ハミルトン今季初優勝 - 2009年 F1 第10戦 ハンガリーGP

記事を書き始めるのに時間が掛かってしまいました・・。さて今回はハンガリーGP、低速サーキットで気温も高いという事でブラウンGPがどれくらいの速さを見せるかと思ってました。速さを見せるか?というよりは急成長したレッドブルとの相対的な位置が見えるGPかなと思っていましたが、この週末だけ気温が下がってしまって、またもやブラウンにとっては散々なGPとなってしまいましたね。
しかし今回優勝したのはレッドブルでは無くマクラーレン!。これには心底ビックリでした。確かにドイツでも予選は良かったのですが決勝はイマイチ(それでも速さを大分取り戻してきましたが)、今レースは金曜日のプラクティスでも上位に来ていましたが、予選想定の走行を行う土曜日のFP3では何時もの位置に戻るだろう(失礼)と思ってましたが、トップタイムを記録。予選は4番手/6番手でしたが、PPはまさかのアロンソ。予選終了時にLTが故障?して順位が分からない状況でしたが、予選の結果はかなり驚きの内容だったかと思います。
決勝はアロンソが今季初優勝か?と思いましたが、まさかのピットミス。以前のハンガリーでもリアタイヤのナットが緩く、タイヤが外れてコースオフ・リタイアしましたよね・・。その時の事を思い出しましたね;;。勝つ事が出来なかったとしても表彰台は確実だったんじゃないでしょうか。
その後トップに浮上したハミルトンが危なげない走りで今季初優勝。上位陣の脱落という点もあったのかもしれませんが、レース中のラップは極めて速く、マシンがコースやコンディションに合っていたのかそれとも本当に速くなったのか分かりませんが、この急成長は前半戦のどうしようもないマシンを見ていたら信じられないですね・・。流石というか恐るべきマクラーレンの力といったところでしょうか。

ブラウンGPの失速ぶりには危機を募らせる以外ありませんね・・。コンストラクター争いもレッドブルに急激に接近されてますし、ドライバーズポイントもいよいよ20点差を切る形に・・。残り7戦ですが、このまま逃げ切れるのかどうか、というところまで追いつめられてきているような気がします。
もはや気温がどうとかサーキットがどうとか、という問題では無く、明らかにレッドブルがブラウンを超えているような感じですし、今回軽タンとはいえルノーがPP獲得、マクラーレンが復活の優勝、フェラーリも2位表彰台と、いよいよ強豪チームがその力を見せつけてきている状況です。なので、レッドブルの位置次第では、今後のレースで最小差でのポイントを失うレースというのが少なくなるかもしれませんよね。要するにレッドブルとブラウンの間にほかのチームが割って入ってくるという事です。そうなると両タイトル争いもあっという間に全く分からなくなる可能性が出てきます。果たして鈴鹿に帰ってくる頃にはどうなってるんでしょうか。個人的にはポイント差が殆ど無いような状況になってるんじゃないかと思ったりしますが・・・。

一応触れておきたいのが中嶋・・・。今回は確実にポイントを取れると思いましたが、レース全体を見た上では、レーススタート直後にバトンに抜き返されてしまったのが全てでしたよね・・。あの影響で最後の最後まで前に遅い車が居るという状況になってしまいましたから・・。タラレバはあれですけど、あの時バトンに抜かれなかったら5~7位くらいには入ってたでしょうし、運が無いというのもありますが、やっぱり抜きにくいハンガロリンクでアッサリ抜かれてしまうというのは避けて欲しかったな・・というのが正直なところでしょうか。
今の状態って、殆どアロンソとピケJrみたいな感じになってますし、ピケJrも次戦は居ないのでは?という噂がかなり大きくなってきていますので、中嶋も来季は残留確実かと思われますが、そういう事を考えずにピケJrの境遇を自分に置き換えるような危機感を持って、気迫あふれるレースを見せて欲しいと思います。

さて、やはりマッサの事を書かずにはいられませんね。
予選中の信じられないアクシデントで入院中のマッサですが、レース後数日経って色んな情報が出てきていますねー。10日以内には退院できる?という話も出てきていますので、今まで色んな噂が飛び交っていましたが、とりあえずは後遺症的なものは残らないのではないかと思っています。が、頭部損傷している状態なので、FIAとしても直ぐにレース出場を許可するとは思えませんしね。やはり代役が不可欠な状況である事は間違いないでしょう。ちょうど夏休み時期に入りますので、次のレースまでは約1ヵ月のインターバルがある訳ですが、この間に回復して復帰するというのも難しいんじゃないかって思うんですよね。
今では出場禁止となったルノーのアロンソがフェラーリに乗るとか(これはほぼ不可能みたいですが)、ミハエルが復帰するとか(笑)、色んな話題が飛び交っていますが、かなりこの辺りは気になりますよね。バドエルやジェネも虎視眈々と狙っているでしょうし、ピケJrの話やブルデーまで名前が出てきています(ラウダがボロクソに言ってましたが(笑))。
個人的には琢磨とか良いんじゃないの?って思いますが(笑)、何となくミハエルが来るんじゃないだろうか・・っていう気がしてならないんですけどね(笑)。この辺りは1ヵ月ありますので、ゆっくり状況を見たうえで決める事になると思いますが、この話題は暫く続く事になりそうですねー。

