GT7 + SIM Dashboard

先日ふとTwitterのタイムラインに流れてきた表題のアプリ。

SIM Dashboard
https://play.google.com/store/apps/details?id=de.stryder_it.simdashboard

昔からPCシムなどをやってる方はお馴染みのHUDです。私自身も10年以上前にはサブモニターに車両情報を表示させてPCシムを遊んでた訳ですが、今回ご紹介するものはAndroidスマホ・タブレットなどで表示させるアプリかつ、PCは勿論のことPS4/5やXBOXなどのレースゲームにも対応しているとの事!一体どうやって接続するのか?と思ってましたが、めちゃくちゃ簡単な設定だけで表示させることが出来てしまいます。このアプリ自体は以前からあったものみたいですが、ここ最近になってGTSportやGT7にも対応したようで、それで情報が流れてきたのかもしれません。

導入方法や簡単な設定方法などを書いてみようと思います。

まずアプリをダウンロードです。
上記リンクからステアリング近辺に設置するスマホ・タブレットへインストールします。インストールして中をぱっと見る限り無料状態では僅かなウィジェットやテンプレートしか使えず、あまり使い勝手は良くないかもしれません。見てみたところ動かしたいゲームごとに課金してアンロックするみたいで、GT7では430円を課金する事でGT7に対してフル機能を使えるようになるみたいです。F1 2022とかもアプリ毎に課金して対応させる感じですが、今現在対応している全てのゲームに対応させるには1400円ほどの課金で全てのゲームでフルに使えるようになるみたいです。よって3~4本のゲームで遊ぶならそれほど金額は変わらないのでフル版での課金がお得かな?と言う感じでしょうか。私は現時点でGT7しかしていませんので、GT7のみの使用という事で課金しておきました。

設定も超簡単。PS5(PS4)の設定画面からネットワークを開き、ネット回線につないでいるローカルIPアドレスを入力するだけです。ただしルーターなどでDHCPを使って自動割り当てしてる場合は毎回ローカルIPが変わる可能性があるので出来れば固定IPアドレスにする設定をルーター側で行っておいた方がベストです。スマホとPS5(PS4)を繋ぐ必要もなく、特殊な設定もせずIPアドレスを設定するだけで使えるようになるというのはビックリでしたし、遅延もほぼ無いので時代の進化は凄いなと感じた次第(笑)

アプリを見てて凄いなと思ったのは、有志の方?が作られたオリジナルダッシュボードデザインが大量にアップロードされており、それをダウンロードして組み入れる事が出来る事です。

デザインブラウザという項目を開くと、自分でデザインを作るモードとテンプレートをDLするモードに分かれています。

こちらからテンプレートモードへ進むと一覧で大量に出てきます。
上の検索窓で「GT7」とかで検索すると、GT7で対応する表示モードに応じたテンプレートが沢山出てくる形です。

ぱっと見て適当に気に入ったものをDLしておいたのがこちら。

これだけでも430円課金とか余裕で元が取れてると思ったのは自分だけではないかと思います(笑)
中を見てておーって思ったのは、GT7のインフォメーション画面には表示されない「タイヤ温度」なる項目がある事。色々と調べてみると今年の夏?くらいに海外情報サイトでGT7のデータ解析を行ったら、モーションシムで使われる筐体を動かすためのデータやタイヤ温度などのパラメーターが送られてきているという事が分かったようで、それらデータを使って今回のアプリを作られているんだと思います。

試しにタイムアタックモードで走らせてみると、例えばフロントタイヤだと最初は59~60度くらいで始まり、コーナーでアウト側のタイヤ温度が上がっていきまた下がる、数周するとタイヤ温度のベース?が少しづつ上がっていく(1周目はストレートでタイヤが冷えた段階で60度くらいなのが、3~4周目には70~80度くらいまで上がる、みたいな)のが数値ではっきりわかります。

タイヤ温度も視覚的に数値だけではなくビジュアルで色変化をさせる事もできます。設定で例えば80度以上になったら黄色、100度以上になったら赤色にするみたいな事も出来るので、数値だけじゃなく視覚的にも色々分かりやすく出来るのが凄い所かと思います。

