セロー250 汎用サイドバッグ(ツールボックス) 取付

以前からバイクサイド部分に小さいバッグを常設したいと思っていました。入れるものは林道で何らかのトラブル?があった際の応急用工具。バイクでどこか走りに行く際は必ず中容量のリアバッグを固定していくので、そこに入れればOKなんですが、余ってる工具をピックアップするとまあまあな重量になり、それをリアバッグに何時も入れておくのは持ち運びの面からも出来れば避けたいし、容量が減るならそれ以外に入れられるものも増える訳なので、何とかしたいなーと思ってました。

ネットで色々と調べると皆さん工夫してツールボックスを取り付けられておりますが、225セローの純正ボックス汎用はもうタマが無いのと、あまりデカいのもな・・というのもあって、考えだしたらキリがなかったんですが、ふと見たブログにあったスリムなソフトケース?をスタイリッシュに装着しているのを見て「あ、これマネしよ」と思い(笑)、色々検討してみましたが、アドベンチャーキャリアと私の標準キャリアでは形状も全然違いますし取り付け方法もかなりアレンジしないといけません。まあ、とりあえずはバッグだけ購入して、一旦色々と現物を見ながら考えようかと注文します。

今回購入したのは、「GagaRia 自転車用 サドル バッグ 防水 大容量 トップチューブ ロードバイク パンク修理キット入れ」という、恐らく自転車用になると思いますが、防水のソフトバッグのようなイメージのものです。実際手に取ってみて、大きさといい強度といい見た目といい、かなり理想に近いものでした。

固定は上部に2か所、横に1か所の計3か所をベルクロ止めする形です。自転車のサドル真下あたりの前に伸びていくフレームにぶら下げてるイメージで固定されるものと思われます。

早速届いたもので実車合わせしてみます。
当初はマフラー側の面へ、リアキャリアフレームに何とか付けようかと思ってたんですが、サイレンサー干渉は免れそうになく、またリアキャリアの形状的にも早々と諦めます。
なので、左側面への取り付け一択となり、そこからかなり熟考をしたんですが、これといった取り付け方法を考える事がなかなかできず・・・。というのも、リアキャリアの形状とバッグの大きさを表すと下記の図のようになります。

バッグが大きいので、ウインカーに干渉せずキャリア下部のフレームに固定しようとするとかなり前側にずらす必要があり、そうするとベルクロの固定する位置にキャリアフレームがありません(笑)。またタイヤ内側への揺れを無くすためにも3か所の固定は必須かと思うのですが、ちょうどウインカー上部にある純正キャリアに設けられた穴から垂直に固定する金具を付ける事も出来ないため、バッグの固定をどうするのか、と言う部分で大いに悩む事になりました。
一度はバッグを物置に放置して忘れようとしてましたが(笑)、ホームセンターで金具類などを色々と見てる際に「これはいけるかも?」という組み合わせを考えつき、部材を色々と買ってやってみる事にしました。
方法としては、長さの違うL型金具を純正キャリアの2個の穴から真下に伸びるよう固定。バッグのベルトは削除し、バッグ上部にボルトが入る穴をあけてステーに直接固定。3か所固定に関してはバッグから更にL型ステーにて固定するという強引なやり方です(笑)。
順を追って説明します。
まず、リアキャリアの奥側からステーを2個固定します。長さが段違いになるので位置がずれたら穴開けしようと思いましたが、何もせず思いのほか上手くいきました。

バッグ上部。ベルクロ部分を全て削除しますが、ベルトが本体に縫い込まれている部分は強度確保のためにもそのままにしておきます。写真はカットする前。バッグのファスナーは左側にオフセットされているので、固定位置はやなりバイク左側の方が良いのかもしれませんね。

ベルト削除後穴開け。初めドリルで開けようかと思いましたが綺麗に開けられない気がしたので、熱した細い鉄棒で溶かしながら程よい穴の大きさに拡張しました。

ベルクロの位置が3か所あったので、3か所に穴をあけ、まず上部には2か所ステーと直接ボルト止めを、サイド部は上部固定位置から更にL型ステーを増設して、サイド部穴に丁度来るように調整し固定しました。

とりあえず工具や予備レバーなどを入れてみたところ。非常に良い感じです。好みで言えばキャリア下面と並行に設置したいところですが仕方がないですね。

ファスナーを閉めたところ。
右側ステーをもう一段開けたらウインカーに干渉するので、ウインカー移設OKならもっと良い取り付けが出来そうな感じですね・・。まあこれでいいでしょう。思ってたよりは外側への出っ張りも少ないですし、林道でコケたりした際にどうなるのかは少々気にはなりますが、その時はまた考えます(笑)。

という事で、何とかなったかなと思ってはいたのですが、気になってはいた右側ステーの長さ。これ、実際走るとかなり揺れるかな・・と手で触ってみるとやはり結構揺れる事が判明。特に重い工具を入れているので尚更です。これだと走行時の振動でかなり小刻みに揺れそうですし、そうなると金属疲労で右側ステーの上部付け根付近でポッキリ折れる事も十分考えられます。
さてどうしようか・・・と暫し悩みましたが、手持ちであったL型アルミアングルを使って、右側ステーを補強しようと考えます。作ったのがこれです。L型アングルをカットし、上部固定位置は平らに削って固定出来るようにし、ステーに固定する穴3か所を開けてがっちり固定してみました。

上部からみたところ。合計4個の穴をあけてステーと一体化させているような感じです。

とりあえず色はアルミ地のままだと浮きまくるので(笑)今度マットブラックにでも塗ろうと思ってますが、斜めから見たらこんな感じです。左右の揺れはかなり低減できました。ゼロには出来ませんでしたが、折れたりすることは無いかなと言うレベルまで落ち着きました。

真後ろからみた図。
それほど出っ張っていないのが分かりますでしょうか。まあそれでもコケた際に打ち所が悪ければ奥側にひん曲がる可能性はありますが、その時は中に入ってる工具で修正します(笑)。
このL型ステーの折れ曲がってる向きを車体外側じゃなく内側向きにしてもいいかもしれませんね。写真見ながらふと思いつきましたが(笑)、そうすればもっと内側へ寄せられるかもしれません。まあファスナーの位置にどれだけ被らないように奥へ持っていけるか、それプラス、タイヤ干渉の問題という部分もありますが。

という訳で、2000円くらいのバッグに1000円未満のステーを使って、色々と考えて楽しめたサイドバッグ(ツールボックス)の取り付けでした。もっと良い方法がありそうな気がしますので、今後も色々と煮詰められたらと思っております。

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