2007年 F1 モナコGP

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伝統のモナコGP。毎年楽しみなGPの一つですが、昨日はマクラーレンの圧倒的強さが際立ったレースでしたね。まさにアロンソとハミルトンの別次元での一騎打ち。まさかこれほど圧倒的な速さを見せるとは思いもしませんでした。モナコは特殊なコース故、この速さが次戦以降の強さに結びつく事では無いと思いますが、モナコのマシンパッケージという点ではマクラーレンが完璧に決まっていたという事でしょう。まさに1989年のセナ・プロスト時代を思い出す圧倒的強さでした。

アロンソは初PPも取り今季2勝目でポイントランキングトップタイとなりました。ハミルトンが同ポイントで並んでいます。あえてタラレバを言わせてもらえば、CSでも触れていましたが、もしアロンソがマクラーレンに居なかったら、今頃ハミルトンはポイントランキングでブッチギリのトップに立っている予想ですから、本当に恐ろしい新人です。まあ新人と言ってもF3・GP2でモナコは勝ってますので、勝ち方を知っているとは思いますが、全く別次元のF1という世界で、アロンソと対等に戦ったこのモナコのレースは大変印象深いレースでした。


レースそのものは淡々と進んだ感じがありましたが、フリー3でのスーティルのトップタイムはビックリでしたね。川合ちゃんも思わず「スーティルがトップ?これショートカットでしょ!」って言ってましたからね(笑)。でも結局タイヤとコースコンディションが一番決まったタイミングでスーティルが走ったと言う事のようですね。色んな要素が重なってのスーティルのトップタイムでしたが、これは素晴らしいと思いました。メインストレートに戻ってスタート練習をする時にストールしたのはご愛嬌でしたが(笑)。

レースで雨が降ったら、1984年のセナの再来を期待したジャーナリストも居たらしいですが、あいにくドライのままレースが進んだので下位に沈んでしまい、最後はアクシデントで戦列を離れました。それまでのレースラップを見ていましたが、良い感じで走っていましたので、もしかしたら今回のフリー3の結果はフロックではなく、彼の才能の片鱗を見せたのかもしれませんね。今後の彼には少し期待したいと思います。

我らがSAF1ですが、今回は予選での失敗が全てでした・・・。毎回LTモニターとにらめっこでレース観戦しているのですが、今回の予選は明らかに3回アタックを想定していたタイミングで走っていました。2回目終了時にはまだ数分残っていた状況でしたので。ただなかなか3回目に出てこない琢磨。残り時間を見ながらヤキモキしていました。1周1分15~17秒でラップするとしても、1分30秒くらいのこった時点でピットアウトしないと間に合わないのですが、琢磨が出たのが残り1分10秒くらい。出た瞬間間に合わないと思いましたが、案の定でしたね・・。
どうもピットのミスだったようですが、昨年を思い出すような下位に沈んでしまいました。モナコで予選下位は致命的ですからね。

決勝では、スパイカーに押し出される形でピットロード出口のエスケープから立ち上がって、一気に数台抜いたので、ペナルティを心配しましたが問題なかったようです。今回は完全にトヨタ2台との勝負でしたので、テレビには殆ど映りませんでしたが、ラップタイムの推移をずっと見ていました。トヨタは1ストップでしたので、琢磨が1回目のピット後はトヨタとの目に見えない戦いです。ただ幸いだったのは、トヨタが先にピットしたため、軽い状態で琢磨がプッシュできることでした。17秒くらいまで差を広げていきましたので、このまま差を広げれば2回目のピットで抜ける!と思いましたが、運悪くタイムの伸びないクルサードに引っかかってしまいました・・。ここでタイムを伸ばせないばかりか、トゥルーリとの差が縮まる形に・・。まさにモナコのレースといった状況ですが、数周後にピットアウトしたら1秒前にトヨタ2台が出てしまい、万事休す。

今回は見所が少なかったSAF1でしたが、私はトヨタとのバトルが大変見ごたえがありました。モナコ初完走も果たしたので、琢磨にとっては結果は悪かったですが良いレースだったと感じているかもしれませんね。
くしくも来期トヨタ入りか?という噂が出ている琢磨。勿論これはラルフの残留時の契約金を巡る駆け引きの一種だと思いますし、トゥルーリが琢磨を良い風に思っているとは思えませんので(笑)、ありえない話だと思いますが、チャンスがあれば絶対に引き止める事はしない、という亜久里代表の話もあります。亜久里も右京も現役時代に義理人情でチャンスを逃しているだけに、この代表の想いはとても理解できますよね。良いチャンスがあれば、気持ちよく送り出して欲しいと思います。