2007年 F1 ヨーロッパGP

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昨晩のF1は大波乱な展開でした。それよりも衝撃だったのが、予選Q3でのハミルトンのクラッシュでした。速度自体は大分減速していたように見えたのですが、衝突角度が悪かったのかグサっとタイヤバリアに刺さった形でしたので、ドライバーに衝撃が結構あったのかもしれません。ハミルトンは点滴を受けながら担架で運ばれるというショキングなシーンが映りましたが、本人は親指を立てて「OK」と意思表示してましたので、大きな怪我はしていないとは思いましたが、レースに出れるかどうか心配してましたので、無事出走出来てよかったです。 しかし予選は10番手となってしまいましたので、連続表彰台が途切れてしまうのか、それとも凄まじい追い上げを見せてくれるのか、非常に楽しみでした。


さて、ニュルの大荒れレースは1999年を思い出しますが、今回はスタート直後に大波乱でした。 1周目に突如大雨が降り出し、大混乱に・・。そんな中、FL中に雨を察してインターミディエトに交換したF1デビューのスパイカー ヴィンケルホックがラップリーダーに(!)。しかも翌周にエクストリームウェットに交換して、さらにタイム差を広げたようで、赤旗中断時には2位マッサに30秒くらいの差を広げていました。中断時のグリッド上には、先頭にスパイカーがいるというのも衝撃でしたが、当の本人も驚きだったでしょうね(笑)。でも今回限りだと思われるスポット参戦で、ドイツ人ドライバーが地元GPで僅かでもトップを走ったという事は、ずっと思い出に残ると思いますし、勿論公式リザルトにもラップリーダーとして記録に残りますしね。本人にはとても貴重な体験だったでしょう。

1周目の1コーナーでコースアウトして止まっていたハミルトンは、エンジンが掛かったままだったようで、コースにマシンを戻してもらい再スタートしましたね。あんなシーンは初めてみました(笑)。しかし、セーフティカー先導の時にラップ遅れを取り戻す際に先頭に出ましたが、その後直ぐに再スタートとなりましたので、結局1周遅れ近い最後尾からのスタートとなった時点で、彼のレースは終わったといった感じでした。

レースはマッサがトップ、アロンソが2位、スタートで大幅に遅れたライコネンが3位でアロンソを追い上げる展開でしたが、またしてもライコネンのマシンはトラブル・・。以前から「ミハエルが来るレース」は勝てないって聞きますが、今回もでしたね。今回のノーポイントはハミルトンが9位でポイントを増やせなかっただけに、非常に大きかったと思います。ドライでは明らかにフェラーリが速かったので、今回は天候にも大きく左右されたと思いますが、この信頼性を何とかしないとシーズン後半が厳しいものになっていくでしょう・・。

終盤雨がまた降り出して、ウェット路面での優位性を生かしてアロンソが逆転。そのままチェッカーを受けて3勝目。ポイント差は一気に「2」まで縮まり、チャンピオン争いは全く分からなくなりました。マッサも8ポイント獲得で、ハミルトンとの差を「11」まで縮めました。レース後、アロンソはマッサにぶつけられたと文句をいい、マッサもそれを聞いてこっちの台詞だとばかりに怒ったという「揉め事」が起こっていましたが(生放送で映ってました)、直ぐに仲直りしたみたいですけどね(笑)。シーズン後半に突入し、一気に混戦模様となってきました。

SAF1勢は今回の波乱をモノにする事が出来ませんでした・・。予選20番手のクルサードが5位に入った事を考えれば、十分チャンスはあったと思いますが、琢磨は油圧系トラブルでリタイア、デヴィッドソンも完走は果たしたものの、運に助けられる事が無く12位完走。もったいなかったですが、次戦に期待です。