ぼやき

小学1年生になったチビが、授業内容をしっかり理解できずに帰ってくる事が多いようです。授業時間が短縮された結果、理解しようとする子供達の能力を超えて、内容を詰め込みまくって、皆が理解している・していない・お構い無しに突き進んでいっているんでしょうか。それを補う為に毎日のように宿題が沢山あり、帰宅後の大部分をそれに費やしているようです。これが噂の「ゆとり教育」か・・って感じです。3月生まれなので周りの子よりもヘタすれば1年近く差があるので、今の段階で出来る・出来ないはあまり気にしていないのですが、当の本人は大変ですよね。私が帰宅後に宿題の分からない部分を教えてあげたりするのですが、本人は「分かるまで頑張る」って言ってるだけ、まだ救いです。小学校に入る前に、「塾に行かないと学校の授業についていけないよ」って近所の声を良く聞いたのですが、それ自体おかしいと思うんですよね。受験生ならともかく小1からそんな状況が必要という授業内容って一体どんなんだ?って思います。すなわち学校の授業だけでは不十分ですよ、って言ってるのと同じ事ですよね。小1から毎日毎日自宅で宿題とかしなければいけないのを見ていて気の毒とすら思います。
それらから感じるのは、学校授業では「反復学習」が決定的に足りていないと思えます。授業時間減少によるものだと思われますが、知識を頭に入れるには反復作業が必須だと個人的に思っていますので。そしてこれを行う場は学校ではなくて家庭(もしくは塾)といった構図が出来上がっていると感じます。

学校で月~土までしっかり勉強して、それと同時にクラスメイトと対人関係を学び、家に帰ってから友達と遊んで、ケンカしたり悪い事したりしながら社会の仕組みを覚えていき、晩御飯食べてぐっすり寝る、そういうのが本当の「ゆとり」であり、勉強だけでは決して得られない経験を校外で体験する機会こそ「教育」じゃないんでしょうかね。遊ぶ時間もなく必死で宿題をやっているチビを見て、つくづく思います。

ぼやき” に対して10件のコメントがあります。

  1. myst_stream より:

    こんにちは。
    受験生をもつ親として共感できます。
    確かに「ゆとり教育」については疑問がありますよね。
    今の教科書の厚さをみたらビックリしてしまいます。
    私達の時代の半分くらいしかないように思います。
    「ゆとり教育」の見直しの話もありましたがどうなったのでしょうね。

  2. Chakura より:

    宿題が毎日のように沢山出るようですが子供にしたら大変でしょうね(^^;
    理解できてないまま宿題やっても時間がかかって、さらに遊ぶ時間も少なくなるという状態になりますし。
    「塾に行かないと授業についていけない」って声が出るのも、授業時間が減った影響もあるでしょうね。
    反復練習が足りないとなると、どこかで補う必要があり、それが家庭だったり塾だったり。
    自分も今の小学校や中学校の教科書を見たことありますが、昔と比べると簡単になってるんですよね。
    これで大丈夫なんだろうか?と思ってしまうほどです。
    ゆとり教育って一体なんなのかって思ってしまいます。

  3. ゆとり教育の真っ只中の受験生です。
    ちょうど僕が小学校低学年くらいに土曜日が完全に休みになったんですよ。
    あんまり記憶にありませんけどね~
    やっぱりゆとり教育はよくないですよ。
    大体塾自体疑問を感じますし。
    受験生ですけど一応塾には行かずに頑張ってきました。
    塾はほとんど親が子どもの意見に関わらずいかせてますし、
    そういう家庭は新しい団地などの若い親にそういう傾向が強いのかなと思います。
    塾に言ってるから安心というもんでも全くないんですけどね。
    学年末になると教科書の後ろのほうはカットになったりとかもしょっちゅうw
    単元の間に"やってみよう"的なものがついてますがそんなのは全くスルーw
    教科書は絵がいっぱいあって見やすいですが宝の持ち腐れというか・・・w
    先生によっては教科書使わない人もいますけどねw
    使わない副教材もいっぱいw
    小学校のころの宿題は担任によって大違いですが・・・
    "ドリル"を何ページやってこい!っていう先生はてきとーですよw
    僕の場合、授業内容をまとめたようなものとか調べ学習する枠とかのあるプリントを出してくれた先生がいましたけどね。
    さらに僕の学校は、というか広島市の学校のほとんどは今年から2学期制です。
    その理由も土曜日が休みになって授業時間の確保が難しくなったため始業式、終業式、そしてテストの回数を減らして授業時間数を増やすためとのこと。
    大変ですよね~w
    それと、最近台風が多くなって、学校が休みになっちゃうことも多くなってるんですよ。
    その分長期休業が削られたりしちゃうんですよね・・・
    こんなところにも温暖化の影響がきてるんですよ。
    色々と書きましたけどやっぱりゆとり教育にはゆとりはないってことです。
    子どももですけど先生達も被害者です。
    日が上る前から来て人が寝静まってから帰る先生もいます。
    どんなお役人が下したのか知りませんが全く何を考えていたのでしょう・・・

