2006年 F1 第16戦 中国GP

しかし、タイトル争いがこれだけ凄い事になるとはシーズン前半折り返しの時点では思いもしませんでした。私のブログでも書いてましたがイギリスGPくらいでは「アロンソチャンプ確定」と書いてましたし(笑)。ミハエルが劣勢と思われた今レースでも優勝を飾り、遂にポイント上では追いつきました。ですが勝利数ではミハエルが上回り実質トップになったことを意味しています。こうなるとあのハンガリーでのリタイアが非常にもったいないと思いますが、日本GPでのレース次第ではチャンプ決定(ミハエル優勝、アロンソノーポイントのみミハエルのチャンプ決定。その逆は決まらない)もありえる状況になってきました。


しかし天気すら引退を決めた偉大なチャンプにご褒美を与えるんでしょうかね。予選ではBS勢が殆ど下位に沈み(トヨタ2台のQ1落ちが表してますよね)、ミハエルの予選6位は驚異的とさえ思っておりました。それくらいあのチョイ濡れのコンディションはBS勢に不利な状況だったと思います。
しかし決勝ではそのコンディションでのスタートから、だんだんとラインが乾いていくハンガリーの時のような状態に。その時のBSインターミディエトタイヤの性能は前回もそうでしたが明らかにミシュランを凌駕していますね。差をつめるミハエルにタイヤを交換して新しいインターミディエトタイヤにしたアロンソは全くペースが上がらずあっという間に追いつかれてしまいました。他チームでもありましたが、タイヤを交換せずそのままのタイヤで走り続けた方が明らかに速かったです。ドライタイヤに交換してからは終盤アロンソの猛追が見れましたが、明らかにミハエルはレースコントロールしていましたし、最後は雨がきつくなってきたので十分マージンを取って安全に走っていたと思います。

レース後パルクフェルメにマシンを止めたアロンソは勝ったミハエルを振り返ることなく去っていきました。ここ最近はミハエルに舌戦を繰り広げていたために、ピリピリムードだなーって思ってましたが、表彰台に上る前、アロンソがミハエルの方に近寄り手を差し伸べ握手していました(CSで放送)。今宮さんも久しぶりですねーといってましたが・・。なんだかんだとアロンソはミハエルの事を言ってますが、本心ではやはり凄いドライバーなんだと改めて思ったんじゃないでしょうかね。
これで116ポイントで両者並びました。可能性的に鈴鹿でのチャンプ決定も前述のようにミハエルのみありえる状況になりましたが、おそらく最終戦までもつれ込む事は間違いないでしょう。鈴鹿でポイントを多く取った方が最終戦ではかなり有利になりますので、ミハエルとアロンソの凄い「ラスト鈴鹿」決戦になる事でしょう。

スーパーアグリF1ですが、左近が2ndになってから初の2台完走。しかも琢磨に関しては+1LAPと今までの中で間違いなくベストレースだったと思います。放送では触れられていませんでしたが、琢磨がチェッカー時に両手を頭上に上げSAF1ピット前で拍手していましたからね、2002年鈴鹿を思い出しました;;。区間最高速でもT3(フィニッシュライン計測)で6位(T3セクタータイムは16位)ですからね!。最終ラップでのアクシデントの関連を問われ(青旗無視)、リザルトから抹消されてしまいましたが、日本GPにはかなり前向きに進めると思います。鈴鹿では空力アップデートが更に行われ、+5%ダウンフォースが増すという事ですし、本気でQ2進出を狙っているようですから応援せずにいられないですね!

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