まあ、GT7でタイヤ消耗有りのレースなどでどのように使うか、という部分においては正直基準がないためあくまで数値は目安という事になるかと思いますが、例えばフロントタイヤを何度以上に上げない走りをすれば消耗度相が少なくなるなどの情報が集まってくれば、その辺りを参考に走らせ方を変えるなどの戦略も出来るのかもしれません。個人的にはあくまで数値が出ているだけで、じゃあそれをどう生かすのか、って所はまだ分からないかな?っていう感じかなと思ってます。


お次はオリジナルダッシュボードを作る手順です。
ダッシュボードは複数記憶出来るので、テンプレートでDLした画面はそのままで新規に作っていけます。先ほどの自分で作るモードの方に入ると、何も置かれていない画面が表示されます。

ここでAdd Widgetボタンを押すと、項目ごとにパーツを選択できる画面へ移動します。ここで背景をどうするかとか、各情報を見るパーツを好きな位置に配置していけるわけです。
下記ではギアボックスというカテゴリーの中を見ています。RPM(回転数)やギアの表示をどういうビジュアルにするかという選択肢が出てきます。

例えばここで数字のギア表示を選ぶと下記のようにダッシュボード上に大きく数字が配置されます。
またこの表示領域は好きな場所へ動かす事ができ、右側にある拡大・縮小ボタンを押す事で大きくしたり小さくしたりすることもできます。

背景(いわゆるHUDを表示させてる枠部分)や好みのウィジェットを配置し完成させるとこのような感じになるます。

こちらはF1風の速度・ギア・アクセルとブレーキ開度などが表示される円形状のウィジェットにガソリンメーターとタイヤ温度の表示だけでセットアップしてみた分です。
これでGT7を走らせると各項目がちゃんと動きます。


後はスマホをどのように固定するかです。
横に置くのも良いですがレース中にわき見する余裕はあまりないですし出来ればステアリング周りに置きたいところ。

仮でハンドルの隙間から見えるような位置に置いてみましたが良さそうです。

しかしここへ固定しようと思ったら何か器具を自作するしかないなーと思ってましたが、流石に色々ありますね。amazonみてたらT300RSに対応するブラケットが普通に売ってました(笑)

SIMPUSH Thrustmaster スラストマスター レーシングダッシュボード スマホホルダー スマホスタンド マウント

ただこちら、海外からの発送で納期がそこそこかかりそうなのと、画面枠の部分が4.7インチのiPhone6~8にピッタリあうような設計になってるっぽいんですよね。
そうなると自宅で余ってるスマホは6インチ近いものなので、スマホ本体自体は幅に何とか収まりそうですが画面は確実に枠の外にはみ出てしまいそうです。切って拡大するしかないのかなーとか思ってましたが、このアプリは画面表示領域の設定も出来たりしました。

スマホ画面領域一杯に表示する方法の他に、左右に黒帯を付けた状態で表示するようにしたりとか。この設定をうまくやればきっちり映るかもしれません。購入していないので試してはいませんが。


あとはT300RSと交換するハンドルを別途購入して貼り付けるかです。

T300RSに対応する交換型ステアリングは色々出ているのは知ってたのですが、純正品以外でコントロールボタンをそのまま残して付け替えるステアリングなども売ってるようです。中でも下記の分はスマホ付けるには良さげな上部スペースがあるなと思っています。

SIMPUSH スラストマスター thrustmaster T300 GT3 F1 レーシング ホイール
SIMPUSH スラストマスター Thrustmaster T300 F1 Huracan レーシングゲームステアリングホイール 改造用

色々と悩んでしまいますが(笑)、今やコンシューマーゲーム機でもこんな便利なものが使える時代になったんだなと驚いてしまいました。
正直、タイヤ温度が見れたから速く走れるのか?と言えば、恐らくそうではないと思うんですが、とにかく見た目が最高にかっこよくなりますし(笑)、気合が出そうですし何よりステアリングに画面があるのってF1みたいでかっこよいじゃないですか!それだけでも導入したいと思わせてくれるものなので、どのようにしようか楽しみながら悩んでみようと思います。

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