2010年 F1 第18戦 ブラジルGP

ヒュルケンベルグのPPという驚きの予選結果から始まったブラジルGP。
いつも予選はCSでリアルタイムで視聴してるんですが、今回は飲み会で家を空けざるを得なく、明け方頃に帰宅してネットでPPは誰かな?と見てみたら、ニコ・ヒュルケンベルグ・・・で、2番手は・・・え?・・ニコ?・・え?みたいな感じで(笑)。かなりビックリしましたね。どんな予選だったんだろうと日曜夜の決勝前の再放送を見て納得。でもコンディションの変化というよりはヒュルケンベルグのドライビングも素晴らしかったと思います。あの難しいコンディションでチャンプ争いをしている上位勢はリスクを負えないという点も有利に働いたかと思いますが、各ドライバーの反応を見ている限りではアッパレなラップだったんじゃないでしょうか。

さて決勝はヴェッテルの完勝。ウェバーもリスタート後はついていけないという感じでしたからね。メディアが想定していた状況になったとき(レッドブルワンツーの状態でアロンソ3位になれば、ウェバーを先頭にさせるのかどうか)、結局順位を入れ替えることはなく、ウェバーにとってはアロンソとの差を大きく詰めることは出来ませんでしたね。しかしこの状況でフィニッシュした事により、最終戦は色んな要素が考えられるようになりました。

ちょっと私の想像も含めた最終戦の予想をしてみましょう。

1.アロンソ 246
2.ウェバー 238 (-8)
3.ヴェッテル 231 (-15)

カッコ内はアロンソとのポイント差。ちなみにポイントは、1位25pt、2位18pt、3位15ptです。

まずアブダビのコースから考えて、レッドブル有利なコースであることは間違いないでしょう。フェラーリも善戦しそうですが、普通に考えればレッドブルの1-2になる可能性は高いかと思われます。ただし報道でもありますように、ウェバーは8ポイント差をつけられているので、もし優勝してもアロンソが2位なら1ポイント届かずチャンピオンはアロンソに持っていかれてしまいます。

ヴェッテルがトップ、ウェバーが2位、アロンソが3位を走っている状況の時、このままの順位でチェッカを受けたとしますと、

1.アロンソ 246 + 15 = 261
2.ウェバー 238 + 18 =256
3.ヴェッテル 231 + 25 = 256

でアロンソがチャンプです。なので、一部報道でもあるように、この状況でレースを走り終える前にヴェッテルがウェバーに譲る可能性があると言ってるようですね。もし譲ったとしたら、

1.ウェバー 238 + 25 =263
2.アロンソ 246 + 15 = 261
3.ヴェッテル 231 + 18 = 249

となり、ウェバーがチャンプになる計算です。
でも、ヴェッテルとウェバーはお互いあまり仲が良くない感じですし、チームとしてもヴェッテルをこれからもメインのチームにしたいという意向。
トップを走行しているヴェッテルが譲るにしても、ずっと2位を走ってたとしても、3位にアロンソが居る時に、そのままヴェッテルが2位を走行し続けるんでしょうか。何となくその辺りが興味あるんですよね。
チームとしてはコンストラクターズタイトルは得た訳ですから、ドライバーズタイトルはある意味オマケみたいなもんです。かわいいヴェッテルに獲らせる事が出来なければ・・・と考えてしまうのは勘ぐりすぎでしょうかね・・。

チーム無線で、エンジンの調子が悪い、燃費が悪い、等々でペースを落とさせ、アロンソに抜かれてしまい、ウェバー、アロンソ、ヴェッテルの順位になると1ポイント差でアロンソのタイトルになってしまいますからね。

もしウェバーにタイトルを獲らせるつもりであれば、ブラジルGPでウェバーを勝たせていたと思うんですよね。ヴェッテルが逆転チャンプになる可能性はブラジルで勝ったとしても上記のように計算上は低いので、もしブラジルでヴェッテルが優勝してウェバー2位でフィニッシュしたら最終戦はどうなる?という計算は当然以前からやってたでしょうし、ブラジルの結果からウェバーがタイトルを獲るためにはこれで最終戦は絶対勝たないといけない訳ですから、結局最終戦でヴェッテルがトップを走っていたとしても、2位ウェバー3位アロンソなら、ヴェッテルが譲るしかタイトルは獲れません。