  4. TTY より:

    こんばんは☆
    身内が教育者ばかりなもので、ちょっと気になりました。
    確かに今の「ゆとり教育」はかなり問題になっているようですね。
    生徒も先生も本当に大変な時代になったと思います。
    先生は教えたいけど教える余裕がない。そのため宿題を出すしかない。
    生徒はあまり教えてもらっていないのに宿題をしなきゃならない。
    全てこの国が狂ってしまったとしか言えませんね。。。
    先生と国との意見もかなり食い違っているようです。
    ゆとり過ぎるのは今後すこし改善される方向みたいですが、
    昔のようにはならないでしょうね。
    あと、早生まれは統計的に小学3年生までは差があるようです。
    私も早生まれですが、小学1年生の時に算数0点とりました。
    「親が先生なのに、どうしてあんたはこうなの?」と先生に言われました。
    高学年になった時に追いついたのに、カンニングしたと責められ・・・
    でも、こんな私でも中学&高校では数学100点以下はなかったです。
    高学年になったら必ず追いつきますので心配されなくても良いと思います。
    とにかく励ましてあげてくださいね(^^)
    しかし、学校から帰ってどろんこになって遊ぶ子供を見かけなくなったのは寂しいですね。
    今後、教育者側からの強い意見で国もなんとか改善されるよう祈るしかないです。

  5. SYORI より:

    >myst_streamさん
    どうもです。受験生のお子様がおられるのでしたら尚更感じられる事でしょうね。私たちの世代は少なくとも学校での授業だけで十分理解できましたし(勿論個人差はありますが)、私自身、塾通いは大学受験前に少し行ったくらいでしたので、小1から塾?と凄い抵抗がある感じです。
    教科書も皆さん薄いって言ってますし、聞くところによると、掛け算とかでも3桁の計算とかやらせないみたいですね。電卓でやればいい、って感じだそうで・・。確かに社会に出て勤務先でそういった計算をしないといけない状況に、紙に書いて計算している人はいませんが(笑)、それでも「紙で計算できるけど時間短縮のため電卓で計算する」というのと、「電卓でしか計算できない」というのとでは、全然違うと思うんですけどね。文明の利器に頼りすぎるのはどうかとは思いますが、悲しいかな私もPCに頼りすぎて、漢字書き取りがかなり出来なくなってきているのは微妙なところです;;。DS漢字検定とか読みは出来ても書きがサッパリでしたので・・。
    教育再生会議での報告書では、授業時間の10%増や必要に応じて土曜日授業の復活といった内容が盛り込まれているみたいなので、将来的にはいずれ変わると思われますが、こういうのって数年レベル掛かりますからね。でも在学中の子供達の年齢は止まってくれませんから。早い時期での改善を望みたいところです。

  6. SYORI より:

    >Chakuraさん
    どうもです。今の子供は大変ですよね。宿題で遊ぶ時間が少なく、休みだったとしても少子化の影響が大きく、同世代の遊ぶ相手も少ないときています。私など思い切り第二次ベビーブーム世代なので、小学校も1000人を余裕でオーバーするような時代でしたが、今では1学年2クラスくらいしかないみたいなので・・。
    教科書の内容が希薄になればなるほど、応用力が少なくなってくるっていう気がするのは私だけでしょうか。以前私の職場でも若者が入社してきたりしてましたが、とにかく応用が出来ない、言われた事しか出来ない、自分で考えて何かをすることが出来ない、その代わり自己主張だけは一丁前(笑)、みたいな子が大変多いです。これはやはりこういう教育の弊害なんだろうか?、と思ってしまいますよね。勿論若い子の中でもしっかりした子も実際いるので難しいところですが・・。

