2005年 F1 第4戦サンマリノGP そして・・

スペインGPが始まろうとしているのにGT4で忙しくまだ書くのを忘れていたので(笑)、少しだけ前回レース、そしてスペインGP前に起こった大変な問題について軽く触れておきます。

前回レースは久しぶりにコース上での激しいバトルが見られた面白い展開でした。ミハエルのF2005は半端じゃない速さを見せていましたし、特筆すべきは満タン状態での驚異的なペースです。94年の事故以来、大幅に改修され抜きどころが殆どなくなってしまったとは言え、見ごたえのあるバトルをフェルナンドとミハエルは見せてくれてたかと思います。

他でも同様のコメントを見ましたが、新旧対決といいますか今後の歴史を語る上でこのバトルが新しい時代の始まりを見ているのでは?と思ってしまいました。過去にもアレジのティレルでのフランスGPでのデビュー戦(翌年の開幕戦はよく語られていますが)、ガショーの事件による代替としてジョーダンからデビューしたベルギーGPでのミハエル、マイケルアンドレッティを解雇してリザーブドライバーだったハッキネンを起用し、いきなりセナを予選で抜き決勝でも激しいレース、そして激しいクラッシュで幕を閉じたポルトガルGPなどなど・・。シチュエーションは少し違いますが、その時に感じた何ともいえない気分にさせてくれました。

そして・・・

BARホンダが見せたイモラでのパフォーマンス、そしてレース後ムジェロテストでの2日間トップタイム。そして今回のスペインGPのコースであるバルセロナは昨年は琢磨、今年はジェンソンとレコードホルダー2人が最高の状態で迎えるはずであったのですが・・。

今回の裁定に関しては、妥当であるという意見と厳しすぎるという意見があるようですが、私自身は事の真相があまりにも不明瞭で判断しかねているのが現状です。疑惑となっているフューエルタンク(コレクタータンク)の利用方法がどのようなものであったのか?という部分ですが、実際これを使用した(となると最低重量600kgを切ってしまう)のか、あくまでもバラスト(現代F1マシンは必ずバラストというものを積んでいて最低重量をクリアしている。メリットとしては車体開発で限りなく軽くマシンを作り、バラスト搭載位置で重量配分を変えれるという有利性が考えられる)という意味で使用されたものなのでそれを使わなかった(よってレース中に600kgを切ることは無い)のか恐らく永遠に分からないでしょう。

裁判に持ち込むことによって仮処分申請にしてレース出場を考えたそうですが、結局これも取りやめ(万が一それで裁判に負けると更に重い罪状が言い渡される可能性があるため)になったため、期待のバルセロナ、そして次戦モナコまで出場禁止となってしまいました。バルセロナに関しては言うまでもなく未出場になってしまったことは落胆以外の何者でもないのですが、モナコに関しても昨年の琢磨の予選での前半区間のパフォーマンス、決勝でのロケットスタートなど見所満載(結果3周でエンジンブローでしたが)だったので、今年こそ魅せてくれるのでは!と思っていたので残念でなりません。ドライバーは何も悪くないのですから・・。琢磨のコメントで「『何で出られないんだよ』と感じた」と言う言葉が実直に物語っていると思います。

琢磨やホンダを応援している日本人や世界中のモータースポーツファンにとって、今回の事件はどのように映ったのでしょうか・・。コンコルド協定の最低出走台数20台ですらこの2戦では問題になってないようですし。F1と違う選手権を2008年以降想定しているGPWCの件、コンコルド協定にサインしないチームの件、今F1内部では相当ゴタゴタしているはずです。今回の裁定に関してなにか政治的な圧力を感じるのは私だけでしょうか。そして今回のマシン規定違反疑惑に関して、他チーム首脳側から(ドライバーではフェルナンドがコメントしているようですが)何もコメントが聞こえてこないのも何か意味ありげに思えるのは私だけでしょうか・・。

2005年 F1 第4戦サンマリノGP そして・・” に対して2件のコメントがあります。

  1. タイムアタッカー より:

    佐藤琢磨にとって得意なバルセロナとモナコに出場出来ないのは残念ですね。バルセロナはコースレコードも持ってますし、昨年のモナコはトンネル出口で縁石に乗ってハーフスピン状態でシケインに進入するまではポールも見えてましたから、この2戦は鈴鹿についで期待していたんですが、当の本人はもうがっかりでしょう。
    ただ、緻密な工作でメリットを受けていたことは確かだし、それ以前にレギュレーションというのは守っていて初めてレースにエントリーできるわけで、ばれなければ良いというものではありませんから。むしろ言い訳は沢山あるでしょうがBARはエントリーする資格すら無かったというところだと思います。すべを取り締まり、裁くことは難しいですが、エントリーする側には、いつ調べられても、白ですと言えるようにしていなければならない義務があると思います。今回の裁定は主催者が下した公平というものだとも思います。
    ロジクールのタイムアタック大会も同じですよね。レギュレーション違反や、データー改ざんをしている人は、速い遅いに限らずエントリーすらする資格が無いわけです。

  2. SYORI より:

    > タイムアタッカーさん
    どうもはじめまして。私も同じくこの2戦はかなり期待していました。バルセロナは昨年のレコードホルダー(今年バトンに抜かれましたが)、モナコは予選の失敗がありましたがそこまでは本当にポールも狙えるくらいの走りでしたので。
    今回の一件に関しては、まだシロ・クロがはっきり決まった訳ではありませんよね?明らかにグレーのままFIAが告訴し、FIAが裁判して判決されてしまいましたからFIAに不利(BARに有利)な判決が出ることはありえませんので。まあ提訴して判決が覆らなければ更に重いペナルティが課せられるので、それを考えBAR側の弁護団は今回のペナルティを受け入れるようチーム側に打診したのだと思います。
    本当の真意が分からないので、なんともいえないのですが、今回FIA側もレース中に600kgを切ったという証拠となるものを提示できていませんし、BAR側もレース中に600kgは切っていないという証拠もしかりですよね(聴聞会ではチーム側から証拠提出を行ったそうですが内容は不明)。このような場合は厳重注意で次戦から改修するような内容でも良かったと思うのですが・・。もちろんBAR側も怪しく思われるようなシステムにしていた部分に関しては、おっしゃられているようにシロと断定できるようなマシン設計を行っていかなければいけませんよね。ドライバーがあまりにも可哀想です。

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