というように、
個人的にはレッドブルチームとしては、ドライバーズタイトルは獲れなくてもいいと思ってるフシが見て取れるんですよね。ヴェッテルがトップ、ウェバーが2位、アロンソが3位の状態だったとき、そのままフィニッシュすればアロンソがタイトルですが、本当にそのままフィニッシュすれば、凄い批判がヴェッテルとチームに集まるでしょうし、やはり譲るという姿勢は見せると思います。でも、その後なにか「トラブル」が発生して、アロンソがヴェッテルをかわし・・・という状況が起こりうる可能性も否定できないんですよね・・。

万が一アロンソが4位に沈んでしまったとき、ヴェッテルが勝ってウェバーが2位ならば256点で3人が並びます。でも勝利数でヴェッテルがチャンプになるんですよね。アロンソが3位を走ってるか4位以下を走ってるかによって大きく状況が変わる形となります。

今週末のアブダビGPでの注目は、アロンソの順位が3位の時に、レッドブルワンツーであればどういう状況になるか、チームラジオ(特にヴェッテルへの無線)が非常に注目です。アロンソが4位以下に沈んだ時は、ファイナルラップまでアロンソの順位、そしてレッドブルの2台の順位も見逃せません。

一番スマートで見たいと思うのは、順位操作(過去のタイトル獲得時にも順位操作は何度もあった)があったとしても、ウェバーがトップ、ヴェッテルが2位で、ウェバーがチャンプを獲るところをみたいですね。ヴェッテルはこれから何度もチャンスはあるはずですしアロンソもしかり。

非常に楽しみな最終戦はもうすぐです。

2010年 F1 第18戦 ブラジルGP” に対して6件のコメントがあります。

  1. tomo623 より:

    どうもです。
    F1最終戦面白くなってきましたねー
    個人的には南半球のジェームスボンド事M・ウェバーですかね(笑)
    引退説もありますし
    しかし、アロンソの前を走るのは少々きつい気がしますねぇ
    そうなると、アロンソ4位のベッテル、ウェバーのワンツーになる方が後々揉めずに無難?な気がしますが(笑)
    まぁそこが面白かったり
    するんですが(笑)

  2. Kinnan より:

    こんにちは、Kinnanです。
    今回は野球の日本シリーズが異常に長引き、仕方なく録画して観戦したのですが、延長してどれ位放送スケジュールがずれ込んだのか分からず、前半を見逃してしまいました(TT)。
    ヒュルケンベルグがPPをとったと言うことで是非観たかったのですが...。
    まあ、その後のレースは正直微妙だったので、次戦の最終戦でチャンピオンの動向を確認する物とします。

  3. ZEAL-R より:

    なかなか面白い最終戦ネタなので、僕の見解を書いてみたいと思いますw
    まずレッドブルですが、大きなトラブルがない限りは間違いなく順当に1-2の体制を作ってくるでしょう。
    やはり負けず嫌い王の異名?を持つベッテルですから(笑)
    ウェバーより速いタイムを予選で出してくるようなら、恐らくレースペースでもウェバーはベッテルに追いていく事は出来ず、ブラジルGPと同じような展開になるでしょう。
    ですがここからが僕が思う予想(願望も含むw)です。
    もし、上でも書いたようにブラジルGPと同じ展開になった場合、2位ウェバーと3位アロンソの差に大きな差があるようならベッテルはファイナルラップにペースを落とし、ウェバーに優勝を譲り2位でチェッカー。
    ウェバーにワールドチャンピオンの座を譲ってあげるような気がします。
    ニキラウダも「マークがワールドチャンプになる最後のチャンスだ」と言っている通り、年齢的にもきつい部分もありますし、ベッテルはまだ先がありますから、引退へ向けてのウェバーへのはなむけとして譲る男気を見せる可能性も僕の中では捨て切れません…
    その他の理由としては、なんだかんだ言ってもチームメイトですし来年もウェバー、ベッテルの組み合わせてレッドブルを戦う事は明確でしょうから、今年の汚れは今年の内に…ではないですがw お互いの仲を取り持つ意味でもベッテルがここで大人になってウェバーにチャンピオンの座を譲り、男の友情を見せるような気がするんです。
    ファイナルラップまでトップであれば、ファンの人達には自分の速さを十分にアピール出来ている訳ですし、仮にトップでゴールしてもドライバーズランキングはウェバーが2位フィニッシュだと2位タイですから、単独2位にでもなるのならアブダビ優勝に拘る部分もあるかもしれませんがタイで終わるならベッテルの中ではそこは拘らないような気がしますし、ワールドチャンプになれないならせめてレッドブルの僚友に!という考えに走りながら変わるような気もします。
    ただアロンソがリタイヤ等で下位に沈むようなら、そのままトップチェッカーを受けそうですけどねw
    僕の予想は願望も含めてこんな感じなんですがどうでしょう?w
    個人的にはアロンソに勝って欲しいですけどね☆