マッサと言えば、ヘルメットにスプリングが当った瞬間、意識を失い足が硬直したのか両足とも突っ張ってしまったみたいですね。要するにアクセルもブレーキもフルに踏み込んだ状態だったそうです・・。これでゆっくり減速しながらバリアに当たる直前にブラックマークが付いていた事、クラッシュと同時にアクセル全開の音が聞こえていたのも理解できましたが、これがもし左足がブレーキペダルから離れていたら、恐ろしい事になっていたと思います・・。本当に今回のアクシデントはあまりにも不可抗力な出来事でしたが、様々な要因で彼の命を救ったのだなと改めて思います。早く元気な姿でサーキットに戻ってきてくれる日を待ちたいですね。

ハミルトン今季初優勝 - 2009年 F1 第10戦 ハンガリーGP” に対して2件のコメントがあります。

  1. きんなん より:

    こんにちは、きんなんです。
    今回は見逃さずに見ることが出来ました(笑)。
    しかし今回のレース結果は興味深いですね。新二強(特にブラウンGP)が失速し、変わりに旧二強が復活してきたという・・・。
    この序列が今後も続くようであればチャンプ争いはホント分からなくなりますね。
    ただマクラーレンの盛り返しっぷりには驚きました。偶然で出来た速さとは思えないペースなので、多分マクラーレンは復活したのでしょう。私は94~96年あたりのマクラーレンスランプの再現になると思っていましたが、意外と早く脱却しましたね(笑)。まあ私はハミルトン嫌いなんであんま嬉しくないですけども、マクラーレンの技術力には拍手を送りたいです。
    後中嶋はようやくちょっと流れに乗ってきたという幹事でしょうか。でもなんかぱっとしないというか、微妙というか・・・。特別光るものがなかった気がします・・・。もっと何か・・・、カッコイイ見せ場が見たかったです。
    後マッサですが・・・。これはもう気の毒としか言えませんね・・・。しかし、飛んできたパーツが頭部を直撃するとは・・・。万に一つの出来事ではないでしょうか・・・。まあ、命に別状がなかったのが不幸中の幸いですね。
    後は次戦シューマッハ復活というのが気になる情報ですね。ただシューマッハは最後にチャンプは取れなかったものの、アロンソと熾烈なチャンプ争いをし、そのまま引退するという望むべく最高にベストなシチェーションで引退したので、もうドライバーとかそういうのはやんないで、影でひっそりとサポートしている、という立場にいて欲しいです。何か今回のシューマッハに昔の引退後のマンセルのデジャビュを感じるので・・・。変にでしゃばって無様な醜態をさらすシューマッハとかは見たくないです(´Д`;) 。
     ところで話は変わりますが、以前GTF-proが壊れたと書きましたが、直ってしまいました。
    あの後GTF-proを観るたび壊れたことを思い出して嫌な気分になるし、純粋に邪魔(笑)なので棚にしまってしまったのですが、「やっぱり諦めきれない。」と思って一週間後みたいにダメ元で接続してみたら・・・復活しちゃったというわけです。
    何故壊れたのかはっきり分かりませんが、よく考えてみると心当たりを思い出しました。私はハンコンを使う時取り付け、使わないとき外して、また使う時取り付け、外して・・・ということを繰り返していました。
    ハンコンは基本的に取り付けたり外したりということを想定されてないでしょうから、そういうことをしてるうちにハンコンが痛み、最終的にACアダプタの接触不良が起きてしまったのではないかと思います。
    で、何で直ったのかと考えてみると、一週間以上放置されてGTF-proが酷使されていた日々から開放されて接触不良が回復したのではないと思います。(何かGTF-proを軽く擬人化してしまっている。)
    ただ今までも認識したと思ったらすぐにフォース抜けしてしまったり、1日快調に動いたと思っても、次の日には再び認識しないなどと、不安定な状態が続いていたので、今度も「また近いうちおかしくなるんじゃないか。」と、軽くびくびくしています(´Д`;) 。
    以上です。長文、大変失礼いたしました。m(__)m

  2. SYORI より:

    きんなんさんどうもです。まさに旧二強が復活してきた感じですね。こうなるとレッドブルとブラウンの間にこの2チーム(+ルノーやウィリアムズ)が割り込んでくる可能性が高くなるので、チャンプ争いはあっという間に混沌としてきそうな感じがします。
    ミハエル復帰は誰もがかなり驚いたんじゃないですかねー。私も復帰と聞いたときは、何故かマンセルが頭をよぎりましたが(笑)、多分ミハエルは結果を残してくると思いますよー。流石に優勝は難しいと思いますが、表彰台とか十分あり得るような気さえします。
    GTFP復活ですか(笑)。確かに電源入れずに放置してたら良く分からないうちに治ってたって事ありますよね(笑)。

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