12.1辺りを指していたもののセルが回りません。スターターリレーは元気よくジーーーーーとON/OFFを繰り返す音を出していましたがセルが回りません。

恐らくバッテリーが死んだと思われます。この時点でテスター等で調べてはいませんが恐らくバッテリーが死ぬくらいの過充電が行われたのですから大元であるレギュレータが当然逝かれているでしょう。

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大変前置きが長くなりましたが(笑)、交換すべきパーツであるレギュレータとバッテリーを入手し交換となります。

レギュレーターですが、今回は台湾ヤマハのマジェスティ125純正を購入しました。正規純正部品として取り寄せた訳ではないので、本当に純正部品なのかは定かではありませんが(ヤマハラベルも何となく怪しい感じではありましたが)、互換品も沢山販売されているんでamazonで4KL-H1960-00で検索して出てくるものなら概ねOKかと思います。

バッテリーの方は、amazonでも沢山販売されていますがamazonが販売・発送をしている製品はこの時点で1つだけしかありませんでした。アクアドリーム バイク用バッテリー 液入充電済 MF ADTX5L-BS/ADTZ6V/ADTZ7S (12V/6Ah/互換/YTX5L-BS/YTZ6V/YTZ7S)というものです。YTZ7S互換品でOKです。何か問題があった時、amazon販売・発送の商品ならかなり安心ですので(アフターが良い)少し高くてもその方が良いと思います。

早速交換です。

レギュレータはシート下にありますので、コネクタを外し2本のボルトを外すだけ。速攻交換できます。

・・・と思っていたんですが、めちゃくちゃ難儀しました。

2本あるボルトのうち、コネクタ側のボルトがとにかく外せない。正確には外すためのスペースがない・レギュレータの形状の関係でソケットレンチ・スパナ・メガネレンチと何もかもがボルト頭に入らない。これ皆さんどうやって外しているんでしょう・・

自分は最終的には、エアフィルターの蓋をまず外し、反対側のサイドカバーも外し、エアクリーナーボックスの固定ボルトを何か所か外し少し動くようにし、それでもだめだったのでソケットのみを無理やり押し込み、その後にエクステンションを無理やり差し込んでどうにか回しました・・

交換なんて10分で終わりと思ってましたけど、レギュレータのボルトを外すだけで40分以上かかったと思います(笑)。ほんと頭を悩ませました・・・取れたら簡単。交換するだけです。

一応元々付いていたのが下、今回交換するのが上のもの。SH629A-12と書かれているのとSH629B-11と少し型番?が違うみたいですね。形状そのものは全く同じでした。

外すのが大変なら再度固定するのも一苦労となりますので、プラスネジが付いたボルトに変更して固定しました。これなら横からプラスドライバーでボルトを外す事ができますので。

バッテリーは元ある場所から外して交換するだけですが、電装部分なので扱いは慎重に。バッテリー端子を外す際はマイナスから外しプラスを外して取り外し、新しいバッテリーを付ける時はプラスから固定しマイナスを最後に固定します。ショートとかさせるとヒューズ切れるだけならまだしも、最悪配線が一瞬で燃えたりしますのでマジで気を付けた方が良いです・・

交換後に始動テスト。

これで動かなかったらセルモーターのトラブルも考えられるので少しドキドキしましたがしっかり始動。

ひとまずは安心です。

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