  4. SYORI より:

    tomo623さんどうもです。私も個人的にはウェバーのチャンプが見たいですかね。他のお二方は可能性がいつでもあるでしょうし。
    チームオーダーが行われる可能性は極めて高いと思いますが(ヴェッテルもそんな事を示唆してますよね)、それはあくまでドライバーが自主的にやったという事にするでしょうねー。レッドブル側はフェラーリが順位入れ替えを行ったホッケンハイムのことを相当非難してましたから。
    逆にアロンソがチャンプになった場合、2位と7ポイント未満差となったらまたそれはそれで非難が発生する可能性が出てくるわけですよね。例のホッケンハイムで余分に得たポイントが7ポイントな訳ですから。
    まあ色んな要素が満載の最終戦。来春まで見れなくなるのは寂しいですが(笑)、いよいよクライマックスですね。

  5. SYORI より:

    Kinnanさんどうもです。日本シリーズが凄い延長していたみたいですね・・。阪神ファンな私としては、今年のカードは激しく興味薄でしたが(笑)、内容的には近年にない凄い激戦でしたよね。3位のチームが日本一になるってどうなん?みたいな違和感は残りましたが・・。
    さて・・レースそのものは結構単調ではありましたが、最終戦に様々な要素を含んだ結果となりましたので、非常に楽しみな最終戦となりましたね。明後日からのプラクティスからまさに目が離せません。

  6. SYORI より:

    ZEAL-Rさんどうもです。アロンソはかなり程度の良いエンジンで最終戦を戦うみたいですので、よっぽどの事が無ければトラブルは無縁じゃないかと思いますねー。ヴェッテルのほうがかなりマイレージを重ねたエンジンを使うみたいですので(レース終了時には1900kmの走行距離だとか)、トラブルが怖いとしたらヴェッテルの方ですよね。
    そんな事も考えてみると・・アロンソが万が一リタイアとかした場合、ヴェッテルは優勝必須。ウェバーはヴェッテルが優勝しなければ直ぐ後ろでチェッカーを受ければOK。これを考えると、ヴェッテルが勝つ可能性は結構ありそうなので、チャンプはヴェッテルの可能性が高くなりそうです。ヴェッテルがリタイアしたら(これはあながち可能性を否定できない)、ウェバーが勝ってもアロンソ2位でチャンプ確定なので、戦闘力から言っても2位アロンソが順当そうなのでアロンソがチャンプになりそうです。ただしその場合、例のチームオーダーによって得た7ポイント分がありますからねぇ。すっきりしたチャンプ獲得とはいかないような気もしますし。
    なんだかんだいっても、ZEAL-Rさんが仰るようにトップ快走のヴェッテルがファイナルラップでスローダウンしてウェバーに譲るという劇的なシーンが見られるのかもしれませんね。確かにそんなシーンを見せられたら株はあがりそうですし。逆に勝ってウェバーが2位、アロンソ3位となってアロンソチャンプとかになったら、オーストラリアを一人で歩けないでしょうし(笑)。でもスポーツとしてはそれが順当なのかもしれませんしね。ただ個人競技でもありチーム競技でもあるF1ですから、非常に難しい部分ではありますけども。レッドブルが「ドライバーズタイトルをどれだけ重要視しているか」にも左右されそうですが・・。
    個人的には・・
    F1ジンクスでもある、バルセロナを制したドライバーがチャンプになる可能性が非常に高い、というのがありますよね。今年はウェバーが勝ちましたが、その当時は「まさかチャンプは無理でしょ」と思ってましたけど(笑)。なので、やっぱり今年はウェバーがチャンプになるのかな、っていう予感がしています。
    どんな結末が待っているか、本当に楽しみですね。
    P.S.
    修正箇所、訂正しておきました(笑)。

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