  7. SYORI より:

    >シルバーアロウズさん
    どうもです。現役学生さんの意見、大変興味深く読ませてもらいました。
    土曜日休みになれば嬉しい気持ちが大きいのは私も分かるのですが、週休二日が当たり前の感覚になってしまうと、ありがたみも薄れるものですので(笑)、結局意味がないのでは?と思うんですよね。日本社会が週休二日制になっていったところが増えてきて、教育機関もそれに便乗したというのを聞いたことがありますが。ただこの問題って、ゆとり教育と言われる勉強内容の見直し、それプラス土曜日を休みにした、これを同時に行ったからこそ問題になったんだと感じるんですよ。投稿日数・授業時間そのままで、勉強内容見直しをすれば確かにゆとりは出来ます。それであまった時間を反復練習などさせれば良いわけですから。なのに、土曜日休みという絶対的な授業時間減少が同時に加わってしまったので、勉強内容は軽くなってしまうわ、時間は足りなくなるわ、良い事が何もないように思えます。
    塾は確かに受験を控えてといった時期にどうするか、というのは難しいですよね。本人が自発的に行きたがっているのであれば問題ありませんが、そういう機会を与えないと勉強しないというのであれば、どうするかと悩むかもしれませんし。まあ現在の状況では、塾か家庭内で復習をしないといけないような感じなので、家庭で対処するか塾で対処するかの2択になってるような感じはしますよね。塾にいっても本人のやる気がなければ全く身につきませんし、逆にやる気があるのであれば、塾に行かなくても頑張れると思いますし。この辺りはホント本人次第じゃないかと思うんですけどね。
    広島では2学期制になってるんですね。知りませんでした。それも授業時間確保の為、ということであれば、土曜日休みにしてしまった意味は一体なんだろう、と更に思ってしまいます。そういった状況に振り回されている現在の小中学生は、ホント気の毒に感じます。先生も大変というのはよく報道でも聞きますね。一部のアホ教師のせいで信用が失墜してますが、頑張ってる先生も沢山おられるでしょうし、仰るようにそんな長時間働いている先生もおられるんですね。ゆとり教育なのに生徒も先生もゆとりが無いなんてホントおかしな話です。

  8. SYORI より:

    >TTYさん
    どうもです。身内の方に教育関係者が多いんですか。しかも文を読む限りご両親さんが先生みたいですね。そういう方の声を聞けると大変参考になります。
    しかしこの制度は皆さんのコメントを見れば見るほど、生徒も先生も犠牲者といった感じですね。今の教育現場ってまさにTTYさんが仰るとおりの状況じゃないでしょうか。先生は宿題で理解をしてもらうしかなく、生徒は宿題で理解できなければ取り残されていく・・。何かが狂ってるとしか思えないですよね。自分が子供の頃はそんな事考えもしませんでしたが、それでも上手くいってたのであれば、それを無理に変える必要はないと思うんですけどね。
    小数点以下の計算とかも、今では第一位までしかやらないそうですね。そもそも小数点以下第1位までしか計算を教えないとか、誰が決めたんでしょうね(笑)。タイムアタックのタイム差1/1000計算とか絶対できないじゃないですか(笑)。円周率計算を3でしろ、とか問題になりましたが、実際3.14で計算できない子が多く、電卓で計算しなさいとか、3.1で計算しなさいとか、色々なケースがあるみたいですね。3.141592 までは今でも覚えてますが(笑)、これを知らない現代の子って沢山いるんでしょうね。
    早生まれはやっぱり低学年までは若干ハンデがありそうですね。しかし、TTYさん小学校の時、えらい事言われたんですね。そういう事を言う大人ってホント責任大だと思うんですが。ずっと記憶に残ってしまいますよね。逆にそれをバネに頑張られたみたいですから、結果良かったのかもしれませんが・・。でも中学・高校と100点ばかりって凄いですよね。私もわりと数学関連は成績は良かったほうですが、古典とか悲惨でしたからね(笑)。毎日授業で寝てました・・。
    今チビは、「は」と「わ」、「お」と「を」の使い別けに悩んでます(笑)。足し算引き算は何とか理解してますが、国語の書きが難しいみたいです。読みは出来るんですが(笑)。でも、一生懸命頑張ってるようなので、出来る・出来ないはともかく、その姿勢は嬉しい限りです。お気遣いありがとうございます!。
    ウチの近くでも子供が少ないですが、田舎なので田んぼや小川とかで遊んでドロだらけになって帰ってくるのを見ると少し安心します。私も小さい頃はドロだらけは勿論、ドブに落ちてヘドロだらけで帰ってくる事も何回もあったので(笑)、そういう姿を見るのは微笑ましい限りです。

