2006年 F1 第11戦 フランスGP

今回は予想外の展開でした。USGPでのフェラーリ復活はあくまでBSタイヤのオーバルでの優位性+ミシュランの保守的なタイヤの差から来るものだと思っていました。ましてや今回はフランスGP。ルノーの地元であるだけでなく、ミシュランの地元でもある訳ですから、両陣営とも「必勝体勢」でやってきていたのは間違い無いはずですし、私自身以前の展開(ルノー優位)にフランスから戻ると思っていました。しかし結果だけで見れば、予選・決勝ともフェラーリに完敗でした。まさにW杯決勝を見るようでした(笑)。レース展開そのものは淡々とした退屈なレースでしたが・・。


明らかにBS/MI勢のタイヤ勢力図が今までと変わってきた感じを受けます。トヨタの復調もBSの影響を受けていると思えてきましたから。ただ今回はラルフがピットロスさえなければ表彰台はあり得た(というか確実?)はずなので、非常にもったいなかったですね・・。ヤルノも残念でした・・ホント彼はツキが無いです;;。

しかしウィリアムズはタイヤに問題を抱えていましたし、かなりピンポイントな特性に絞ったタイヤ開発をしてきているのかもしれませんね。勿論フェラーリを優先的に考えた開発をしているのは間違いないでしょうが・・。もしくはUSGP、フランスGPともかなり高かった「気温」に関係があるのかもしれません(こっちの方があり得るかも)。

SAF1は琢磨は0周リタイアと良いところがありませんでしたが、クラッチにトラブルが出てフォーメーションラップからおかしかったので仕方無いでしょうね。最後のSA05でしたが変わりにモンタニーが地元GPで完走を果たしました。殆ど見所もなかったですし、本人も淡々と走っていただけという感が強いでしょうからアピールする機会も無かったかと思いますけど、チェッカー後に歓声に応えるよう手を上げてる姿を見てホント良かったなって思いました。次回からはサード担当になりますが、頑張ってチームに貢献して欲しいと思います。
さあ、後はSA06を待つだけとなり、そろそろシェイクダウンも始まるでしょうから、映像で見る機会が出てきそうです。またブッツケ本番に近い形でしょうから、トラブル等でいきなり活躍は難しいかと思いますが、フリー・予選などのセクタータイム等だけでも今までのSA05とは違う走りを感じさせて欲しいです。またBSが上り調子なのも良い傾向ですし、相当BSに合わせてきたサスを持ち込むはずですから、この辺りも注目です。

次回ドイツGPはSA06デビュー記念ということで(笑)、変わった形で投稿しようと思っております。

2006年 F1 第11戦 フランスGP” に対して2件のコメントがあります。

  1. ランドル より:

    こんばんわ~、更新お疲れ様です
    フェラーリ・ブリヂストンはカナダ・アメリカGTでは調子がよかったですが、ヨーロッパに戻ったら以前のようにルノーが勝つと思っていたので、この結果や速さにはびっくりしました。これでもう少しアロンソとミハエルのポイント差が縮まれば、チャンピオン争いが面白くなりそうですが、それにはきっちりとマッサが仕事をしないとダメですね・・・。
    そしてトヨタですが、調子が本当に上がってきました!トゥルーリはやはりというか・・・残念でした。前回は上手く行っていたので、今までの悪い循環から解放されたかに思われましたが・・・ダメでしたね。やはりレースペースはラルフの方がいいのでピットでのロスは痛かったです。それにしてもホンダは、上手くいきませんね。新しい空力パッケージを持ちこみましたが、それも上手く機能していないようですね・・・。
    新しい空力パッケージといえば(殆どのチームでUPグレードされていますが)、ザウバーは、凄い感じになっていますね(見た目ですが)あのフロントサスペンションから上に伸びるような板状のウイング?は、本当に機能しているのか見た目では全くわかりませんね(笑)
    SAF1ですが、こちらもあまり良いところがありませんでしたね。モンタニーは母国で完走しましたが、琢磨と同じようにならなかったことが幸いでしたね(これが逆だったらシャレになれませんね)こちらで何度も書きましたが、本当に新車楽しみですね!これでどれだけ上の車に近づくことが出来るか?本当にMF1やトロロッソなどを食えるようになるのか?楽しみですね!

  2. SYORI より:

    >ランドルさん
    どうもです。フェラーリ(ミハエル)が今後シーズンを面白くしてくれる為には、マッサの活躍が絶対ですよね。今のままアロンソが2位になり続ければミハエルは逆転出来ませんから・・。今回マッサはフロントローからのスタートでしたが、結果アロンソに抜かれてしまいましたので、チームとして失望しているという話も聞こえてきますから・・。来年フェラーリのシートを得る為にも、ミハエルとアロンソの間に割って入る走りをしなければならないでしょうね。
    トヨタはいよいよ上り調子になってきましたがホンダはどんどん落ちていきますね・・。Q1すら通れないというのは問題ありすぎだと思います・・・。マシンの力的に通れないはずありませんので、やはりマシンの問題も当然ありますが、それ以前のチーム力もかなり問題ありのような気がします。
    BMWのツインタワーのような突起物、ダウンフォースを直接生むようなものでは無いと思いますが、リア方面への整流効果から結果ダウンフォースを得られるというものではないでしょうかね(形状的にみて)。まあ今後直ぐ消えるか、他チームがマネし出すか、どっちかだと思います(笑)。
    SAF1、SA06の怪しい流出画像?もネットでチラホラ見かけますが、どうもドイツでは完全なるSA06ではないようですね。コンプリートパッケージで出てくるのがトルコGP、という見解を琢磨自身が述べてますので、最初はやはり予想通り過度な期待は出来ないっぽいです。それでもミッドランドレベルにはいけるだろう、という話のようですので、上手くいけばドイツでQ2セッション進出も夢ではないかもしれませんね。やはり鈴鹿辺りでは結構イイ線いくのではないでしょうか。できれば低迷している本家をブチ抜いて欲しいです(笑)。

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