ルノー2007年体制発表

ルノーが先に動きましたね。ちょっとビックリでした。
来期ルノーF1チームは、ジャンカルロ・フィジケラとヘイキ・コバライネンの2人で戦う事を発表。フラビオ・ブリアトーレはそのままチーム残留、テストドライバーにリカルド・ゾンタとネルソン・ピケJrが新加入。

この動きはすなわちライコネンの動向がフェラーリ移籍かマクラーレン残留かのどちらかに絞られた事も意味します。そしてミハエルの動向は・・・?


ルノーは6月にフィジケラの残留は発表していましたが、2ndにテストドライバーのコバライネンを昇格させるという私にとってはサプライズを発表しましたね。コバライネンのウワサは以前から出ていましたが、チャンピオンチームがいきなりルーキーを乗せるというのはかなり珍しいと思います。

マクラーレンが21歳のルイス・ハミルトンを来期ドライバーにしたらビックリですが、多分それは無いかと思うんですけどね・・。やっぱりレンタルとして中堅チームあたりでデビューさせ経験を積ませてから戻すというのが一番良いはずです。ロン・デニスなどは堅実ですからそんなギャンブルはしないと思うんですけどね・・。中堅チーム辺りであれば、シーズン中に光る速さを何度か見せれば、やっぱりアイツは速い、というイメージになります。しかしいきなりタイトルを目指せるレベルのチームに移籍してしまうと、良い走りをして「当たり前」、良いところを少ししか見せれないと「期待外れ」という形になりかねません。1994/1995シーズンのデーモン・ヒルがその部分で苦しみましたからね・・。

そういう意味でコバライネンのレースドライバー昇格というのはビックリでした。勿論テストドライバーとして相当距離も走ってますし、チーム関係者に速さを見せているのでそういったところが決定要因だったとは思いますが、レースドライバーとなって歯車が狂う事って今までも何回も見てきてますからね・・。デビューシーズンがいきなり正念場となる形ですが、頑張って欲しいと思います。

また、恐らくライコネンとルノーとの契約はあったのだと思いますが、それも「フェラーリがミハエルを来期も乗せる場合のみ有効」な契約であったと思います(ほぼ間違いないでしょう)。
そう考えると、ここでルノーがライコネンではないラインナップを発表したという事は、ライコネンはフェラーリ移籍かマクラーレン残留かのどちらかになると思うのですが、雰囲気的にここまでフェラーリ+ライコネンに関する噂話が出ている以上、ライコネンとフェラーリとの契約が無い(マクラーレンに残留を第一に考えている)という事はまずありえないでしょう。

またライコネンは今期散々なマクラーレンに残留、ましてやアロンソと組むという事は考えにくく、フェラーリに移籍するしか考えにくいです。そう考えるとここ1~2日で話が大きくなってきたモンツァGP後に発表されるであろう、フェラーリのラインナップにミハエルが居ないという可能性は非常に大きくなってきたと考えられます。

よって、来期フェラーリはライコネン+マッサのコンビ、そしてミハエルは「引退」というシナリオが現実味を帯びてきたというのが個人的な予想です。逆にマクラーレンの来期ラインナップも非常に気になりますね。個人的には苦労人デ・ラ・ロサに乗ってもらいたいですが、まさかどんでん返しのハミルトンもあり得るのでしょうか・・・。ロン・デニスの決断にも注目です。

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