  9. KURU-MANIA より:

    こんな古い記事にコメントすることをお許し下さいm(_ _)m
    ぼくも”ゆとり”の被害者なので、この記事や皆さんのコメントを読むと、とても深く考えさせられます。
    週休二日制になったときは素直に嬉しかったですが、「円周率を”3”で計算する」というニュースや、教科書に書いてある電卓マークを見たときは、小学生なりに不安をおぼえたものです。
    ぼくは授業で覚えることができるので苦労はしませんでしたが、周りのみんなは8割以上が塾に行ってたんですよね。あの当時は深く考えてなかったですが、なるほど授業だけでは理解できないから塾に行ってたんですね…こんな田舎なのに…(笑)
    それと、今の子どもたちは活字離れが進んでいますが、これもみんなが苦労してしまう原因の一つだと思います。
    読んだり書いたりするだけでも、漢字を覚えることができたり理解力が身に付いたりするのに、みんなそれをやろうとしませんよね。
    ぼく自身、友達に「新聞を読め」と言っているのですが、実際にそれをやっている人は一人もいません(泣)
    でもそれって、めんどくさいから、とかそういう理由ではなく、時間がないから、ってのが一番の理由なんじゃないかなって思うんです。
    で、一番言いたいのはここで、時間がないのは塾に行ったり家で勉強ばっかりしてるからであって、そうしないといけない状況をつくったのは紛れもなく”ゆとり”なんですよね。
    みんな授業に追いつくために、必死に詰め込むんだけど、それはただの暗記でしかないわけで理解したわけじゃないから、あやふやなままどんどん先へと進んでしまって、結局よく分からなくなって、また詰め込もうとする…という負のスパイラルに陥ってしまうんだと思うんです。
    もし、きちんと授業時間が確保されていたら、塾や家で必死こいて勉強する必要はなくなり、本や新聞を読む時間も確保でき、その結果みんな苦労せずにどんどん先に進むことができたのですが…
    まぁ、この状況が今ではだいぶ解消されてきているというのがせめてもの救いでしょうか…
    これ一つで記事にできそうですね(笑)
    ブログのネタにいかがですか(苦笑)

  10. SYORI より:

    KURU-MANIAさんどうもです。古い記事でもコメント全然OKですよー。むしろそうやって過去のエントリーを見ていただいて光栄です。
    今は私自身小2(今春から小3)の息子を持つ父親としても、ホント今の学校教育のあり方に不信感を持つ一人ですねー。今の問題の根源は「授業日数が足りない」、これに尽きるんでしょうね。記事やコメントでも既に書いていますが、本当の「ゆとり」とは何か、本当の「教育」とは何か、この辺りを完全に履き違えているとしか思えません。
    活字離れ、確かにあるかもしれませんね。私の場合、ブログ(PC)をやっている事で、色んな漢字の読み方が分かるようになりましたが(笑)、書けといわれると途端に難しくなるんですよね(笑)。これってやっぱり自分の手で覚える(体で覚える)という事をしなくなった弊害のような気がします。
    私が子供の頃、月~土まで授業がありましたが、少なくとも塾とか行ってる子って、本当に勉強が出来る子で、将来進学校に行くっていう目標を持ってるような子だけでしたね(今から思えばそれが自分の意思なのかどうかは定かではありませんが)。殆どの子は学校が終われば、友達と遊びに行って良い事も悪い事もやって、怒られたり・褒めらたり・反省したりしながら社会というものを学んでいったような気がします。それでも勉強は中学卒業までの義務教育の9年間は、殆ど問題無いというか、学校の授業内だけでちゃんと理解できていましたし、そういう人たちが大半だったと思います。
    「ゆとり」というのは、学校外でどれだけ時間に余裕を持って、学校では教えてくれないような事(対人関係でも趣味でも)を学んでいけるかっていう部分かと思います。学校の授業を減らして時間を増やすという短絡的な考え方を「ゆとり」としてしまったお偉いさんの為に、本当のゆとりを無くしてしまった今の若い子達が本当に気の毒です・・。

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